冬はどんな季節?

冬は、日が沈むのが早くなり、一年で最も寒い季節。地方によってはあたり一面真っ白な銀世界を見渡せる地域もあるでしょう。寒さは厳しくなりますが、クリスマスやお正月など楽しい行事が目白押しで、大人も子どももどこか浮足立つ季節でもあります。行事に向けてさまざまな活動を計画している保育園も多いかもしれませんね。冬を思い切り楽しむためにも、栄養たっぷりの旬の食材をとり、健康に過ごしましょう。
ここからは、冬に旬を迎える食材の特徴について紹介します。
園での食育活動については、こちらのセミナーでも詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
冬が旬の食材の特徴

また冬野菜には寒さで凍ってしまわないよう細胞に糖をたくさん蓄積するため、食べたときに甘くておいしいものが多いです。レンコン、ニンジンなどの根菜類は血行を促進し、冷えの解消につながる効果も。冬の魚介類はタラやアンコウなど子どもも食べやすい低脂質でたんぱくなものが豊富です。
冬の行事食

ここでは、冬の行事食の例を紹介します。
| 行事 | 行事食 | 由来 |
|---|---|---|
| 冬至(12月) | かぼちゃ(なんきん) | 栄養価が高く風邪予防になるため。「ん」が2つく食べ物は「運」を呼び込むとされているため |
| クリスマス(12月) | チキン | 西洋では七面鳥を食べるが、日本では手に入りやすいチキンを食べる文化が根付いたため |
| 人日の節句(1月) | 七草がゆ | お正月のご馳走に疲れた胃を休め、1年の無病息災を祈るため |
| 節分(2月) | いわし(鰯)、豆 | いわしは体の中の邪気を追い払うため。豆は邪気を払い、健康と幸せを願うため |
冬が旬の食材
冬が旬の食材にはどんなものがあるのか、またそれぞれの特徴について、「果物・野菜」「海産物・その他」に分けてまとめました。保育者さんが旬の食材について詳しく知っていれば、給食の時間や食育活動の中で子どもたちに伝えられます。ぜひ参考にしてくださいね。果物・野菜

| 食材 | 旬の時期と特徴 |
|---|---|
| ホウレンソウ | 11〜3月が旬。鉄やビタミン、亜鉛などさまざまな栄養が含まれており、寒くなると甘みと栄養分が増す |
| ハクサイ(白菜) | 旬の季節は11月〜2月。水分が95%ですが、カリウム、カルシウム、ビタミンCなどの栄養素が含まれている |
| ダイコン(大根) | 秋から冬にかけて旬を迎える、ビタミンやミネラルが豊富な食材。葉にも栄養が豊富で、β-カロテンカルシウム、鉄分などが含まれる |
| レンコン(蓮根) | 秋の終わりから冬に出回るものは晩秋レンコンと呼ばれる。ビタミンCやカリウム、ポリフェノールなど栄養も豊富。縁起がよい食材なので、おせち料理にも使用される |
| サトイモ(里芋) | 秋から冬が旬の野菜で、12月に流通量が多くなる。ねばねばした部分には食物繊維の一種「ガラクタン」という栄養素が含まれている |
| ニンジン(人参) | 冬ニンジンは甘みがあり栄養価が高いのが特徴。お節料理に使われる金時ニンジンは11月〜2月が旬。β-カロテン、ビタミンC、葉酸などが豊富 |
| ブロッコリー | 11月〜3月が旬の食材。ビタミンやミネラルを多く含んでおり、特にβ-カロテンとビタミンCが豊富 |
| ネギ | ネギの旬は種類によって異なる。お鍋の具として使われる「長ネギ」は秋から春先にかけて。寒い季節になると甘みと柔らかさが増して美味しくなる。白い部分は淡色野菜、緑の部分は緑黄色野菜で栄養価が異なる |
| セリ | セリは日本各地の山野に自生し、古くから食べられてきた。収穫時期は春と冬。 冬セリは根が柔らかく香りが良いのが特徴で、お雑煮や七草がゆの具材にも使われる。春セリは葉が柔らかいのが特徴 |
| シュンギク(春菊) | お鍋の具として使われるシュンギクは秋から冬にかけて旬を迎え、特に11月から2月に多く出回る。種類が多く葉の形や株の広がり方に違いがあり、葉の切れ込みが深いほうが香りが強いという特徴がある |
| ミカン(温州ミカン) | 皮がやわらかい温州ミカンは冬を代表する果物。出荷数は12月が最も多い。風邪予防に役立つビタミンCが豊富 |
| キンカン(金柑) | 旬の季節は11月〜3月。皮ごと食べられるため、ビタミンC、P、E、カルシウムなどの栄養素を効率よく摂取できる。キンカンの甘露煮はおせち料理の定番 |
| レモン | 国産レモンは12月〜3月が旬。ビタミンCのほかにもクエン酸、ベータカロチン、カリウムなど様々な栄養素が含まれており、疲労回復が期待できる |
| ユズ(柚子) | 古くから冬至に「ゆず湯」に入る風習があり冬の風物詩といえる果物。旬の季節は冬と夏の2回。冬のユズは皮が黄色いのが特徴で夏に獲れるものは「青ゆず」と呼ばれ、緑色をしている。ユズの皮にはリモネンという香り成分が含まれている |
| 洋ナシ(西洋梨) | ヨーロッパから伝わり日本でも栽培されるようになった。丸い形をした和ナシと異なり釣鐘型の形状をしている。旬の季節は秋から冬にかけて。日本で多く栽培されるラ・フランスは10月下旬~12月に食べごろをむかえる |
海産物・その他

| 食材 | 旬の時期と特徴 |
|---|---|
| アンコウ | 11月〜3月が旬。低脂質でコラーゲンが豊富。骨以外はすべて食べることが可能。アンコウの吊るし切りは冬の風物詩とも言われる |
| タラ(鱈) | 魚に冬という文字通り、12月〜2月が旬の魚で鍋料理の定番。低脂質で高タンパクなヘルシー食材で、離乳食にも使われる |
| ブリ(鰤) | 12月〜1月の「寒ブリ」は脂が乗って特においしいと言われている。疲労回復効果が期待できるタウリンやビタミンB1、B2、E、Dなど栄養が豊富 |
| ワカサギ | 10月~3月が旬の魚。北海道や東北では湖の氷上で行うワカサギ釣りも人気がある。骨ごと食べられるので、カルシウム補給に最適。カリウム、ビタミン類、鉄分も豊富 |
| キンメダイ(金目鯛) | キンメダイはマダイなどと異なり、水深200~800mに生息する深海魚に分類される。赤い体色は光が少ない深海では保護色になる。通年通して流通していますが冬の時期のキンメダイは脂がのって美味しいといわれている |
| カニ(蟹) | カニの旬は11月~3月。種類によって旬の時期が異なる。低脂質で高タンパクで、ビタミン、ミネラルも豊富なヘルシー食材。縁起がよい食材と言われ、おせち料理にも使用される |
| カキ(牡蠣) | 種類によって旬の季節が異なる。日本で多く流通する真牡蠣の旬は冬。産卵後に栄養を蓄えるため美味しいとされている。海のミルクと言われるほど栄養豊富で、亜鉛、鉄、タウリン、グリコーゲン、ビタミンB群などを含む |
| ノリ(海苔) | 海苔の収穫は秋から春にかけて10回位に分けて収穫される。産地にもよりますが初摘みされた「新海苔」は11月から2月の期間に出回り、最も美味しいといわれている |
| アズキ(小豆) | 旬の季節は10月~2月。小豆の赤色には厄除けになると言われ、古くからお祝いや行事の料理に使用されてきた。低カロリーでビタミンB群、ポリフェノールなど栄養も豊富なため、近年では健康や美容に役立つ食材として注目されている |
| コンニャク | 11月~1月が旬。コンニャク芋の球茎から作られる加工食品。コンニャク芋はそのままでは食べられないくらいのエグミがある。主成分は食物繊維。栄養豊富で低カロリー |
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冬の食材について知ろう
今回は冬が旬の食材について紹介しました。おいしく栄養たっぷりの旬の食材をとることは、季節感を味わうだけでなく、心身の健康にも繋がります。ぜひ紹介した内容を参考に、冬の食育計画や食育活動を考えてみてくださいね。【関連記事】














