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子どもの成長と関連した発達を促すおもちゃの選び方 PR

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子どもの成長と関連した発達を促すおもちゃの選び方
発達に合わせたおもちゃの選び方って難しいですよね。看護師、保育士、絵本専門士、おもちゃインストラクターの資格を持ち、保育施設やベビーシッターとしてさまざまな年齢の子どもたちと向き合うほの先生が、「アクティビティキューブ」を通して、おもちゃの選び方と成長に寄り添う遊び方・ポイントを丁寧にご紹介します。

2歳前後の子どもの発達と遊び

2歳前後の子どもの発達と遊び

からだの成長と動き

乳児期の子どものからだの成長・発達のスピードには個人差はありますが、1歳6か月頃を過ぎると、多くの子どもが安定して歩けるようになり、少しずつ走る・止まる・しゃがむといった動きも見られるようになります。また、階段の上り下りをしたり、物を押したり引いたりするなど、全身を使った活動が増えていきます。

指先の動きも発達し、積み木を積む・小さな物をつまむ・回すなど、細かい指の動きにも興味を持ち始めます。こうした動きは、自分のからだを思い通りに動かせる喜びや、自信へとつながっていきます。

乳児期の子どもにとって、全身や指先を動かす遊びは、心とからだの発達に良い刺激を与え、「自分の思い通りに動けた!」、「やってみたらできた!」という体験を重ねます。そしてそれは、幼児期への遊びの発展や想像力の豊かさにもつながっていきます。

2歳前後子どもの興味と成長を促す遊びやおもちゃ 

2歳前後子どもの興味と成長を促す遊びやおもちゃ

「できることの少し先」にあるおもちゃで「できた!」の体験を

乳幼児期の子どもは、成長や発達に個人差が大きいため、一人ひとりに合った遊びやおもちゃを選ぶことがとても大切です。その際のポイントは、「大人(保護者や保育者)が子どもと一緒に心から遊びを楽しむこと」「子どもが“今できること”より、少しだけ難しいことに挑戦できるおもちゃを選ぶこと」です。

心理学者エリクソンは、乳児期(0〜1歳半)の発達課題として「基本的信頼」を挙げています。これは、子どもが人との関わりのなかで「人は信じられる」という感覚を育む、とても大切な基盤です。

親や保育者が、温かなまなざしや声かけでそばにいてくれることで、子どもは安心し、愛着を育みます。そして、安全な環境の中で、心に余裕をもって遊ぶことができるようになります。

1歳半〜3歳ごろの「幼児前半期」では、発達課題は「自律性」です。「基本的信頼」が育まれている子どもは、自分でやってみたいという気持ちが強くなり、興味をもった遊びにどんどん挑戦していきます。

「できた!」という経験は、達成感や自己肯定感へとつながり、また次の挑戦への意欲となります。だからこそ、「できることの少し先」にあるおもちゃは、子どもの発達を自然に引き出し、成長を支える大きな力になります。

発達を促すおもちゃとは?

それでは具体的に発達を促すおもちゃとはどんなおもちゃなのでしょうか。

五感を刺激する遊びやおもちゃ

 
五感を刺激する遊びやおもちゃ
園でもよくつかわれるおもちゃの中でも、五感を刺激する遊びやおもちゃをあげてみます。

<音やリズムの遊び・おもちゃ>

  • マラカスや鈴のおもちゃ
  • リズム体操や手遊び歌
  • 手作り楽器(ペットボトルにビーズや豆を入れたものなど)
  • 木製の音の出るおもちゃ(木琴や鉄琴など)
子どもの聴覚は、お腹の中にいるときから発達しています。生まれたばかりの赤ちゃんは、すでにお母さんの声を聞き分けることができ、乳児期の聴覚の感度は大人と同じくらいとも言われています。心地よい音やリズムは、子どもの注意を引き、安心感や楽しさをもたらします。また、自分の動きによって音が鳴るという「因果関係」を感じることは、子どもの好奇心や集中力の発達にもつながります。

<視覚、聴覚を刺激する遊び・おもちゃ>

  • 絵本
絵本の読みあいは視覚と聴覚を同時に刺激する、とても効果的な遊びです。色彩豊かな絵や、繰り返しのあるリズムのよい言葉に触れることで、子どもは絵を目で追い、音を耳で聞きながら物語の世界に引き込まれていきます。

特に、親や保育者の優しい声で読まれると、安心感も加わり、集中力も高まります。また、ページをめくる動作も指先の運動につながり、手の発達にも役立ちます。「次はどうなるのかな?」というワクワクする気持ちが育つことで、想像力や言葉への興味も広がっていきます。

<感触(触覚)を刺激する遊び・おもちゃ>

  • 粘土遊び
  • スライム遊び
  • 寒天遊び
熱い、冷たい、かたい、やわらかい、痛い、かゆいなど、皮膚を通じて感じ取る触覚は、子どもにとって非常に敏感な感覚です。この触覚の敏感さは、危険を察知し、自分の身を守るために欠かせない重要な感覚でもあります。

さまざまな素材や食べ物に手で触れることで、子どもは握る、離す、潰す、丸めるといった動作を繰り返しながら、自分の手を思うように動かす練習ができます。触れるたびに感じる質感や温度の違いは、子どもにとって新鮮で、遊びを通じて世界の多様さを知る第一歩となります。

手指の発達を促す遊び・おもちゃ

手指の発達を促す遊び・おもちゃ

 次に手指の発達を促すおもちゃとはどんなおもちゃなのか見てみましょう。
  • つみき、ブロック
  • こま
  • シール貼り
  • ノブ付きパズル
1歳半〜2歳頃の子どもは、つまむ、握る、ひねる、はめる、引っ張るなど、手や指先を使った細やかな動きが少しずつできるようになる時期です。こうした巧緻性を育てるには、楽しく遊びながら自然に手指を使えるおもちゃや遊びが効果的です。

こうした遊びは試行錯誤や達成感を通じて自己肯定感を高め、大人の声かけで意欲も向上します。素材や難易度の選択で成長に寄り添うことが可能です。

指先の機能を育てる多機能おもちゃ

「遊びの宝箱」アクティビティキューブ

 1つのおもちゃの中に複数の遊び要素が詰まった「遊びの宝箱」アクティビティキューブ

遊びやおもちゃが子どもたちの発達に大きな影響を与えることはわかりますが、だからと言って成長させたい分野ごとのおもちゃを選ぶのはなかなか大変です。今回ご紹介するエデュテ社の「アクティビティキューブ」は、面ごとに異なる仕掛けがあり、子どもは自分の興味に合わせて自由に選びながら遊ぶことができます。

ビーズコースター、迷路、歯車、引き出し、時計盤、数字やアルファベットなど、指先を使う・目で追う・音を感じる・考えるといったさまざまな刺激を受け取ることができます。

アクティビティキューブで遊ぶことで、つまむ、まわす、引っぱる、押す、入れる、出すなどの手指の細かい動きを楽しみながら繰り返し、集中力や手と目の協応(目で見て手を動かす力)を育んでいきます。

また、「こっちの面を遊んだら、次はどの面にしようかな?」と自分なりに考えて遊ぶ姿は、自律性や好奇心の育ちを物語っています。遊びの中でうまくいかないことがあっても、そっと見守り、うまくできたときには「できたね」「がんばったね」と声をかけることで、自己肯定感や達成感が育ちます。

保育者と一緒に遊ぶときは、「これはどんな音がするかな?」「この歯車、どう動くかな?」などと問いかけたり、驚いたり、笑ったりしながら関わることで、言葉のやりとりや共感の心も育まれていきます。大きく分けて5つの特徴があります。

①ルーピング遊び

育まれる力

手先の器用さ、目と手の協応(連携)力、集中力・持続力、色や形の認識力、空間認識(ビーズの先を見越して動かす力)、見通しをもって行動する力(先を読んでどう動かすか考える)

育った力の活かし方

食具の使用、絵を描く、服の着脱など、手元を見ながら手を動かす生活動作がスムーズに行えるようになります。
おもちゃインストラクター
おもちゃインストラクター ほの先生

ルーピング遊びは、一見単純に見える遊びのなかに、さまざまな発達の要素が詰まっています。「じっくり」「ていねいに」取り組む姿勢も育まれるため、静かに集中する時間を過ごす練習にもなります。

②型はめあそび

育まれる力

形の認識力、集中力、空間認識、分類する力観察力(どこが合うかな?とじっくり見る力)。試行錯誤する力(失敗しても何度も挑戦する)、手指の巧緻性(細かい動きのコントロール)

育った力の活かし方

おもちゃや衣類の片づけ、自分の持ち物を分ける、整理整頓する力につながります。遊びでは、空間の中で形を操作する力が養い、難しいパズルやブロック遊びへの発展にもつながります。形や色の認識ができると、製作では、「どうすれば合うかな?」『どこを合わせればいいかな?』と考える力が身につきます。
おもちゃインストラクター
おもちゃインストラクター ほの先生

型はめパズルは「ピタッとはまる気持ちよさ」がある遊びで、達成感や成功体験を得やすい活動です。だからこそ、繰り返し遊ぶ中で“集中してやり遂げる力”が自然と育っていきます。パズルが好きな子どもは、観察や分析も得意になっていきます。

アクティビティキューブを詳しく見る

③迷路遊び

育まれる力

問題解決力(行き止まりから抜け出すにはどうすればよいか考える)、集中力(ゴールを目指して取り組み続ける)、先を見通す力(どの道が正解か予測)、空間認識能力(方向・位置関係を把握)、注意力(道の幅や分岐に気づく)、手指の巧緻性

育った力の活かし方

「靴を履く前に靴下を履く」といった行動の順序立てや、服の着脱・着替えの際に段取りを考えて行動する力につながります。また、集団生活の中では、「回り道をする」「順番を守る」などのルールを理解して行動する力や、目的地にたどり着けないときに別の方法を考える柔軟な思考力も育まれます。さらに、製作などでは、完成形をイメージしながらパーツを組み立てるなどの構成力や空間認識力として活かされていきます。迷路遊びを通して得たこれらの力は、子どもたちの「自分で考え、行動する力」の土台となっていきます。
おもちゃインストラクター
おもちゃインストラクター ほの先生

迷路遊びは、「楽しみながら考える力を伸ばせる」優れた遊びです。特に、失敗しても何度でも挑戦できる安心感があるため、自信を育みながら思考力を高めていけます。指でなぞることで、自然に目と手の協応も育ちます。

④回転遊び

育まれる力

目で物を追う力(追視)、手首や指先の巧緻性、因果関係の理解(回すと変化が起きる)、集中力と持続力

育った力の活かし方

追視の力が育つことで、絵本の文字を左から右へ追って読む・黒板の文字を目で追って写すなどの視覚的な学びの基盤が育ちます。また、手先を使って回す動作が上達することで、フタを開け閉めする、ボタンを留める、ドアノブを回すといった日常動作がスムーズにできるようになります。「これを回すと動く・音が鳴る」といった原因と結果の理解が深まることで、自ら工夫して遊びを発展させ、道具の使い方を考える力にもつながります。
おもちゃインストラクター
おもちゃインストラクター ほの先生

回転遊びを通して追視の力が育つと、絵本の文字を左から右へ目で追って読む、黒板の文字を目で追って書き写すといった視覚的な学びの土台が育まれます。また、手首や指先を使った「回す」動作が上達することで、フタの開け閉め、ボタンの留め外し、ドアノブの操作など、日常生活のさまざまな動作がスムーズに行えるようになります。

さらに、「これを回すと動く」「音が鳴る」といった原因と結果のつながりを理解することで、自分で工夫して遊びを発展させたり、道具の使い方を考えたりする力も育っていきます。

⑤音遊び

育まれる力

聴覚の刺激、音の高低や響きへの興味、リズム感、注意力・集中力(音に耳を澄ます、音の違いに気づく)記憶力(音やメロディを覚える、繰り返す)、予測力(次にどんな音がくるか予想)、自己表現力(音で感情や思いを表現)、社会性(リズムを合わせる、順番を待つ、他者と協調する)、創造性(音を組み合わせて即興で遊ぶ、音をつくる体験)

育った力の活かし方

手遊び歌やリトミック活動、言葉の音への敏感さが育ち、表現遊び・コミュニケーション能力が深まります。
おもちゃインストラクター
おもちゃインストラクター ほの先生

乳幼児期は、「音そのもの」が新鮮で楽しく、何度も繰り返して遊ぶことで、音への感受性が育ちます。こうした音への興味は、言語や音楽、社会性の発達の基盤になります。さらに、大人と「いっしょに楽しむ」音遊びは、愛着関係を深め、安心感にもつながります。

アクティビティキューブを詳しく見る

まとめ

1歳半〜2歳は、手の力や器用さが急速に発達する大切な時期に、回す・つまむ・引っぱる・押す・通すなど、さまざまな手指の動きを促す仕掛けが豊富に含まれているおもちゃに触れることで、自然に手指の器用さや認知力、感覚統合力などを育むことができるようになります。

その点、アクティビティキューブなら、1つあれば、乳幼児期の子どもの成長・発達において非常に効果的な役割を果たしてくれることでしょう。

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執筆・監修
ほの先生
看護師、保育士、絵本専門士、おもちゃインストラクターの資格を持つ
 

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ほいくis(ほいくいず)編集部

この記事を書いた人

ほいくis(ほいくいず)編集部

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