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【調査結果】保育園の新型コロナ対策の実情~子どものマスク着用・おもちゃの消毒・給食の対応について

マスクをして遊ぶ男の子
新型コロナウイルスは、保育園や幼稚園での生活にさまざまな悩みや不安をもたらしています。園は集団生活の場でもあるので、対策に迷うことも多いのではないでしょうか。今回は、ほいくisで実施した現役保育士さんへのアンケート調査を基に、保育園での新型コロナ対策の実情をご紹介します。

保育園の新型コロナ対策はどうしている?

赤ちゃんを抱っこする保育士
新型コロナウイルスは飛沫による感染が多いことから、マスクを着用したり、大人数で集まることを控えたりして対策することを推奨されています。しかし保育園や幼稚園、認定こども園は、子どもたちが集団生活を送る場でもあり、保育をするうえでどうしても子どもと子ども・子どもと保育者の距離が近くなることから、人との間隔を空ける、いわゆる「ソーシャルディスタンス」が取りづらい環境となっています。

そのような状況の中で、実際に各園ではどのような対策を行っているのでしょうか。また保育者の皆さんは、新型コロナ対策についてどのような悩みを抱えているのでしょうか。

今回ほいくisでは、公式Instagramアカウントで「園生活の各場面でのコロナ対策」や「具体的な対策方法」、「困っていること」などについてアンケートを実施しました。ここでご紹介するのはあくまで各園の対策例であり、感染症対策の正解や、それを推奨するものではありません。ひとつの意見として、参考にしてみてくださいね。

みんなの保育園での新型コロナ対策

園での新型コロナ対策について公式Instagramでアンケートを実施したところ、たくさんの意見が集まりました。ひとつずつご紹介していきます。

おもちゃは「毎日消毒」が7割以上

おもちゃや絵本の使い方、どうしてる?のアンケート結果
毎日消毒 832件(75.8%)
消毒できるものしか使わない 106件(9.7%)
数時間おきに消毒 87件(7.9%)
1日に使っていい個数を制限 73件(6.6%)
「おもちゃや絵本の消毒、どうしてる?」という質問には、1,098件の回答が集まりました。その中でも最も多くを占めたのは「毎日消毒」で75.8%。続いて「消毒できるものしか使わない」が9.7%、「数時間おきに消毒」が7.9%、「1日に使っていい個数を制限」が6.6%という結果になりました。

保育をする中で、子どもたちが触れるものとして欠かせないのが「おもちゃ」や「絵本」。1日の中でも多数の子どもたちが代わる代わる触れるので、こまめに消毒をしている保育者の方も多いようです。

とは言っても、消毒作業は意外と時間がかかってしまいますよね。そのため、おもちゃの種類や個数を制限してなるべく負担を減らすよう工夫している園もあるようです。

その他には、自由記述で以下のような回答もありました。
  • 土曜日にまとめて消毒している
  • 殺菌庫(滅菌庫)に入れて定期消毒
  • 1度使ったら消毒
  • マンツーマン保育なので子どもごとにおもちゃを変える
  • 遊ぶ前に手指消毒

給食は対応がさまざま

給食のとき、どうしてる?のアンケート結果
アクリル板を付ける 542件(34.0%)
グループになって食べる 521件(32.7%)
全員同じ方向を向いて食べる 394件(24.7%)
席をくっつけないでバラバラで食べる 137件(8.6%)
「給食のとき、どうしてる?」という質問では、1,594件の回答が集まりました。「アクリル板を付ける」が34.0%、「グループになって食べる」が32.7%、「全員同じ方向を向いて食べる」が24.7%、「席をくっつけないでバラバラで食べる」が8.6%となっています。

園の給食は、みんなで食べることで楽しさを感じる機会でもあるので少し寂しいですが、遊びと同じように対策が必要とされている場面でもあります。また乳児クラスでは保育士の介助が必要だったり、「声を出さずに食べる」ということが難しかったりする場合もあります。子どもを制限しすぎず、無理のない範囲で対策ができると良いですね。

その他には、自由記述で以下のような回答がありました。
  • テーブルを離して黙食/1人1台の机で食べる
  • コの字型にして間隔をとりながらも、コミュニケーションもとれるようにする
  • 職員は一緒に食べない
  • 前と左右をパーテーションで区切る/手作りのついたてを使う
  • クラスを半分のグループにして、時間を分けて食べる

マスクの着用は年齢に注意

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