おむつの保管方法

園児一人が1日に使う枚数に2、3枚プラスして朝セットしておくと、保育中に慌てておむつを探しに行くことがなくなります。私が勤務しているときは、たくさん業務が重なり慌てているときほど、「おむつがないっ!」ということがよくありました。
「〇〇ちゃんのおむつありますか? あったらください!!」と、大声でお願いすることも多々ありました。そのため、朝の準備がとても大切なのです。
また、園で用意するおむつはS・M・L・ビッグなど、サイズが一目瞭然で分かるように、カゴを使って収納しましょう。100均で売っているもので十分ですよ。ひとつのカゴには1サイズ収納が基本。こうすれば、在庫数の見える化ができます。

おむつ替えグッズは、動作動線を考えて

グッズを取るために立ったり座ったり、あっちにいったりこっちにいったりと、うろうろせずに済むように、予めおむつ替えをする場所の近くにまとめて置くことがポイントです。もちろん、子どもたちがいたずらしないことも考慮する必要があるので、懸念がある場合はカゴでまとめて普段は子どもの手が届かない場所に置くなど、場所はよく考えてみましょう。
また、忘れずに考えておきたいのが処理後のおむつ用ゴミ箱の使いやすさと配置。フタの開けやすさ、汚物が入れられる容量など、保育士の負担になる要素があれば、細かく改善していきましょう。
おむつ替えの記録方法

私も経験がありますが、後で記録しようと思っても、忙しい保育の現場ではなかなか厳しいです。次から次へと仕事が押し寄せてきて、記録のことをすっかり忘れてしまうなんてことがないように、動作動線を考えて記録グッズは必ず近くへ置くようにしましょう。
まとめ
集団生活の中でのおむつ替えは、衛生面から考えてもとても大切です。1日の流れを確認し、その日に必要なものは朝のうちに準備しておくことがポイント。スムーズに、そしてキレイなおむつ替え空間を保てるように、常に改善点がないか確認して行きましょう。一度決めた収納場所が永遠ではありません。まずは、「今週はこのように収納してみるので皆さんの使い勝手を教えてください」というスタイルで、試行錯誤するのもいいかと思います。保育士はそれぞれ、使いにくい点や困る点が違うと思いますので、意見交換の場を作ると、より良い保育環境が整っていくと思います。
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