節分遊び
2月の代表的な季節行事といえば、「節分」ですよね。保育園や幼稚園・こども園では、節分のお話を絵本で読んだり、歌を歌ったり、製作を行ったりと、当日までに節分の気分を盛り上げる活動を用意している先生が多いのではないでしょうか。今回は、節分行事の導入にオススメの遊びアイデアを全部で6種類紹介します。
節分の由来や子どもたちへの伝え方、おすすめの絵本などはこちらの記事で紹介しています。園で豆まきをする際の注意点も記載していますので、併せて参考にしてみてくださいね。
節分遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- 節分について知り、親しみを持つ
- 豆まきや製作・遊びを通して行事を楽しむ。
①豆まきで鬼退治
対象年齢
2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- なし
遊び方
①鬼のお面を先生が付けて、子どもたちの前に現れます。②子どもたちは、「鬼は外!」「福は内!」と掛け声を言いながら、鬼に向かって豆を投げ、鬼退治をします。
ポイント
「怒りんぼ鬼」「好き嫌い鬼」「泣き虫鬼」のように、子どもたちの成長過程の中で克服したいことを鬼に見立てて、「どの鬼さんを追い払おうか?」と相談しながら鬼退治をするのもおすすめです。豆は誤飲を防ぐために小袋に入ったまま投げるか、豆に見立てた手作りのボールなどを使うといいでしょう。また、鬼以外に向かって豆を投げないということは徹底しましょう。先生が鬼役をすることができない場合には、的当ての的で代用するようにしましょう。
▼鬼のお面の作り方はこちら
②鬼の玉入れゲーム
対象年齢
1歳/2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- 段ボール
- 色画用紙
- ガムテープ/テープ
- カラーペン
- カラーボール
遊び方
①段ボールに色画用紙やカラーペンで飾り付けをして、鬼のイラスト描いた入れ物を作ります。②子どもたちは、カラーボールを入れ物に入れて遊びます。※低年齢児は近くから入れること自体を楽しむ、幼児は少し離れて投げ入れて遊ぶ
ポイント
玉入れの遊びを節分仕様にアレンジしたアイデアです。「10個ボールが入ったら鬼を倒せる」「2つ入れ物を作り、先にボールでいっぱいになったほうが勝ち」のように、自由にルールを加えて遊んでもいいですね。豆(ボール)は、子どもたちと新聞紙を丸めて一緒に作ったものを使うのもおすすめですよ。③鬼のボーリングゲーム
対象年齢
3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- ペットボトル(500mL/3~6本)
- フラワーペーパー(花紙/好きな色を何種類か準備)
- 折り紙(黄色/本体用、黒色/眉毛用、赤色/口パーツ用)
- 丸シール(目のパーツ用)
- 新聞紙
- ガムテープ(色付き)
- 両面テープ
- 油性ペン
- ハサミ
遊び方
①ペットボトルを使って鬼のボーリングピンを作り、9つ並べます。②少し離れた所から、豆(ボール)を転がし、ピンを倒して遊びます。
ポイント
鬼退治をボーリングに見立てたゲームです。初めは近くからボールを投げて、だんだん距離を離してみましょう。また、何本倒せたかをお友だちと競ったり、ピンごとに得点を変えて、得点を競ったりするのも楽しいですよ。▼詳しい作り方はこちら
④鬼の的当てゲーム
対象年齢
2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- 布おもちゃの的
- 布おもちゃのボール
遊び方
①布おもちゃの的(鬼の顔を縫い付けたもの)を壁にかけます。②布おもちゃのボールには、マジックテープを付けておき、鬼の顔にボールが当たったらくっつくようにしておきます。
③子どもたちは、布ボールを鬼に向かって投げて遊びます。
ポイント
ボールが鬼の顔に当たると、くっつく! 鬼退治できたことが分かりやすい布おもちゃです。ボールは当たっても痛くないので、低年齢児さんでも安心して遊べますよ。布おもちゃを作るのは少しハードルが高く難しい場合は、ボールをくっつけることはできないものの、ダンボールや画用紙に鬼のイラストを描いて壁に貼り付けることで的として代用してもよいかもしれませんね。
▼布おもちゃの鬼の的当ての作り方はこちら
⑤豆つかみゲーム
対象年齢
3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- 豆
- 箸
- 紙皿(2枚で1セット)
- カラーペン
遊び方
①紙皿の底に、それぞれ赤鬼と青鬼のイラストを描いておきます。②どちらかの紙皿に、節分のお豆を入れます(鬼の顔が隠れるくらい)
③「よーい、どん!」でお箸を使ってお豆を掴み、もう一方の紙皿に移し替えていきます。
④全部のお豆をもう一方に移し、鬼のイラストが見えたら成功です!
ポイント
お箸の練習をしている時期の子どもや、お箸が使えるようになった子どもにおすすめの遊びです。初めは速さは気にせず、全部お豆を移し替えることができたら鬼の顔が見えてくるのを楽しみましょう。慣れてきたら、時間を測ってスピード記録に挑戦したり、お友だちと競い合っても楽しいですよ。また、まだお箸が上手く使えない子は、指で1つずつつまんで移動させてもいいでしょう。成長段階に合わせてアレンジしてみてくださいね。保育者は、子どもがお豆を誤って口に入れたりしないよう、注意して見守りましょう。
▼詳しい作り方はこちら
⑥鬼の輪投げゲーム
対象年齢
3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- 段ボール
- 色画用紙
- のり
- テープ
- 新聞紙
- ビニールテープ
遊び方
①段ボールに鬼の顔を色画用紙で作って貼り付けます。②色画用紙でツノを作り、鬼の頭から生えるように貼り付けます。
③新聞紙で輪っかを作り、ビニールテープで補強します。
④少し離れた所から輪っかを投げて、ツノに輪っかを引っかけて遊びます。
ポイント
輪投げの遊びを、節分仕様にアレンジしたゲームです。鬼の象徴であるツノを、輪投げの棒(的)として遊びます。「どの鬼さんを倒そうか?」と、子どもたちと相談しながら輪っかを投げて遊ぶと楽しいですよ。ツノの部分は、ほいくisで配布している、「三角帽子を簡単に作れる製作用型紙」を使うと簡単に作れます。下のボタンからダウンロードできますので、ぜひどうぞ。
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