8月の1歳児の製作
8月といえば、海、夏らしい食べ物、夏祭り、おばけや花火といった夏らしいモチーフがイメージしやすい月です。保育園によっては、夏祭りを開催するところもあるかもしれませんね。気温が高い日が続き、体力が奪われやすく、体調を崩しやすくなる8月。暑さが続くなか、体力を消耗するプール遊びを行うので、体調の急変が起きる恐れも。体温や顔色、食欲など視診の他にも体調チェックするポイントに留意し、健康に過ごせるように努めましょう。また、冷えすぎる室温になっていないか室温のチェックも大切です。健康的、快適に過ごせるようにこまめな水分補給や着替えも引き続き配慮していきましょう。
戸外では水遊びをダイナミックに楽しむ姿も見られる時期なので、室内ではゆったりと体を休められるように、指先を使って遊ぶコーナー作りや製作の時間をバランス良く組み入れましょう。
8月の1歳児の発達
園生活にも慣れ、身の回りのことを自分でやってみようとするようになる時期です。自分でやりたい気持ちを大切にし、できた喜びを共に味わい、次の活動へのやる気につながるように支えていきましょう。また、言葉が出始め、クラスの中が賑やかな印象に。保育者の言葉をおうむ返しして言葉を発することを楽しみますので、丁寧な言葉かけとゆっくりと分かりやすい声掛けに留意しましょう。
8月は気温が高い日が続き、プールや水遊びで体力を消耗しがち。戸外遊びのあとには、絵本、紐通しやブロック遊び、ごっこ遊びなど座ってゆっくりと過ごせる雰囲気作り、環境構成を整えましょう。活動と休息のバランス、こまめな着替えと水分補給に注意して、快適に過ごせるように配慮したいですね。
8月の製作のねらい
8月の子どもたちは、成長とともにビーズの紐通しや大きめの積み木やブロック、粘土遊びなどができるようになっていくため、集中力や指の巧緻性を育めるようにしたいですね。- 一人で出来ることが増えていく喜びを感じる。
- 夏モチーフや壁面作りを通して、季節を感じる。
- さまざまな素材に触れて感触を楽しむ。
①くるくる楽しい!フィンガーペイントでマーブルアイス製作
指先でくるくる混ぜ合わせて絵の具の混色具合を目でも楽しめ、さらに指先で感触遊びも楽しめちゃうアイス製作です。
用意するもの
- 画用紙(アイス、台紙:白、コーン:薄茶色または動画のようにカラフルな折り紙でもOK)
- 絵の具
- のり
- はさみ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆先に保育者が作った見本作品を見せ、「くるくる~色が変わったね! くるくるして、アイスクリーム作ってみる?」などと意欲付けすると、何をするのか分かりやすく、安心して製作できます。また、絵の具に洗濯のりを混ぜると、粘り気が出るので、感触遊びの要素を高めることもできますよ。
作品を貼り付ける台紙へのシール貼りは、アイス部分を作る前後どちらでもOK! 活動の隙間時間や自由遊び時間など、ゆったりした時間にもできそうですね。
②ちぎり紙遊びでふわふわかき氷
お花紙をびりびり破いたりちぎったりしてビニール袋に入れて作る、立体的なかき氷作品です。壁面作品としてではなく、夏祭りごっこで使ってもいいですね!夏祭りごっこで使う際には、紙コップにビニール袋を入れてテープで貼り付けて固定するようにすると、かき氷のようにして遊べますね。
用意するもの
- お花紙(白、お好みのシロップの色)
- 画用紙(器:水色、スプーン:灰色、台紙:薄灰色など薄い色)
- 透明ビニール袋
- のり
- ハサミ
作り方のポイント
難易度★★☆☆☆今回の製作をする前に、導入として、新聞紙のちぎり遊びをたくさん経験するようにしておきましょう。新聞紙はお花紙より大きいので、指先を使わなくても腕の力でちぎり、引き裂くことが可能な素材となっています。
ちぎるという動きを、扱いやすい素材で経験しておくことで、子どもたちの指先の動きイメージを経験値として習得可能!お花紙をちぎるときの動きのイメージがつかみやすく、保育者の少しのフォローでちぎることができるようになっていきます。
ビニール袋にお花紙を入れる際は、一人ずつにお花紙を入れるトレイを用意し、ちぎる作業のみ続けてする→ビニール袋に入れるというように作業を分割して進めると、子どもたちのやりやすさがアップします。
保育者が子どもたちの様子を見ながら、ビニール袋の口を広げる、ビニール袋を持つなど一人一人に合わせて必要なお手伝いをするようにすると、スムーズに作業することが出来ますね。
③レースペーパーで花火製作
夏のモチーフといえば夜空に浮かぶ「花火」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。こちらは、レースペーパーを花火の輪郭に使った作品です。
真ん中の折り紙の切込みは保育者が作っておいたものを貼り付ければOK! レースペーパーをたんぽやフィンガーペイントなどで着色してカラフルな花火に仕上げましょう。
用意するもの
- レースペーパー
- 折り紙(レースペーパーの真ん中部分に合わせて丸くカットしたもの)
- 丸シールや折り紙(キラキラ素材がおすすめ)
- たんぽ
- 絵の具
- のり
- ハサミ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆レースペーパーの着色はお好みの方法でOKです。たんぽやフィンガーペイント、にじみ絵など子どもたちの興味を引きそうな手法でチャレンジしてみてください。
にじみ絵で使用する水性ペンは太めのものにすると、握りやすさがアップしますので低月齢児さんも安心してお絵かきできますよ。
④スタンプ遊びで花火をかこう!トイレットペーパー芯で簡単工作
大きな音と夜空に咲く花火は、0歳児の子どもたちにとって衝撃的な夏の風物詩となることでしょう。
そんな花火を、トイレットペーパー芯を使ったスタンプ遊びで簡単に再現できちゃいます。何回もスタンプすることで、よりはっきりした色合いになり、混色具合も楽しめますよ。
用意するもの
- トイレットペーパー芯
- 画用紙(黒や紺色)
- 絵の具
- バット
- はさみ
作り方のポイント
難易度★★☆☆☆子どもたちが作業するスペースを十分確保できるように、一人一人の作業スペースをしっかりと準備しましょう。作業台には、新聞紙をあらかじめ敷いておくと安心です。
子どもたちの集中力に合わせながら、「こっちもポンポンしたらもっと素敵~!」「たくさんペッタンして上手(かわいい綺麗など)!」など、たくさんの声掛けをして意欲付けをしていくと良いですね。
また、トイレットペーパー芯のスタンプ遊びは上から押すと綺麗に仕上がるので、普段から導入として、手遊び『かなづちトントン』で腕の動かし方やトントンする動きを覚えると良いかもしれませんね。
⑤カラフルでかわいい!ぽんぽんおばけ
たんぽでぽんぽんスタンプしたら…おばけが出てくる!子どもたちもびっくりのおばけ作品です。子どもたちのスタンプ遊びが終了した後、その場でおばけ型を外してその不思議さを共有出来ちゃう楽しい作品です。カラフルなたんぽを使えば、夏にぴったりのポップな作品に仕上がりますね。
用意するもの
- 画用紙(白)
- たんぽ
- 絵の具(複数色あるとカラフルで素敵です)
- クレヨンまたはペン
- おばけ型(画用紙や厚紙でOK)
- マスキングテープ(おばけ型を固定する際に必要)
- ハサミ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆おばけの顔を子どもたちにお絵かきしてもらっても、目玉シールを貼り付けてもらっても素敵な作品に仕上がります。 導入として、おばけの絵本や歌「おばけなんてないさ」などを取り入れて、おばけに対して親しみを持てるようにすると作品作りがスムーズになりますね。
⑥指先遊びでひまわり製作
指先を使う感覚遊びも兼ねて出来ちゃう、ひまわり作品のご紹介です。絵の具に洗濯のりをあわせると、ぬるぬるした感触、絵の具の伸びがアップするのでおすすめです!
用意するもの
- 画用紙(白、黒)
- 絵の具(黄色、茶色)
- クレヨン(白)
- 洗濯のり
- ジッパー付き保存袋
- のり
- はさみ
作り方のポイント
難易度★★☆☆☆動画では絵の具のみを使っていますが、感触遊びの様子を上げたいなら絵の具に洗濯のりを合わせて使うことをおすすめします!洗濯のりのぬるぬるした感触が加わり、絵の具の伸びが良くなる、ぬるぬるした感触をより楽しむことが出来ます。
⑦夏祭りにもおすすめ!魚すくいごっこ

こちらの動画のように、魚を紙皿に乗せるのは難しいですが、スコップなどですくう遊びに変えれば1歳児さんにも楽しい水遊びアイテムに変身!!

スコップすくいや手でそのままつかんでたくさんゲットするお子さんも登場しそうですね。夏祭りのコーナー遊びにもおすすめです。
用意するもの
- ペットボトルキャップ(2個1セットにしてビニールテープで固定:1匹分)
- メラニンスポンジ
- カラーポリ袋またはカラーセロハン
- ビニールテープ
- 目玉シール
- 輪ゴム
- はさみ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆子どもたちへは、ポリ袋にメラニンスポンジかペットボトルキャップを入れて包みこむお手伝い、目玉シール貼りをお願いしましょう。包み込むだけだとすぐに終わってしまうので、保育者が仕上げをしている間に、金魚を入れるペットボトルバケツのシール貼りをお願いすると良いですね。
ペットボトルバケツの作り方は以下の記事を参考にしてみてください。子どもたちには、ペットボトルへビニールテープを貼り付けるお手伝いをしてもらい、個人マークを目印に貼り付けておくと、自分で探して持って来てくれるようになりますよ。
⑧【夏祭り製作】紙コップちょうちん
紙コップを使って、気軽に出来ちゃう!なつまつり製作のご紹介です。
用意するもの
- 紙コップ2個
- テープ(マスキングテープなどでもOK)
- 紐
- ペン(シール、折り紙などでもOK)
- はさみ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆シール貼りには集中力、観察力、創造力を養うねらいがあります。また同じところにペタペタとシールを貼りがちなので、コップを回転させ空いてるところを見せましょう。
⑨ちぎり絵で作るスイカ
用意するもの
- 画用紙(赤・緑)
- 折り紙(黒)
- ペン
- ハサミ
- のり
作り方のポイント
難易度 ★★☆☆☆黒い折り紙をちぎり、スイカを作ります。縦にビリビリと裂いてスイカの模様にしたり、小さくちぎってスイカの種にしたりできます。もし種のようにちぎるのが難しければ、そちらは黒い丸シールでも良いでしょう。「スイカってどんな食べ物?」と絵本や写真を見てから製作すると楽しめますよ。
⑩シール貼りや絵の具で作るおさかなモビール
用意するもの
画用紙たこ糸または紐
シール
絵の具
タンポ
テープ
作り方のポイント
難易度 ★★☆☆☆おさかなの形の画用紙を彩って、夏にぴったりなモビールを作ります。シールを貼ったり、絵の具をタンポでのせてみたりと、手先を使った製作ができますよ。シールの場合は、いろんな色を使ってカラフルな模様にできるといいですね。絵の具の場合は、衣服が汚れないようスモック等を着用して取り組むと安心です。
水遊びが増える8月は戸外遊びと製作時間の組合せで休息時間を確保
今回は、8月の1歳児向けの製作アイディア10選を紹介しました。8月は天気の良い日が続き、水遊びの機会も増えます。戸外遊びで体力を消耗しやすくなるので、製作や室内遊びと組み合わせてしっかりと休息する時間を作るように努めましょう。
また、気乗りしない子どもたちも積極的に遊ぶ友だちの姿に刺激される時期です。友だちの楽しそうな姿で、夏らしい経験も重ねていけるように支えていきたいですね。
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