5月の0歳児の製作
5月は、ゴールデンウィーク、子どもの日、ファミリーデーとイベントが続き、製作モチーフには困らない月です。しかし、0歳児は月齢での発達差も大きいため、で崩れた生活リズムを取り戻すまでは、なかなかゆったりと過ごせずバタバタと慌ただしく感じるかもしれません。ゴールデンウィーク以降、暖かく過ごしやすいですが、日によっては汗ばむような日もあるかもしれません。0歳児は体温が高めなので、他の年齢よりも気温で体感温度が左右されます。その日の気温や天候に応じて、帽子や日よけなど紫外線対策や水分補給などをしながら子どもたちに負担のないように過ごしたいですね。
5月の0歳児の発達
高月齢児さんは、ブロックの付け外し、紙を破るなど、指先を使う遊びに興味を持ち始める時期。気になる遊びを模索し、点々と遊び場を移動するので、転倒の危険がないように環境を整えておきましょう。大きめのブロック、ぽっとん落としなど手先を使う遊びを複数用意しておくことで、指先の巧妙さアップにも繋がります。
低月齢児さんは、手から手へ物を持ちかえる、引っ張る、つまむなどの手先を使う遊びに興味も持ち始める時期に差し掛かる子どもも。小さいものに興味が向き、口に入れて確かめようとするので、誤飲に注意が必要です。
お座りができるようになったお子さんには、握ったり振ったりして遊べるガラガラや口が大きめのぽっとん落としなど指先の器用さを促す運動要素を取り入れたおもちゃに誘うとよいでしょう。誤飲のないように十分注意するとともに、おもちゃの消毒はこまめに行い、安心して遊べる環境を作りましょう。
5月の製作のねらい
5月も4月同様、製作自体に気乗りしないお子さんが多いかもしれません。子どもたちの反応を見ながら、気乗りしないお子さんが多めの時は、ハードルが低めな手形や足形、手が汚れにくいお絵かきやシール貼り(高月齢児)などを使った作品にすると安心してチェレンジしてくれると思います。- 絵の具の感触に親しむ(低月齢児)
- 春のモチーフや壁面作りを通して、季節を感じる(高月齢児)
- 安心できる保育者と一緒に、製作遊びに取り組もうとする
それでは、5月に取り入れたい製作アイデアをご紹介します。
①【こいのぼり製作】足形・手形でできるこいのぼり!
5月のビッグイベントである「こどもの日」。空に泳ぐこいのぼりは、子どもたちの印象にも残りやすく、イメージしやすいモチーフですよね。
入園後、落ち着き始めた子どもたちとチャレンジしたい、手形や足形取りで完結する比較的手軽に取り組める作品です。
用意するもの
- 色画用紙(こいのぼり本体:水色・ピンク/うろこ用:折り紙や丸シールでもOK)
- 折り紙(飾車:金)
- 丸テープ(飾車:黄色)
- 紙テープ(吹き流し用:赤・青・黄)
- 絵の具(ひれ:手形)
- トイレットペーパー芯(吹き流し)
- 水
- ハサミ
- のり
足形アートで絵の具の感触に慣れ親しむことで、手形や指スタンプへと無理なくステップアップしていきたいですね。
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆手形や足形がしっかりと分かるように、こいのぼり本体の台紙は淡い色合いの画用紙を選びましょう。
手形、足形のコツはこちらの動画を参考にしてみるといいですよ。
②【高月齢児向け・こいのぼり製作】なぐり書き&シール貼りDEこいのぼり
こいのぼり製作2点目は、高月齢児向けなぐり書きとシール貼り遊びで完成する作品です。なぐり書き部分はスタンプ遊び、フィンガーペイントにアレンジしても素敵です!
用意するもの
- 色画用紙
- 水性ペン(太目のもの)
- 丸シール(なるべく大きめサイズ)
- 新聞紙(作業台の下に敷く用)
- ハサミ
- のり
作り方のポイント
難易度★★☆☆☆子どもたちがなぐり書きするスペースを十分確保できるように、大き目の画用紙・一人一人の作業スペースをしっかりと準備しましょう。作業台には、新聞紙をあらかじめ敷いておくと安心です。
子どもたちの集中力に合わせながら、「こっちもかきかきしたらもっと素敵~!」「たくさんかきかきして上手(かわいい・綺麗など)!」など、たくさんの声掛けをして意欲付けをしていきましょう。
スタンプ遊びにアレンジなら
スタンプ遊びにアレンジする場合、いろいろなスタンプの作り方を紹介されているこちらの動画を参考にしてみてくださいね。型紙付きなので、形作りに不安のある方も手軽にチャンレンジ出来ちゃいます!フィンガーペイントにアレンジなら
フィンガーペイントにアレンジする場合は、こちらの動画を参考にしてみてくださいね。100均材料で全ての材料が揃う作品です。③【かぶと製作】フェルトで作る!被れるかぶと
こどもの日モチーフとして、こいのぼり以外にかぶとを思い浮かべる方も多いと思います。0歳児にとって、かぶと製作は難しいですが、写真撮影やこどもの日の雰囲気作りとして取り入れたい!そんな願いに寄り添う、0歳児におすすめしたい作品です。
用意するもの
- フェルト
- ちりめん風はぎれ
- 手芸用ボンド(グルーガンでもOK)
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆(保育者の作業として)フェルトで作るかぶとになので、新聞紙のカサカサした音や感触に気乗りしないお子さんにもハードル低くチャレンジしやすいと思います。
フェルト、はぎれ共に、アイロンを事前にかけてから作ると、しわがなく綺麗に仕上がりますよ。子どもたちの作品と一緒に、また誕生児の冠替わりにも!5月ならではのフォト小物としておすすめです。
④【高月齢児向け】汚れないフィンガーペイントDEクローバー壁面

春の草花の代表格である「クローバー」。お出かけ先や保育園のお庭でも見かけることが多いお花かもしれませんね。手が汚れることに気乗りしないお子さんも、フリーザーバックに入れることで手を汚さずに感触遊び・製作ができるのでおすすめ!指先を使う感触遊びも兼ねてチャレンジしたいですね。
用意するもの
- 画用紙
- フリーザーバック
- 絵の具
- ハサミ
- のり
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆絵の具を乗せた画用紙をチャック付き保存袋に入れる時に、絵の具や水が垂れないように注意しながら作業しましょう。
絵の具の感触や混色具合を目でも楽しみながら遊べる作品です。手のひら全体でダイナミックに、指先でちょんちょんと押すように少しずつでも、いろいろなチャレンジの仕方でOK!
子どもたちの様子に合わせて、保育者と一緒に安心した環境のもと、絵の具のぷにっとした感触を楽しんでもらいたいですね。
また、使用する絵の具の色はクローバーをイメージさせる緑系がベストですが、いろいろな色を混ぜ合わせても意外ときれいに仕上がります。黄色や白を混ぜるなど緑系に近い配色で絵の具を用意し、高月齢の子どもたちには自分で色を選んでもらうのも楽しいかもしれませんね。
▼参考動画はこちら▼
⑤【ファミリーデー製作】ハートいっぱい♡ありがとうカード
5月のイベントといえば、こどもの日ともう一つのビックイベントである「ファミリーデー」。最近では、母の日だけでなく、家族に感謝するという意味合いで「ファミリーデー」を行事に組み込む園も多くなってきたのではないでしょうか?
こちらは、低月齢児さんも取り組みやすい手形をカーネーションの花びらに見立てた作品となっています。ハートのシールがまたお子さんのかわいさアップに花を添えていて素敵すぎます!
顔写真付きでお子さんのキュートさを前面に出せる作品なので、ぜひ取り入れて欲しい一つです。
用意するもの
- 絵の具
- 画用紙
- ハートシール(またはハート型のスタンプでもOK!)
- のり
- はさみ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆手のひらは指の間を広げた感じの方が花びらの形に見えやすいですが、無理に子どもの指を開くようにして手形を取らなくてもOK。
手形の取りやすさは、子どもたちの性格や経験値などにより個人差が大きいものです。繰り返し経験することで抵抗感が薄れ、楽しい感触遊びであると認識するようになっていきますので、1年間の成長を見越して支えていきましょう。
手形を取る際、子どもの手のひらの上から力を加えるようにすると綺麗な手形になります。特に低月齢さんで手のひらが開きにくい子どもには、絵本など固めの台紙の上に画用紙を敷き、手を押し当てるようにして、空中で手形をとると綺麗になります。
⑥クローバーとてんとう虫
春の昆虫の一つである「てんとう虫」。赤い体に黒い点々が0歳児さんにも認識しやすい色合いのため、この春に出逢わせたい昆虫の一つです。丸シールでてんとう虫の模様を付け、モールで手足の動きを付ける作品です。
用意するもの
- 画用紙(頭・体部分:黒・赤)
- 丸シール(黒。なるべく大きめサイズ)
- 指スタンプの場合:絵の具(黒)
- モール(手足:黒)
- のり
- セロハンテープ
- はさみ
作り方のポイント
難易度★★★☆☆丸シールを使う場合、なるべく大きめのシールを選ぶと子どもたちが作業しやすいのでおすすめです。
また、指スタンプアレンジの場合は、絵の具を付けた指でどこにスタンプしたら良いのか、保育者が見本を見せてから作業するようにしましょう。画用紙から子どもの手が離れてしまいがちですので、子どもの様子を見ながら手首を持って画用紙上に誘導するとスムーズに作業できます。
あまり気乗りしないお子さんには、絵の具の付いている指に画用紙を押し当てるように支えると、指スタンプが取れやすいです。
「○○ちゃんもおんなじおんなじしてみて」「ポンポンできたね~」など言いながら、楽しく製作できるような声かけ・雰囲気作りに努めると良いですね。
作品はハードル低めの足形手形を有効活用しよう!
今回は、5月の0歳児向けの製作アイデア6選をご紹介しました。5月の0歳児は、大型連休で崩れた心と体のリズムを戻すことが最優先! 極力、製作遊びへのハードルは低くしておき、絵の具の感触・作品作りをする楽しさを少しずつ味わえるように支えていきたいですね。
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