7月の5歳児の製作
暑い夏、水遊びの時間以外は熱中症対策により、子どもたちが室内で過ごすことも多くなりがちかもしれません。そんな中、室内にいながらも夏らしさを感じられる製作を取り入れたいですよね。7月は「七夕」の行事があります。自分の願いを短冊に込めて文字を書いたり、色とりどりの飾りを作ることで、季節の行事に親しみながら表現の楽しさを感じられる製作に取り組めますよ。
7月の5歳児の発達
年長クラスになって3ヵ月が過ぎ、自立した生活習慣や集団生活での振る舞いも、更に身に付いてくる時期です。自立心が芽生え、保育者の指示がなくても自分で考え、自分のペースで主体的に行動ができるようになってきます。指先を器用に使えるようになる時期で、新しいことにチャレンジしたい気持ちが大きくなります。想像力や表現力が豊かになり、先の状況を考えながら友だちと意見を交わして、物づくりに取り組む様子が見られるでしょう。
6月の製作のねらい
7月の製作には、どのような目的があるのでしょうか。子どもたちが製作を通じて得られる学びや成長についてチェックしていきましょう。- 花火やカブトムシなどの題材を通して、夏の季節を感じながら製作する
- 七夕祭りを通して行事の由来や、関連するものの名前を知る
- 季節のよさに気づくとともに行事を楽しみ、文化に親しみを持つ
- 完成のイメージを持ち、目標に向かって試行錯誤する
- 友だちと一緒に活動する中で、思いやりや協調性を育む
- 道具や素材の使い方を工夫して、表現することを楽しむ
①レースペーパーを使ったキラキラ花火
夏の風物詩といえば花火があります。レースペーパーを使った花火の製作で、クレヨンをぼかす技法を使い、彩り豊かな花火を表現することを楽しめますよ。
用意するもの
- 画用紙
- レースペーパー
- 折り紙
- 飾り
- ティッシュペーパー
- 絵の具
- クレヨン
- ハサミ
- のり
- 丸シール
- クラフトパンチ
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)以下の4つのポイントに気を付けて作ってみましょう。
- レースペーパーの外側のみに絵の具を塗る
- 折り紙は、レースペーパーより一回り小さいものを用意する
- 折り紙を丸く切る
- 丸折り紙を折り、好きな形の切り込みを入れる
②七夕(織姫彦星と天の川)
7月7日は「七夕」です。天の川を描いて表現したり、織姫と彦星が動く仕掛け付きで子どもたちが楽しめる、行事と季節にピッタリの製作をご紹介します。
用意するもの
- 洗濯糊
- 皿
- 筆
- 細かいラメ
- 星形のパーツ
- 折り紙
- 画用紙
- ハサミ
- ペン
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)以下のポイントに気を付けて作ってみましょう。
- ラメは沈殿しやすいので、使用前に再度混ぜる
- 星に再度洗濯のりを貼り付けることで、しっかり接着させる
- 織姫と彦星が、再会できた喜びを表現できる表情を描く
- 織姫と彦星の裏に仕掛けの画用紙を貼る際は、はみ出さないようにする
- 画用紙に切り込みを入れて、動く仕掛けを作る
絵本や図鑑で天の川を調べて、イメージした天の川を描いたり、織姫と彦星の表情について、子どもたちが話し合いながら取り組めると、七夕への興味関心が深まりますよ。
③折り紙で作るかわいい七夕飾り(2種類)
折り紙と花紙を使った2種類の可愛い七夕飾りです。笹の葉に短冊と一緒に飾ることで華やかになり、子どもたちと七夕行事を楽しめますよ。
用意するもの
- 折り紙
- ハサミ
- セロテープ
- 花紙
- たこ糸
- マスキングテープ
- トイレットペーパー
- のり
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)作るときに気を付けたいポイントはこちら!
- 折り目を付けた部分は、切り込みを入れないようにする
- 花紙はじゃばら折りして、端を丸く切る
- 花紙は違う色を重ねることで、華やかになる
- タコ糸の長さを合わせて切る
- 折り紙の長さを調節することで、ふんわりとした飾りに仕上がる
④紙皿を使って、かわいい金魚鉢
紙皿を使って簡単にできる、可愛い金魚鉢の製作です。壁面に貼ったり、吊るして飾ることもできる、子どもたちも喜ぶ夏にぴったりの製作ですよ。
用意するもの
- 紙皿
- ハサミ
- カッター
- ラップ
- セロテープ
- 画用紙
- クレヨン
- ビニールテープ
- 両面テープ
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)紙皿を貼り合わせて金魚鉢を作り、ラップで金魚鉢に水が入っている様子を表現するのが可愛い製作です。子どもが金魚の形を描いて、ハサミで切る工程にチャレンジしてみるのもいいでしょう。 以下のポイントに注意してみてください。
- 片方の紙皿の中心をカッターで切り取る
- セロハンテープでラップを固定する
- 画用紙を丸型と金魚の形に切る
- ビニールテープで紙皿同士を貼り合わせる
⑤折り紙で作るスイカ・かき氷・提灯・セミ・アイスクリーム
スイカ・かき氷・提灯・セミ・アイスクリームの夏にぴったりの折り紙です。見た目も可愛く、折る工程も難しすぎず、楽しんで取り組むことができますよ。
用意するもの
- 折り紙
- ハサミ
- のり
- ペン
作り方のポイント
難易度(★★☆☆☆)こちらの制作に取り組むときのポイントは以下の通りです。
- スイカは赤色と緑色の折り紙を貼り付ける
- スイカの折り紙は、2枚重なり折る際に硬くなっているので、しっかり折り目をつける
- 提灯は1cmの折り目を付けた後に、折り目を付ける工程がスムーズに折りづらいので、丁寧に折るように言葉掛ける
⑥コップでかんたん♪魚のミニアクアリウム
透明のプラスチックカップを使った、可愛いミニアクアリウムです。中の魚がゆらゆら揺れる、涼しげで夏にぴったりな製作です。
用意するもの
- 青いセロハン
- 画用紙
- 透明なプラスチックのコップ
- 糸
- モール
- テープ
- ハサミ
- キリ
- 爪楊枝
- 鉛筆
- 丸シール
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)- 珊瑚を作るモールは3等分に切る
- 魚はカップに入るサイズに切る
- 爪楊枝は尖った部分をカットし、3~4cmの長さにする
- 珊瑚のモールの下の部分は、テープを貼るため長めにする
⑦画用紙で作る風車
用意するもの
- 画用紙
- ストロー(太・細)
- のり
- 穴あけパンチ
- はさみ
作り方のポイント
難易度 ★★★☆☆丸く切った画用紙をのりで貼り、ストローを付けて風車を作ります。たくさんの色画用紙を準備して、好きな色を選んでもらうといいですね。画用紙を丸く切るのが難しければ、あらかじめ保育者が切る線を描いておくとスムーズに取り組めるでしょう。
⑧紙コップで作るちょうちん
用意するもの
- 紙コップ
- 色画用紙(赤色、オレンジ色、黒色など)
- たこ糸
- 両面テープ
- セロハンテープ
- カラーペン
- カッター
- ハサミ
作り方のポイント
難易度 ★★★☆☆夏祭り気分を味わえるちょうちん製作です。紙コップに描く模様は、子どもたちから「夏といえば」のイメージを聞いて膨らませていくのも楽しいですね。キラキラテープやマスキングテープを装飾に加えると、キラキラ感が出るのでおすすめです。
⑨プチプチシートで作るおさかなモビール
用意するもの
- 色画用紙(水色、黄色、白など淡い色)
- プチプチシート
- スティックのり
- カラーマジック(数種類)
- たこ糸(もしくはテグス)
- 両面テープ
- セロテープ
作り方のポイント
難易度 ★★★☆☆梱包に使われるプチプチシートを使って、おさかなの模様を表現します。油性ペンは手や衣服につくと落ちないので、子どもたちに扱い方を説明してから渡すと安心です。どんな色がいいか、子どもたちと相談して準備する画用紙や油性ペンの色を考えるのも盛り上がりますよ。
⑩廃材で作るアイス屋さん
用意するもの
- 気泡緩衝材
- 割り箸
- お花紙(カラーセロハン、折り紙でもOK)
- 色画用紙
- 食品トレー
- 段ボール
- クレヨン
- すずらんテープ
- セロハンテープ
- ビニールテープ
- カッター
- ハサミ
作り方のポイント
難易度 ★★★★☆盛り上がること間違いなし!お店屋さんごっこが楽しめるアイス屋さんセットです。作る工程が多いので、数日に分けて取り組むのもOK。キリやカッターは保育者が使うようにすると安心です。完成後はごっこ遊びを楽しむ時間をたっぷり取りたいですね。
室内時間の多い7月も製作を楽しもう
今回は、5歳児向けの7月に使える製作アイデアを紹介しました。夏は熱中症対策により、室内で過ごすことも多くなる季節です。そんなときこそ、季節の行事や動植物にちなんだ製作活動を取り入れることで、室内でも楽しく過ごすことができますよ。また、自立心が育つ時期なので製作中はサポートをし過ぎず、なるべく自分の力で取り組めるようにすることが大切です。子どもたちの自由な発想を活かせる、夏ならではの製作を楽しんでみてくださいね。
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