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保育者が考える5年後の保育環境とは?|保育者アンケート【5周年特集】

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【5周年特集】保育者が考える5年後の保育環境とは?
ほいくisは2024年7月8日に5周年を迎えました。ほいくisがスタートした2019年以降は社会においても保育業界においても大きな変化を経験した5年間でした。これからの5年間はよりよい保育が行われていることを願って、ほいくisメンバー(会員)のみなさんにアンケートを行いました。5年後の保育環境、そしてご自身のキャリアはどのようになっていると考えているのでしょうか?
【調査結果の転載について】
本調査結果については、以下の2点に対応いただければ転載することが可能です。
1. 出典元として「ほいくis」を明記
2. Webサイトに掲載する場合は下記のリンクを設置
URL:https://hoiku-is.jp/
※リンク設置ができない場合は、個別に問い合わせフォームからご相談ください。

5年前そして5年後の保育環境は?

ほいくisがスタートした2019年以降、最も大きな変化として挙げられるのは新型コロナウイルスの流行ではないでしょうか。保育現場でも感染拡大防止対策や行事の予定変更など、さまざまな対応の変化が求められました。

さらに2023年にはこども家庭庁が発足。これまで、子どもに関する所管がさまざまな省庁に分かれていましたが、保育分野に関しては管轄省庁や役割が再編されました。

このように2019年から現在までは、社会・保育環境に大きな変化があった5年間でした。これからの5年間に大きな変化があるとしたら、よりよい保育につながる変化であってほしいものですね。多くの保育者が登録するほいくisメンバーのみなさんは、5年後の保育環境やご自身のキャリアについてどのように考えているのでしょうか?

ここからはアンケートの結果を紹介していきます。

※コメントは原文を基に読みやすいよう編集部で一部調整

5年後の保育環境はどのようになっていると思いますか?

まずは5年後の保育環境について「こうなるだろう」と予想していること、「こうなっていてほしい」と願っていることなど、ご自由にお書きいただきました。フリーアンサーでいただいた回答をいくつか紹介します。

保育内容について

保育内容について
口コミ投稿した保育者
保育者

子どもが伸び伸び過ごせる、ありのままのじぶんでいられる保育環境になっていてほしい

口コミ投稿した保育者2
保育者

年齢の垣根はあまりなく、子どもの成長に合わせた主体的な保育の展開がされている園が増える。子ども主体での保育に対し保護者の理解が深まる

口コミ投稿した保育者3
保育者

子どもたちが自由に選択し、好きなことを好きなだけ経験できるような個を大切にできる保育環境になっていてほしい

口コミ投稿した保育者4
保育者

子ども主体で子どもたちのやりたいことを重視した保育がなされてほしいと思う。そのために、子どもが興味を持っていることなどを保育士がしっかりと把握し遊びの展開や発展するために、保育準備などを事前にしておく、職員間で話すなどができていてほしい

口コミ投稿した保育者
保育者

これからの保育に求められることとして、療育に対する理解と知識、障がい児のサポートに関する知識とスキルをもっと深められる環境になってほしい

口コミ投稿した保育者2
保育者

SNSの普及が進んでいる現状を考えると、子どももタブレットを使って遊ぶ園が出てくる気がする。出来れば、お外で思いっきり遊んで、中ではブロック等を使う従来の形が望ましい

口コミ投稿した保育者3
保育者

今より働きづらくなる。ちょっとしたことで不適切だと言われる

口コミ投稿した保育者3
保育者

保育士が保育しづらい世の中になる 保育士の子どもに対する熱い思いは変わらないと思うけど、世の中の周りの人から、国からの、保育士はこうであるべき! みたいなのがどんどん膨らみそう

5年後の保育内容においては、子どもの主体性について言及した回答が多く寄せられました。療育や障がい児支援についての知識やスキルが求められていくとの声もあり、今よりも一人ひとりに寄り添った保育が行われることを望む保育者さんの思いが感じられます。中には、ICTの進化により子どももタブレットを使用するようになるのではと予想されている方もいました。一人ひとりの主体性を尊重した保育が進み、子どもたちが生き生きと過ごせる環境を望む保育者さんが多いことが分かります。

一方、「不適切保育」について触れられた回答もいくつかありました。不適切保育のニュースやSNSの普及によって社会や保護者からの目が厳しくなっており、今後はさらに保育が難しくなると感じている保育者さんもいるようです。

労働環境について

労働環境について
口コミ投稿した保育者3
保育者

ICTが今よりも多く取り入れられ、保育者の仕事量が減って、子どもの内面を考える時間や対応について考える時間が増え、働き方が今とは変わっていると信じたい…

口コミ投稿した保育者4
保育者

書類関係の仕事がなくなり、保育者が増え、乳幼児期に丁寧に関われる環境になっていてほしい

口コミ投稿した保育者
保育者

少しずつICTの導入が進んでいき、今現在は手で行っている記録なども電子化され、これまでの子どもの姿の共有がスムーズになる。また、それによって残業も減り、よりいっそう子どものための仕事が出来るようになる

口コミ投稿した保育者2
保育者

全体的に保育業界の給料が上がって(国が一気に渡して各園に任せて、手当等であげるのではなく、国全体で保育士の評価を上げて基本給の基準をあげる)就職希望者が増え、ゆとりのある保育が出来ればいい

口コミ投稿した保育者3
保育者

子育て中の保育士が働きやすい環境ができていてほしい。人員が十分に確保されて、人生においてそれぞれのステージにいる保育士が誇りを持って、仕事とプライベートを両方大事にできる環境ができてほしい

口コミ投稿した保育者4
保育者

保育士によるトイレ掃除が外注になり、休憩やクラスごとの話し合いや、研修に使われるようになるのが当たり前になる

口コミ投稿した保育者
保育者

今と、ほぼ変わらないと思う。保育の現場は昔からほとんど変わっていないから。変わって欲しい、働きやすく、子どもにも良い環境を…と願っているが、現実には難しい。国がお金の使い方を本気で考えない限り無理だと思う

口コミ投稿した保育者2
保育者

デジタル化が進み、常にカメラが保育室にあり、管理されていると思う

労働環境については、ICTの導入が進むと予想されている声が多く寄せられました。事務仕事の業務改善が進み、今よりも余裕をもって子どもたちに向き合える環境になることを期待する保育者さんが多いようです。また給料が上がってほしいとの声も多数寄せられました。

一方、今とほぼ変わらない、デジタル化が進むことで「カメラで管理されそう」といった意見も。仕事量と給料が見合っていないと言われる保育士ですが、保育者さんや子どもたちのためにも労働環境や待遇はしっかり改善されてほしいですね。

保育士の配置について

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