担任発表がされたら新年度目前!
「自分は来年度どの立場で仕事をするのか?」「何歳児の担任になるのか?」「今のクラスを持ち上がりで見られるのか?」など、楽しみと不安、ドキドキが入り混じった気持ちになりますよね。
今回は、どのクラスに配属されても問題ないように、新担任の発表が行われたらやっておきたい事前準備についてご紹介します。新年度が本格的に始まる前に、しっかりと準備をしておきましょう。
新年度までにしておくこと
時期は園ごとにさまざまですが、新しい担任が発表されたら、現在のクラス運営の合間を見て少しずつ次年度の準備を始めていきましょう。①子どものことを把握する

- 生活習慣はどこまで身に付いている?
- 支援が必要な子どもはいる?
- 家庭環境はどうか?
大規模な園では、他のクラスの状況が分かり辛かったり、関わりが少ないこともあります。少しずつでも事前に情報を集めるようにしておくと、4月から慌てることなくスムーズに保育が始められます。
②子どもと実際に触れ合う
もし時間に余裕があればですが、新クラスの子どもたちと触れ合う時間を設けるのも効果的です。例えば、『担任交換』も一つの方法。1日だけ新しいクラスの子どもたちの担任をするというもので、おおよその雰囲気や子どもたちの様子が分かるので、取り入れている園もあります。特に乳児クラスでは人見知りをする子どもになると、新年度になかなか新しい先生に馴染めない…ということもあります。慣らし保育の感覚でやっておくと良いかもしれませんね。
③新クラスの保育をイメージしておく
「トイレトレーニングを始めたい」「手遊びが好きだから、エプロンシアターも用意してみようかな」など、事前に把握した子どもたちの様子に合わせて新クラスでの活動を自分なりにイメージしておくことも大切。指導計画を立てるときに困らないよう、前段階としてやっておくと良いでしょう。とは言え、現在のクラスでやらなくてはいけない仕事もあると思いますので、無理せず少しずつ準備を進めてくださいね。
④自分のクラスの引継ぎ

その際は、引継ぎを受ける側の視点に立ってアドバイスをしてあげましょう。自分が新クラス担任に向けて準備する中で知りたいことなどが参考になると思います。お互いに協力して、スムーズに進むようにできると良いですね。
⑤新年度の行事担当割り振り
新年度の行事が決まっている場合は、早めに担当の保育士を割り振っておきましょう。入園式や春の遠足など、すぐにやってくる行事は経験者の保育士さんを担当にするのがおすすめ。新人保育士さんの場合、前期はサポートに回ってもらい、後期からは徐々に行事のリーダーとして積極的に動いてもらえるようにすると良いでしょう。⑥保育室の環境設定

トイレや、おむつ替えスペースまでの導線なども考えておくと良いですね。帽子や靴下を入れる収納ボックスを準備することも忘れずに。手作り収納の作例をご紹介しておきますので参考にしてみてくださいね。
⑦誕生日表作り
意外と時間がかかるのが誕生日表作り。クラスごとに作っている園の場合は、早めに取り掛かっておくと安心です。新しいクラスの子どもたちについて、現担任に情報を聞いて誕生日表のテーマを決めると子どもたちも喜んでくれそうです。新入園児がいる場合は、その子の名前も忘れずに入れてくださいね。
⑧名前シール作り・貼り替え

子どもごとにマークを決めている園もありますが、その場合は割り振りも忘れずに。実際に貼り替えるのは、新年度の前日になると思いますので、事前に準備しておくとスムーズですよ。
⑨書類の作成
担任が決まり、来年度の方向性などが決まってきたら、年間カリキュラム(年間指導計画)を作り始めましょう。また4月のおたよりや月案、週案なども、できる範囲で着手しておくと安心です。新年度の直前や始まってからすぐの時期はやることも多く、書類作業に使える時間も限られます。できるものは早め早めに対応しておきましょう。
新年度に向けて準備を始めよう
新年度は1年の中でも一番バタつきやすい時期です。できることから準備をして、少しでも早く落ち着いて保育ができるようにしておきましょう。▼関連記事はこちら