5月の5歳児の製作
5月は気温が上がり、保育園での戸外遊びや散歩が心地よく感じられる季節です。 子どもたちも少しずつ新しい環境になじんでくる頃ではないでしょうか。また、5月の行事といえば「こどもの日」や「母の日」があります。 実際に、こいのぼりを飾ったり歌うことで、子どもたちの喜ぶ姿を見る機会があるかもしれません。
行事の由来を知ることで子どもたちのイメージを膨らませ、楽しんで取り組める製作をしましょう。
5月の5歳児の発達
5月の5歳児は、年長さんであることに対する意識や意欲が芽生えたり、新しい環境に慣れたりする様子が見られます。友だちとの関わりも深まり、さまざまな遊びを楽しみます。また、指先の器用さが大きく発達する時期なので、ハサミを使った作業を積極的に取り入れるといいでしょう。いろいろな道具を使うことで表現の幅が広がり、創造性を刺激する製作活動に取り組めますよ。
作品を友だちと見せ合うなどコミュニケーションを図ることで、協調性や社会性を自然と身に付けることができます。
5月の製作のねらい
5月の製作には、どのような目的があるのでしょうか。子どもたちが製作を通じて得られる学びや成長についてチェックしていきましょう。- 春を感じられる製作を楽しむ
- こどもの日など季節の行事に親しみをもつ
- 草花やてんとう虫などの題材を通して、春の季節を感じながら製作する
- 完成のイメージを持ち、目標に向かって試行錯誤する
- 作品を友だちと見せ合うなどコミュニケーションを図る
- 道具や素材の使い方を工夫して、表現することを楽しむ
- 季節のよさに気づくとともに、行事について理解を深めて親しみを持つ
①こいのぼり~編み込み技法~
5月のメイン行事といえばこどもの日ですね。ハサミやのりなどの道具を使い、指先の細かい作業を取り入れた「編み込み技法」のこいのぼり製作をご紹介します。
用意するもの
- ハサミ
- のり
- 色画用紙
- 鉛筆
- 定規
- コンパスor丸がとれる型
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)- 色画用紙を3等分に切ってを使用する
- しっぽは5cmくらいの長さで作る
- 編み込み幅は1.5cmで揃える
- 編み込む画用紙は、多種類の色を用意する
- 目は大きさの違う丸シールを貼る
カラフルな編み込みで華やかな壁面製作になりますよ。
②こいのぼり~染め紙~
花紙や半紙など、染め紙を使うこいのぼり製作です。絵の具で染めることで、色や模様に個性が出て楽しめますよ。扱いにくい半紙を切る工程もあり、ハサミの練習になります。
用意するもの
- 白い花紙 or 半紙
- 絵の具
- 輪ゴム
- クレヨン
- 色画用紙
- ハサミ
- のり
作り方のポイント
難易度(★★★★★)- 花紙よりも半紙の方がしっかりした材質で染めやすい
- 三角に折り終えたら、八の字に輪ゴムをかける(かけなくても製作可能)
- 1つのこいのぼりに対して、2色の絵の具を使うと綺麗に仕上がる
- 絵の具は素材のままだと染み込みにくく、水が多すぎても薄くなるため、水と絵の具は2:1で作る
- 染めた紙を開く際は破れやすいため、ゆっくりと開く
③紙コップで立てて飾れるこいのぼり
紙コップと画用紙や折り紙で作る、立てて飾ることができるこいのぼり製作です。 ハサミで円形に折り紙を切ることや、8等分に切る工程があり、ハサミの練習におすすめですよ。
用意するもの
- 紙コップ
- 画用紙
- 折り紙
- セロテープ
- 黒ペン
- ハサミ
- のり
- コンパス
- ストロー
- 丸いシール
作り方のポイント
難易度(★★☆☆☆)- 3種類の折り紙は、直径7cm、6cm、5cmに型取り、大きい順に重ねて貼る
- 紙コップの中央にストローを入れる穴を開ける
- 目は、丸いシールを貼るか、子どもが描いてもいい
- こいのぼりにストローを貼る際は、ストローをの先が少し出た状態にする
- 紙コップの穴にストローを刺し、安定しなければテープで固定する
④かぶれるキラキラ兜
こどもの日関連で、被ることができる兜の製作です。新聞紙で兜を折り、キラキラのミラーテープなどで装飾します。こいのぼりも同時に作ることができるため、おすすめですよ。
用意するもの
- 新聞紙
- 折り紙
- 白色の丸シール
- 四角シール
- ミラーテープ
- 色画用紙
- ハサミ
- のり
- クレヨン
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)- 新聞紙は2枚重ねにすると、丈夫に作ることができる
- 四角シールが無ければ、クレヨンで鱗を描く
- 兜に折り紙などを貼り付ける際は、しっかり糊付けをする
- ミラーテープは、兜の内側に貼り付ける
折り紙やミラーテープの色を豊富に揃えることで、カラフルで個性的な兜の製作に取り組めるでしょう。
⑤紙皿でカーネーション
近年、保育園では多様な家庭環境に配慮して「母の日」の代わりに「ファミリーデー」の活動を設けているところがあります。子どもたちが家族への感謝を感じられるよう、紙皿で作る、立体的なカーネーションを送るのもいいですね。ハサミで花びらの切り込みを入れる工程が、ハサミの練習になりますよ。
用意するもの
- 縁付きの紙皿
- ペン
- ハサミ
- 両面テープ
- 割り箸
- 色画用紙(緑色)
- のり
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)- 茎が抜けないように、しっかりと花びらの根本をくっつけながら巻く
- 花びらを開く際は、破れないよう丁寧に開いていく
- 花の中心部分の色を変える際は、ペンを2色使用する
- 花びらの中心になる色の部分は、花びらより幅を少し狭く切る
- 巻いた茎との境目に色をつけると、より本物らしく仕上がる
⑥てんとう虫のトコトコ太鼓
春の身近な生き物「てんとう虫」や、身近な花である「チューリップ」を取り入れた、トコトコ太鼓です。実際に観察し、色や模様のイメージを膨らませて制作に取り組んでみましょう。
用意するもの
- 牛乳パック
- 折り紙
- 割り箸
- 色画用紙
- クレヨン
- 丸シール
- 木工用接着剤
- スティックのり
- ハサミ
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)・牛乳パックの口を折り込んで箱型にする
・緑色の折り紙をのり付けしてくるむ
・箱の側面にのりでチューリップを貼り付ける
・てんとう虫用の色画用紙は、角をそれぞれ丸く切る
・割り箸に木工用接着剤で、てんとう虫を貼り付ける
チューリップのパーツなどを、あらかじめ描いておくことで、子どもたちがハサミで切る練習に取り組めます。てんとう虫のバチで叩いて遊んだり、楽器として春の歌を歌いながら取り入れても楽しめますよ。
5月の製作を楽しもう
今回は、5歳児向けの5月に使える製作アイデアを紹介しました。春の製作には、身近な環境にあるものを表現したり、季節のよさに気づくとともに、行事について理解を深めて親しみを持つねらいがあります。
実際に見たり触れることで、さまざまな色や柄を製作で表現することを楽しめますよ。 こいのぼりやカーネーション、てんとう虫といった5月のモチーフを取り入れて、子どもたちと製作を楽しんでみてくださいね。
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