①てぶくろ
[てぶくろ]作:ウクライナ民話
絵:エウゲーニー・M・ラチョフ
訳:内田 莉莎子(うちだ りさこ)
出版社:福音館書店
雪の中、ぽつんと落ちていた片方だけの手袋。それを見つけたねずみは、「ここでくらすことにするわ」と言って、手袋の中に入ります。すると、次々と動物たちがやってきて・・・?
ウクライナ民話から生まれたロングセラー絵本です。どんどんと生き物たちが増えていく様子に「そんなに手袋に入れるかな・・・?」とドキドキすると同時に、ワクワクもしてしまいます。冬の定番絵本として、ぜひ読み聞かせてみてくださいね。
②ないしょでんしゃ
[ないしょでんしゃ]作:薫くみこ
絵:かとう ようこ
出版社:ひさかたチャイルド
雪がとけるまでおやすみ中の「もりのてつどう」。大掃除を終えた駅長さんが一息ついていると、突然赤い電車が走りだします。一体だれが運転しているのでしょうか?
おもしろい駅名にドキドキしながらしかけページをめくると、思わず声を出してしまいそうな可愛い展開が! 小さな子どもたちでも楽しめる内容とイラストがおすすめの絵本です。
③おばあちゃんのおせち
[おばあちゃんのおせち]
作・絵:野村たかあき
きりちゃんは、おばあちゃんのおせち作りを手伝うことになりました。料理の手順やおせちの由来を聞いて、家族で迎えるお正月の楽しさを感じます。
巻末には料理研究家・堀江ひろ子さんによるおせち料理の由来解説もついている季節絵本。美味しそうなイラストを見ながら、おせちやお正月について知るのにぴったりです。
④びっくりこたつ
[びっくりこたつ]作:新井 洋行
出版社:講談社
にっこりえがおのこたつさん。すそからひもみたいなものがのぞいています。ふとんをめくってみると、何が出てくるでしょう?
しかけ絵本で有名な新井洋行さんの手掛ける、赤ちゃんから楽しめるしかけ絵本です。こたつをめくるたびに、いろいろなものが出てくるワクワク感が詰まっています。イラストも分かりやすく、かわいい絵柄が魅力的ですね。
⑤かこさとしあそびずかん ふゆのまき
[かこさとしあそびずかん ふゆのまき]文・絵:かこ さとし
出版社:小峰書店
寒くて室内にこもりがちな冬ですが、せっかくなら外で身体を動かしてみましょう! 冬ならではの楽しいあそびがたくさんあります。
ナンテンの枝を使ってはんこ遊び、マツバを使って魚釣り、冬の影遊び・・・身近なものでこんなにも楽しめるなんて! 冬がもっと好きになる、シンプルだけど面白い遊びがたくさん載っています。子どもだけでなく、先生も一緒に楽しめそうですね。
⑥ふゆのまほうつかい
[ふゆのまほうつかい]作・絵:ジュリー・モンクス
訳:代田 亜香子
出版社:小峰書店
雪の降った朝、男の子と女の子が外に出てみると、魔法がかかったように真っ白になっていました。枝の影は鹿の角のよう、積もった雪はしろくまの背中のよう。
柔らかなタッチと淡い色で、冬の美しい景色が描かれています。子どもたちの自由な姿に大人も思わずほっこりする、冬に心温まるおすすめ絵本です。
⑦チリとチリリ ゆきのひのおはなし
[チリとチリリ ゆきのひのおはなし]作:どい かや
出版社:アリス館
お散歩が大好きなチリとチリリ。自転車に乗って森に向かいます。見つけたのは氷の扉! 氷に囲まれた世界で、ふたりの冒険が始まります。
絵本を開くと描かれた真っ白な世界。その中で、チリとチリリの真っ赤なほっぺたや、たくさんの動物たちの姿が際立って温かく見えます。一度は行ってみたい氷の世界にワクワクする、何度でも読み返したい絵本です。
冬の楽しみを絵本で感じよう
寒い冬ならではの楽しさを感じられる絵本がたくさんあります。子どもたちと一緒に、絵本を通して冬の季節の魅力を探してみてくださいね。▼合わせて読みたい!おすすめの絵本記事