11月の3歳児の製作
秋が深まる11月、少しずつ冬の訪れを感じはじめる時期です。紅葉が秋色に深まりお散歩での葉や木の実集めが、より楽しくなってくる時期ですね。また、3歳の11月といえば七五三があります。元気に大きくなってくれることを家族や周りの人とお祝いする日です。子どもたちとオリジナルの千歳飴袋を手作りすることで製作を通して、大切な日本の伝統行事を知る良いきっかけにもなりますね。
朝晩の寒暖差が大きくなり体調を崩しやすい時期でもあります。体調に気をつけて調整しやすい、羽織るものの準備もしていきましょう。
11月の3歳児の発達
空気がひんやりした季節になりましたが、3歳児の子どもたちは戸外で体を動かす遊びに夢中ではないでしょうか。小さな段差からジャンプをしたり、おままごとなどのごっこ遊びで友だち同士で役を決めイメージを共有しながら遊ぶ姿がみられるかもしれません。この時期の子どもたちは、自分の気持ちを言葉や態度で表現することが増えてきます。簡単なルールのある遊びも覚えるため、しっぽとり、かくれんぼ、色おになど簡単なルールのある遊びを取り入れてみましょう。
3歳児クラスの11月の製作のねらい
行事などの経験を通して大きく心も体も成長する3歳児の子どもたち。言葉をつかったコミュニケーションや友だちとの関わりも深まる時期です。一方で友だちとのトラブルも増えてきます。場合によっては保育者が仲立ちし言葉を代弁しながら寄り添っていくことも大切になってきます。- 戸外で季節を感じながらのびのびと体を動かす
- 身近なものへの興味、関心が高まる
- はさみやのりなど道具を使った簡単な製作を楽しむ
- 気温が下がってくるため衣服を自分で調節する
①アルミホイルで簡単に作れるサンマ
一般的に9月〜10月に旬を迎えるサンマですが「名残りのサンマ」として11月もさっぱりとしたサンマが味わえます。完成したサンマを使ってお魚屋さんごっこなどもおすすめですよ。
用意するもの
- アルミホイル
- 新聞紙
- 厚紙
- カラーペン
作り方のポイント
難易度(★★☆☆☆)アルミホイルに鏡のように映る自分の顔を見たり、アルミホイルのカシャカシャとした音も楽しめるサンマ製作。厚紙を使って作るときは、サンマの形に厚紙を切る部分を保育者の方で準備しておくとスムーズに活動をスタートできるでしょう。
新聞紙を使うときは、サンマの形をイメージしやすいように色つきの画用紙でサンマの形を大きく作って見せるとイメージが湧きやすくなるかもしれません。新聞紙を丸めたりひねったりする動きは手首や指先の動きを促し、鉛筆持ちやはさみの練習にもつながります。
サンマの話をして写真をみせてから作ってみてみるとイメージがわきやすいかもしれませんね。
②重なり合う色の変化も楽しめる、さつまいも
やわらかい紙質のお花紙を使った製作は子どもたちの手先の成長にもつながります。紙質の薄いお花紙を重ね合わせ混ぜたら色の違いなど新しい発見があるかもしれません。
用意するもの
- 花紙
- 新聞紙
- セロハンテープ
- のり
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)さつまいもの形に新聞紙を形成していきましょう。形や大きさは自由ですので子どもたちが作れる大きさを尊重しながら作ることでオリジナルのさつまいもの形が完成します。
新聞紙で作ったさつまいもにのりをつけながら花紙が破れないようにやさしく貼り合わせていきましょう。集中力と慎重さが必要になってきますが、完成したサツマイモから達成感や自分で作った喜びを感じられるかもしれませんね。
やきいもの手遊びをしたり、作ったやきいもでお芋掘りごっこなどをして製作から遊びにつなげていくのもおすすめです。
③季節を感じる、落ち葉のかんむり作り
園庭の落ち葉やお散歩先で拾ってきた落ち葉を使ったかんむり製作。落ち葉の感触や色のグラデーション、虫食いの後など落ち葉1枚からもいろいろな発見ができます。
用意するもの
- 落ち葉
- 両面テープ
- かんむりの土台
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)かんむりの土台は事前に人数分準備しておきましょう。拾ってきた落ち葉を広げ、自分たちで色や柄を選びながら両面テープを貼り合わせた土台に貼っていきます。
自分で落ち葉を選ぶという活動は大きさ、色、形などさまざまな五感を動かすことにつながります。落ち葉以外にも木の実やお花など好きなアイテムを取り入れて作ると、さらに製作が盛り上がるかもしれませんね。
④七五三お祝い、世界に一つの千歳飴袋
七五三のお祝いにはかかせない、千歳飴袋を手作りしてお祝いしてみませんか。製作前には子どもたちに、七五三の由来をクイズや紙芝居で伝えていくことでより製作を行う意味を知ることができますよ。
用意する物
はさみのり
穴あけパンチ
リボン
色画用紙
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)オリジナルの世界で一つの千歳飴の袋は七五三を迎える子どもたちのすてきな思い出ですね。事前に保育者の方で千歳飴袋の土台は作っておくのがおすすめです。
子どもたちには手型をおしてもらいましょう。はさみを使い周りを切る活動の前には使い方のルールを一緒に確認していくのがおすすめです。
鶴や亀の甲羅の模様をクレヨンで描いたらクレヨンやシールを使って目を描いて千歳飴袋に貼り合わせ完成です。好きな絵柄を描いたり、キラキラシールやマスキングテープを貼って世界で一つの千歳飴袋を作って七五三をお祝いしましょう。
⑤はさみの練習にもぴったりな毛糸のミノムシ
厚紙の切り込みに毛糸を入れながら、グルグルと毛糸を巻いていきましょう。途中で毛糸の色を変えることでかわいらしいオリジナルのミノムシが完成します。室内に飾ると季節感がグンと感じられますよ。
用意する物
- 厚紙
- 画用紙
- 毛糸
- はさみ
- カラーペンかクレヨン
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)タマゴの形に切った厚紙と画用紙を貼り合わせ周りにはさみで切り込みを入れていきましょう。毛糸を巻くときは、始めのスタート部分を決めてあげるとスムーズに活動に入れます。
ミノムシの身の部分を巻くときはグルグル何周にも毛糸を巻いていくとミノ部分にボリュームが出て立体的になるでしょう。3歳児の場合、目はシールを使って表現するのもおすすめです。製作前にミノムシの写真やどういう生き物か紹介する時間を作ると表現の幅を広げ、作る楽しさを味わえるかもしれませんね。
⑥感謝を込めて「ありがとう」の花束作り
11月23日は「勤労感謝の日」です。勤労感謝の日は身近な仕事について考えたり、おうちの人や地域の人たちが、どんなお仕事をしているのか、普段から頑張ってくれている家族や地域の人に向けて感謝の気持ちを伝えてみましょう。
用意するもの
- 画用紙
- 折り紙
- カラーペン
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)画用紙を使って子どもたちの手を縁取り、手の形にそって切っていきましょう。子どもたちの成長も感じられる製作になっています。お花をクレヨンで好きな色を使い描いていきましょう。感謝を伝えたい人は誰か子どもたちとイメージしながら作ることが大切です。
製作前にはどんな感謝の場面があったかを子どもたち一人ひとりに聞き、メッセージとして保育者が代筆すると、より勤労感謝の日のプレゼントとしての感謝の気持ちや感動の気持ちが伝わると思います。
11月ならではの表現を楽しむ製作6選
3歳児11月の製作6選を紹介しました。細かい作業にも挑戦できるようになってくる3歳児の子どもたち。道具では、のりの使い方、はさみの動かし方や切るときの紙の持ち方なども上手になってきます。クレヨンやカラーペンを使って、まる、三角、四角などの形や自分がイメージしたもの、気持ちを絵や色を使い表現する楽しさも感じることができるようになってきます。製作を通して日本の行事や意味をわかりやすいように絵本やパネルシアターで伝えたり、遊びの中で季節感を楽しめるものを取り入れていくと活動内容に深まりが出るかもしれませんね。
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