1月の0歳児の製作
1月は、お正月を迎え、年末年始で長いお休みをとる園がほとんど。家庭で過ごす時間が長く、リズムが崩れてしまった子どもたちのリズムを整えることが最優先となる月になります。その中でも、昔からの伝承遊びやお正月遊びには触れていけるようにしたいもの。0歳児も楽しめる、指先を使って回すコマ遊び、動くものに体を合わせる羽子板遊びや凧あげ遊びなど普段の遊びをお正月バージョンにしたものを楽しめるように準備しましょう。
1月は雪の降る日もあるため、製作と室内遊びのバランスが必要不可欠。雪遊びの前後は、着脱の習慣化も兼ねて簡単な身の回りのことが出来るように、時間に余裕を持った日案の組み立てを行うと安心ですね。
1月の0歳児の発達
1月は、12月同様に滑り台やマットの山登りなど、体をダイナミックに動かして遊びたくなる時期。反対に手指を使う遊びにも興味をもち、コイン落としやストロー落としなど、落とし口が小さく細いものに物を入れる、ちぎる、ひっぱる、剥がすなど指先や手先を使って巧みに遊ぶことを喜びます。雪が降ってきたら戸外遊びができるように保護者へも雪遊びグッズの事前用意をお知らせしておくと良いですね。
1月の製作のねらい
1月の0歳児さんは、泣く、指差すなどして、表情や体を使って自分の気持ちを他者に伝えようとする力がぐんと高まってきます。自分の気持ちをうまく伝えられず、イライラして友だちを押す、噛むなどのトラブルも多発するので、子どもたちの表情や様子から気持ちを汲み取り、相手に伝えることができるように配慮しましょう。- 雪や氷、霜、落ち葉など冬の自然物に触れて遊ぶことを楽しむ。
- 冬のモチーフや製作物を作って、製作活動を楽しむ。
- 体を十分に動かし、日本の遊びや冬の自然に親しむ。
- 手指を使う遊びを楽しむ。
来年の1歳児クラスを見通し、指先の2点持ちから3点持ちを身に着けていけるような、引っ張る、つまむ、落とし入れるなど、指先を使って遊べるおもちゃを配置できるようにしていくと良いですね。
それでは、1月に取り入れたい製作アイデアをご紹介します。
①【お正月製作】午年製作にピッタリ♪紙皿DEゆらゆら馬さん
紙皿を半分に折って作るので、事前準備が簡単な製作作品です。指先で押すとゆらゆら動くので、製作後は子どもたちの手の届くところに置いとくと自由に遊べて良いですね。
用意するもの
- 紙皿
- 画用紙(顔:茶色、たてがみ:黒や焦げ茶色)
- 絵の具(茶色系)
- モール(茶色や黒、オレンジ)
- セロテープ
- のり
- はさみ
作り方のポイント
難易度★★☆☆☆動画では絵の具やカラーペンを使って作っていますが、0歳児さんの活動であれば、紙皿部分は絵の具塗りやスタンプ遊びの他、折り紙のちぎり絵で作っても味のある作品になって素敵です。折り紙を使う場合、茶色の色味を2色以上使いにすると子どもたちの軌跡が分かりやすくなるのでおすすめです。
②【お正月製作】ティッシュを詰めて作る!簡単ふわふわ鏡餅

お正月といえば…のイメージの強い、鏡餅をティッシュをちぎったり丸めたりして作る立体作品です。 子どもたちの指先の発達に合わせ、ちぎる丸めるを駆使して楽しくお正月製作をしましょう。
用意するもの
- ティッシュ(白のお花紙、綿でもOK)
- お花紙(オレンジ色)
- 紙皿
- ビニール袋2枚
- 画用紙(台紙:赤、白、ミカンの葉:緑)
- 絵の具
- のり
- セロハンテープ
- はさみ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆0歳児さんは、ビニール袋の口を開ける、素材を詰めるという2つの動作を同時にすることはまだまだ難しいので、保育者がビニール袋の口を大きく開けて固定してあげると作業のしやすさアップに繋がります。
指先を使って遊ぶ要素を取り入れることで、指先の発達を促すことができます。経験したい内容で素材を複数用意して選択してもらう、月齢で素材変更するなど工夫してみてくださいね。
③【お正月遊び】0歳児さんでも簡単に回る!牛乳パックコマ
真ん中のペットボトルの蓋、空いている穴どちらを使ってもよく回転するコマです。お座りよりハイハイが好きなお子さんでも、腹ばい状態で手のひらで払うようにして回せるので初めてのコマ遊びにピッタリです。
用意するもの
- 牛乳パック
- ペットボトルキャップ2個
- 油性ペン
- 丸シール、画用紙など飾り付ける素材
- セロハンテープ
- グルーガン(強力接着剤でもOK)
- カッター
- はさみ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆牛乳パックを使用するので、牛乳アレルギーのお子さんがいるクラスは、ジュースなど牛乳以外の飲料が入った紙パックで代用しましょう。
コマ作りのポイントは、表裏で固定するペットボトルの蓋をずれないように配置することです。重心の関係上、なるべくずれないように固定することでよく回るようになるという仕組みだそう。
1月過ぎの高月齢児さんは手先の器用さが格段にアップするので、指先3点をうまく使い、真ん中のキャップ回しにチャレンジしたい時期。回し方が分かるように保育士が見本を見せながら、「ここをくるくるするとコマもくるくるするね~」など解説も加えてあげると分かりやすいですね。
④だるまさんのシャカシャカマラカス♪
秋に子どもたちが集めてくれたどんぐりやビーズを使い、0歳児さんが大好きなぽっとん落としをしながら作るマラカスです。普段使いだけでなく発表会などにも使えるので、たくさん作ってどんぐりが織りなす音を楽しみましょう。
用意するもの
- 空カプセル2個
- トイレットペーパー芯(ラップの芯をカットしてもOK)
- シール(油性ペンでお絵かきでもOK!)
- ビニールテープ
- セロハンテープ
- 虫処理したどんぐり
- はさみ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆トイレットペーパー芯で強度が足りない時は、トイレットペーパー芯を2個使い、1個の芯に切り込みを入れて重ねて使うようにすると強度を上げることができます。ラップ芯でもOKです。
トイレットペーパー芯に丸シールやマスキングテープなどで自由に飾り付ける、スズランテープなどで装飾するなどすると発表会でも映える仕様になりますね。
導入として、絵本『だるまさん』シリーズの読み聞かせをしておくと、だるまさんへの親しみがアップ!絵本の中のだるまさんと同じ動きを子どもたちと一緒に楽しめます。
⑤透明折り紙でキラキラ透けるステンドグラス雪だるま
透明折り紙を使っているので、太陽の光が当たりいろいろな色が透ける雪ダルマ作品です。雪が降り積もり、外の風景が気になる1月の製作にピッタリです。用意するもの
- 透明折り紙(複数色)
- 画用紙(雪だるま:白、帽子、手袋:お好みの色、鼻:オレンジ)
- クレヨン(黒)
- クッキングペーパー
- のり
- 透明幅広テープ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆動画では画用紙で作っていますが、紙皿を利用すると丸くカットする手間が省けて時短になります。マフラーはモールをねじって付ける、毛糸を貼り付けるなどしてふわふわ温かみのある立体感をプラスしても素敵になりますよ。
飾りつける場所は、窓ガラスがおすすめです。透明折り紙に太陽の光が差し込み、キラキラしているように見えるので、子どもたちの眼もキラキラになることでしょう。
⑥ちぎり遊びで♪透明カップのふりふりスノードーム
折り紙やコピー用紙をちぎって作る、遊べるスノードームです。透明カップを使うため、中に入っている紙の動きを見たり、振るたびにシャカシャカと音がするのを楽しんだりできちゃいます。 動画では、サンタクロースですが、雪だるまなどのモチーフに変えて作ってみましょう。
用意するもの
- 画用紙(雪だるま:白、もみの木:緑、茶色などお好みのモチーフで)
- マスキングテープ
- 丸シール
- 折り紙(中の紙吹雪用、蓋用。コピー用紙でもOK)
- 麻紐
- 透明カップ
- クレヨンまたはペン(サンタの目を描く時に使用)
- 両面テープ
- はさみ
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆雪だるまの顔は子どもたちにお願いすると表情豊かな雪だるまが大集合。お絵かきする際、子どもたちが握りやすいように太めのクレヨン、ペンを用意すると良いですね。
折り紙やコピー用紙をちぎる時は、ちぎり始めに指先を一番使うので、難しさを感じるお子さんが多いかもしれません。子どもたちの様子を見ながら、切込みを入れる、後ろから手を添えちぎる動作を一緒にするなど発達の個人差に合わせてフォローしましょう。
⑦デカルコマニーで手袋製作

デカルコマニーの技法を使って、左右対称の模様が一度にできる不思議さも子どもたちの心に刺さる冬らしい作品です。冬の定番、手袋の形で作ってみませんか? デカルコマニーのあと、毛糸や綿を付けて温かさをプラスしても素敵ですよ。
用意するもの
- 画用紙
- 絵の具
- 筆
- はさみ
- のり
作り方のポイント
難易度★☆☆☆☆1月は北風が寒く、子どもたちも手袋に親しみを持つようになっていると思いますが、さらに導入として絵本『てぶくろ』を読み聞かせておくと手袋がより身近なものに。
「何色の手袋にする?」と、子どもたちの好きな色を台紙(手袋のベース)に選べるように事前準備しておくと色とりどりの手袋が出来て素敵ですね。
いろいろな感触を指先で感じる冬壁面作りを楽しもう!
今回は、1月の0歳児向けの製作アイデア7選をご紹介しました。1月の0歳児は、つまむ、ちぎる、破るなど手指を使い、繰り返し遊ぶ遊びに興味も持ち始める時期。手づくりおもちゃや製作活動を通して、指先を使いたい気持ちを満たせるように支えていきたいですね。
□■この記事を読んだあなたにおすすめ■□













