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保育園の装飾に!型紙を使った壁面の作り方【型紙ダウンロードあり】

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保育園の装飾に!型紙を使った壁面の作り方【型紙ダウンロードあり】
壁面装飾をする際に、型紙を使って飾りを作る保育者さんは多いでしょう。園内をパッと明るくしてくれる壁面装飾ですが、どんな型紙を使うか考えたり、細かいパーツを作ったりと手間がかかるのも事実。保育業務の合間を縫っての作業になるため、なるべく効率的に作りたいですよね。そこで今回は壁面装飾に使う型紙の選び方や、作るポイント、役立つ時短のコツを紹介します。 

保育園で壁面を装飾する目的

壁面を装飾する目的

保育園で壁面装飾をする目的として、下記のようなものが挙げられます。
  • 安心できる環境を作る
  • 季節感を楽しむ
  • 作ったものを飾ることで達成感を味わう
  • コミュニケーションのきっかけになる
毎日過ごす環境に明るいイラストの壁面飾りがあると、子どもたちの不安が和らぐ効果があります。また季節感を楽しむことにも繋がり、作品を展示すれば達成感を得ることもできるでしょう。誕生日表や写真を使った壁面装飾はコミュニケーションのきっかけにもなりますよ。

壁面装飾のアイデア

壁面装飾のアイデア

壁面装飾は型紙を使って作る以外にもさまざまなアイデアがあります。ここでは型紙以外の壁面装飾アイデアを紹介します。

子どもの作品を展示する

子どもの作品を展示する壁面装飾は保育園でよく行われている方法の一つ。一生懸命描いた絵やがんばって折った折り紙などを壁に飾ることで、子どもたちの達成感に繋がります。

写真を飾る

壁面装飾には子どもたちの写真を飾る方法もあります。遠足などの行事の様子だけでなく、普段の遊びの様子をとらえた写真をコメント付きで展示することで、会話のきっかけになるでしょう。

ポスターを貼る

ポスターも壁面装飾に活用できます。手洗い場には正しい手洗い方法を描いたポスター、給食室には栄養についてのポスターなど場所に応じて選ぶと良いでしょう。虫や植物、乗り物、ひらがな表など子どもの興味に合わせたポスターもおすすめです。
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型紙を使って壁面飾りを作るときのポイント

壁面装飾にはさまざまなやり方がありますが、型紙を使って飾りを作る方法はサイズの調整やイラストの選択肢が豊富でどんな場所にも活用できるため、多くの園で取り入れられています。

ここからは型紙を使って壁面飾りを作るときのポイントや時短のコツを紹介します。

型紙の選び方

型紙の選び方

壁面装飾に使う型紙は、基本的に季節や行事に合わせて選ぶと良いでしょう。園内に季節感のある装飾があることで、子どもたちが季節に興味をもったり行事への期待を膨らませたりしていくことに繋がります。

春→桜、チューリップ、ちょうちょ、小鳥など
夏→花火、ちょうちん、かき氷、カブトムシなど
秋→落ち葉、どんぐり、きのこ、焼き芋など
冬→雪だるま、サンタクロース、だるま、コマなど

誕生日表やトイレの装飾など一年を通して張り替えない壁面装飾は、動物やお花など特定の季節を感じさせないイラストを選ぶことをおすすめします。

基本の手順

型紙の使い方

型紙を使って壁面飾りを作る基本の手順を紹介します。

型紙を拡大コピーする

まずは選んだ型紙をコピーします。どれくらいの倍率にすれば良いか分からない場合は、web上に型紙コピーの倍率計算ツールがあるので活用すると良いでしょう。

型紙に合わせて画用紙を切る

次に、拡大コピーした型紙に合わせて画用紙を切っていきます。ここでは2つの方法を紹介します。

方法1:型紙を画用紙にホチキスで固定する
1つめは型紙を画用紙にホチキスで固定して線の上を切っていく方法です。画用紙と同時に型紙も切断してしまうので、イラストの輪郭など大きいものから順に切っていきましょう。下準備がいらず、ホチキスで止めるだけでサクサク切れるので手軽な方法です。

具体的な手順はこちらの動画を参考にしてください。

方法2:画用紙と型紙を重ね、ペンで線をなぞる
2つめは画用紙の上に重ねた型紙の線をペンで強くなぞって画用紙に型をつけ、切っていく方法です。動物の顔であれば、切り取る輪郭だけでなく目や口などもなぞっておくことで、後でパーツを貼り合わせるときの目印になり便利ですよ。

具体的な手順はこちらの動画を参考にしてください。

画用紙を切るときは、動物の耳や手足など、貼り合わせる際に必要なのりしろ部分を残しておくようにしましょう。

切ったパーツを貼り合わせる

最後は切り取ったパーツを見本通りに貼り合わせれば完成です。

時短のコツ

時短のコツ

型紙を使うことで誰でも簡単にかわいい壁面飾りが作れますが、細かいパーツを切ったり貼ったりと手間がかかるので、なるべく効率良く作業を進めたいですよね。ここでは時短のコツを4つ紹介します。

重ねて切る

同じパーツが複数必要な場合は、画用紙を重ねて切りましょう。その際、ずれないようにホチキスで固定しておくと良いですよ。重ねすぎると切りにくくなるので、一般的な色画用紙であれば3枚程度がおすすめです。

クラフトパンチを使う

動物の目や小さな星など、細かいパーツを作る際はクラフトパンチが便利です。クラフトパンチには丸や星、ハート、雪、クローバー、音符などさまざまな種類があるので、必要に応じて上手く活用していきましょう。

大量生産するときは厚紙で型を作る

同じ型紙を使った飾りを大量生産する際は、まずは厚紙で型を作りましょう。型が一つできれば、あとはその型をペンで縁取ることで、同じパーツをいくつも作ることができます。大量生産が可能なので、壁面装飾だけでなく各家庭に配布する誕生日カードや行事のプログラム作りにもおすすめの方法です。

ラミネートする

作った壁面飾りはラミネートフィルムで加工しておけば、汚れがつきにくく丈夫になるので繰り返し使うことができます。翌年飾り付ける際に参考になるよう、飾り付けた壁面全体を写真に残しておくと良いですよ。

無料でダウンロードできる壁面用型紙

「ほいくisダウンロード」で、壁面用の型紙がダウンロードできます。ほいくisメンバーに登録すれば無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
 



型紙を使って効率的に壁面飾りを作ろう

季節感を感じられ、園内を明るい雰囲気にしてくれる壁面装飾。保育業務と並行して壁面飾りを作るのは大変ですが、型紙を使うことで誰でも手軽に飾りを作ることができます。時短のコツも参考にしながら、ぜひかわいい壁面装飾作りをしてくださいね。 
 
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あいな

この記事を書いた人

あいな

子どもが好きで、大学卒業後は公立保育園で保育士をしていました。結婚出産を経て、現在は育児をしながらライターとして活動中。自身の知識や経験を元に、日々の保育をお手伝いできる分かりやすい記事を執筆します。

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