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日案作成が苦手な保育者へ|本質を押さえた“伝わる”書き方とは?【日案先生コラム】

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書類作りに悩む保育士
インスタグラムで日案のノウハウと保育の楽しさ・奥深さを発信している「日案先生」の連載コラム。今回のテーマは、日案作成の得意・不得意について。苦手を克服するためのアプローチや、「自分は得意」という人にも実は2タイプいるということについて解説していきます。

書類作成の留意点とは

書類を抱えている保育士
日案に限らず、書類作成に苦手意識を持つ保育者は少なくありません。

そこで今回は、今までの指導経験や、SNSで寄せられた多くの意見をもとに、「日案作成が苦手な人の特徴」「得意な人の特徴」、そして「本来の意味で“得意”とは何か?」について解説していきます。

自身はどこに当てはまるのか、日案がない・作成する機会がない人も含め、書類作成の留意点として読んでみてください。

日案作成が苦手な理由

「WHY?」と書かれた積み木
日案作成が苦手な人の主な理由には、以下のようなものがあります。
  • 計画通りに保育が進まず、対応が難しい
  • 援助や配慮を実際にはしているが、それを文章化するのが難しい
  • 保育の引き出しが少なく、文章での表現力もない
  • 複数担任やクラス補助の職員がいるため、自分の一存では決められない
  • 文献やネットの文章を組み合わせるだけで、書類の必要性を感じられない
  • 子ども一人ひとりの育ちが異なり、一貫した活動の指導案が難しい
  • 何度もダメ出しされたり、再提出があったりすることで、日案作成が嫌になっている
これらの理由が当てはまる人は、まず日案作成の目的や意味をしっかり理解することが大切です。次の章では、苦手を克服するためのアプローチについて見ていきます。
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苦手を克服するための具体的なアプローチ

パズルのピースをはめているところ
日案作成を苦手とする人に向け、具体的な改善方法を紹介しましょう。

1.必ずふり返りを行い、考察と修正を書き加える

「考察」と書かれた付箋とペン・ノート
計画通りに保育が進むことは稀です。実際の保育では、環境構成や援助のタイミングが適切だったかどうかをふり返ることが重要です。

作成して満足するのではなく、記録を残し、事前の計画と実際の保育のズレを修正する習慣を付けましょう。

2.第三者や複数の保育者の視点を取り入れる

保育者本人は、保育を実践している最中に第三者の視点を持つのが難しいものです。主任や補助の保育者の意見を聞き、自分では気付けなかった改善点を学びましょう。

3.「できない・難しい」と感じたことを放置しない

迷ったまま同じ活動や遊びを続けても、最善のかかわりは難しくなります。経験豊富な保育者の対応や環境構成のアプローチを学び、次回の保育に生かしましょう。

4.園の保育方針・理念を軸に考える

「MIND SET」と書かれた積み木とノート・ペン
迷った時は園の方針に立ち返り、自分の立ち位置を確認することが大切です。園長や先輩保育者に相談する際は、自分なりの考察や修正案を持った上で話すと、より有意義なアドバイスが得られます。

これらを参考に一つずつ改善を重ねて、苦手を克服していきましょう。

日案に対する誤った認識

「注意」と書かれた付箋とペン・ノート
苦手意識を持つ人の中には、「自分の一存では決められない」「計画通りにいかない」ことで自信を失う人が多いようです。しかし、そもそも日案は「計画通りに保育を進めるためのもの」ではありません。また、自分の考えを子どもの姿に合わせず、保育の中で一方的に押し通すものでもありません。

例えば複数担任なら、主担任の意見だけでなく、ねらいを基に共通理解を持ち、「チーム保育の指針」として捉えることが大切です。

また、上司からの指摘を受けた時は、不満を抱えるのではなく、「どこをどう改善すべきなのか」をしっかりと聞き、学びに変えていきましょう。

日案作成が得意な人の2つのタイプ

ノートパソコンとクリップで留められた書類
「日案作成が得意」と言う人には、実は2つのタイプがあります。

①“こなす”タイプ

このタイプには、以下の特徴が見られます。
  • テンプレートや定型文をあてはめることが多い
  • 活動や子どもの姿がある程度決まっており、予測できる
  • 行事や主活動など、過去の日案を少し修正するだけで済ませる

②“本質を捉えた”タイプ

このタイプには、以下の特徴が見れます。
  • 文章を書くことが好きで、論理的に考えられる
  • 子どもの姿に合わせて保育者の援助を考えることができる
  • 指導案を立てることで、事前準備や心構えができる
  • 複数担任や補助職員とのねらいの共有ができる

“こなす”タイプの危険性と勘違い

倒れてくるドミノを止めている「!」マークの入った積み木
“こなす”タイプの特徴に当てはまる場合は要注意です。このタイプの人は、日案を「書類をこなすだけのもの」と捉えていることが多く、場合によっては「コピペで済む」「名前や人数を書き換えるだけ」といった意識になりがちです。

しかし、子どもたちは日々成長し、同じ活動やあそびでも一人ひとりの姿は異なります。テンプレートを流用し続けることは、子どもの個々の育ちを見逃す原因になります。

一方、“本質を捉えた”タイプの人は、ふり返りを大切にし、次の保育へと繋げる意識を持っています。今は日案作成が苦手という人でも、この意識を持てれば、より丁寧で細やかな保育ができるようになるでしょう。

まとめ

日案は、単なる書類作成ではなく、自分の強みや課題を見つめ直し、保育の本質を再確認するためのものです。苦手な人も、得意だけど履き違えてしまっている人も、向上心を持って作成している人も、すべては子どもたちのため。保育の本質を捉え、より良い保育を目指していきましょう。

次回は、「保育者の援助や配慮の文章の考え方」について詳しく解説します。テンプレートではなく、柔軟で丁寧な保育の言語化を目指していきましょう。

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日案先生(にちあんせんせい)

この記事を書いた人

日案先生(にちあんせんせい)

現役保育士として“現場に寄り添う日案の作成方法”をInstagramにて発信。参考書には載っていない独自の視点から、保育指導案の作成や実習日誌の添削ポイントを解説。保育のさまざまな見方・保育者の強い味方、2つのミカタから全国の保育者を全力応援!

<Instagram>
https://www.instagram.com/hoiku_nichian.sensei/

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