1月の4歳児の製作
新年明けの1月は、長期休みで乱れがちな生活リズムを整えながら、お正月遊びや鏡開きなど季節の行事、そして生活発表会に向けた練習が始まる時期です。戸外では寒さに負けず、鬼ごっこやボール遊びなど全身を使って遊ぶ姿が多く見られます。冬の草花や自然物に触れ、「これなあに?」と新しい発見に心が動くことも。
室内では、かるたや福笑いなど“お正月ならでは”の遊びを通して、みんなで盛り上がる楽しさを味わえます。
また、寒さで体調を崩しやすい時期でもあるため、手洗い・うがいを丁寧に行いながら元気に過ごせるよう見守っていきましょう。
それでは、1月の4歳児の発達や活動のねらいとともにご紹介します。
1月の4歳児の発達
4歳児は生活習慣がより自立し、排せつ・着脱・食事などがひとりでできるようになります。「次はこうするんだ」と流れを考えながら自ら行動できるようになる子も増えてきます。友だちとの関係も深まり、ルールのある遊びの中で譲り合い、相手の気持ちを少しずつ考えながら過ごす姿が出てくる時期。
年長への期待感が芽生え、「やってみたい!」という積極性も高まる1月ならではの姿が見られるでしょう。困った時には、そっと寄り添い必要なサポートを届けられるよう準備しておくことも大切です。
4歳児クラスの1月の製作のねらい
友だち同士で声を掛け合いながらルールのある遊びを楽しむ姿が見られるようになってきます。自分の好きなものに夢中になり世界を広げていく時期でもあるでしょう。- 自分で作った凧やおもちゃで遊ぶ楽しさを味わう
- 友だちと声を掛け合い、ルールのある遊びに挑戦する
- 好きなものに集中し、表現の幅を広げる
- 下書き線をなぞるようにハサミを使い、指先の器用さを高める
- できたことを認められ、自信につながる体験を大切にする
- トラブル時には気持ちに寄り添い、必要に応じて言葉を代弁する
① 紙コップで作るけん玉
作り方もシンプルで、あっという間に完成しちゃう紙コップけん玉。ひざを使って遊ぶのがポイントですよ。何回入るか友だちと数えてみても楽しいですよ。
用意するもの
- 紙コップ
- たこ糸
- 紙
- ビニールテープ
- はさみ
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)紙を紙コップの中に入る大きさに丸めていきましょう。ビニールテープを巻いてくときは、事前に適量の長さに切ったビニールテープを準備しておくのがおすすめです。玉留めしたたこ糸を丸めた紙に貼り合わせます。反対側のたこ糸の先端も結び目を作り紙コップの底に貼り合わせ完成です。
紙コップの周りにカラーペンで絵を描いたり、マスキングテープや折り紙を貼り合わせたり自分だけのけん玉を作ってみましょう。製作前にけん玉で遊んでみる体験を取り入れると遊びを知るきっかけにもなり良いかもしれませんね。
②紙皿で作るオリジナル羽子板
身近な材料で簡単に作れる羽子板です。紙皿を折り曲げて作ったりする作業がいろいろな事ができるようになった4歳児の子どもたちにぴったりです。
用意するもの
- 紙皿
- 和紙折り紙
- わりばし
- のり
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)紙皿の中心にわりばしを置きテープで貼り合わせます。左右を中心に合わせるように折り込み羽子板の形を作っていきテープで貼り合わせて羽子板の完成です。和紙をちぎり羽子板に貼り合わせて作っていきましょう。
お正月らしい装飾を貼り合わせると季節感が高まります。花紙を丸めて包むようにゴムで縛ったら羽子板の羽の完成です。シールやマスキングテープなどを使ってオリジナルの羽子板を作り季節感を楽しみながら遊んでみてくださいね。
③はじき絵で作る温かいニット帽子と手袋
絵の具を塗る瞬間は魔法使いになった気分になるはじき絵あそび。絵の具を塗ると不思議と模様が浮かび上がってくるニット帽子に手袋。寒い冬にぴったりの製作です。ぜひ自分の好きな色で作ってみてくださいね。
用意するもの
- 花紙
- のり
- クレヨン
- 画用紙
- 絵の具
- 筆
- はさみ
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)手袋とニット帽子を画用紙に書き、線をなぞるように上から白いクレヨンで外枠から線を描いていきましょう。線の中に模様を描き、オリジナルのニット帽子と手袋を描いていきましょう。模様を描くのに迷ってしまった子は好きな果物や動物の絵を描くのもおすすめです。
水を多めに入れた絵の具を塗りのばし乾燥させたら、周りをはさみで切り完成です。製作前にはどんな手袋や帽子を持っているか子どもたちと話してみてから作るとワクワク感が増し楽しい製作ができるでしょう。
④お正月の縁起物獅子舞作り
獅子舞に頭を噛まれると邪気を食べてくれ、厄をはらい無病息災や家内安全を願うことにつながると言われています。紙芝居や絵本で意味や由来を深め、獅子舞を作ってみましょう。
用意するもの
- 画用紙
- 折り紙
- のり
- はさみ
作り方のポイント
難易度(★★★☆☆)お正月に獅子舞の製作は行事を知るきっかけにもなりますね。折り紙をお好みの形にちぎり、土台の画用紙に貼り合わせていきましょう。上から赤い折り紙を中心より上側に貼り合わせて獅子舞の目、口、歯、丸シールでほっぺを作っていきましょう。獅子舞の髪の毛は綿を使って貼り合わせたら力強い獅子舞の完成です。
ひもをつけて室内に飾ってすてきな新年をお迎えください。獅子舞の実際に踊っている写真やイラストを見せてから製作活動に入るとイメージがしやすくて良いかもしれませんね。
⑤寒い冬のアツアツおでん
店主になりきっておでんを作っていきましょう。ちくわ、しらたき、大根など、どんな具材が好きか子どもたちと楽しみながら作ってみてください。子どもたちから人気の具材はなんでしょうか。聞いてみてくださいね。
用意するもの
- 紙コップ
- 毛糸
- フェルト
- トイレットペーパー芯
- 接着剤
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)アツアツおでんは冬に食べるととってもおいしいですよね。ちくわはトイレットペーパーの芯を切り、上からフェルトを巻いていきましょう。絵の具で焦げ目も表現してくださいね。紙コップの底を切って白い毛糸を巻いていくと太さも本物そっくりな大根が完成します。
味が染み込むと美味しいしらたきは毛糸をたたみながら作っていきます。他にも子どもたちと卵やこんにゃくなど好きな具材を追加で作ってみるのも良いかもしれませんね。おでんの絵本を読んでから製作活動に入るのもおすすめです。
⑥うまの絵馬作り
今年の干支といえば、うまですよね。子どもたちとうまの絵馬を作ってどんな一年にしたいか話しお願い事を添えて室内に飾ってすてきな1年のスタートをきりましょう。
用意するもの
- 画用紙
- 絵の具
- クレヨン
- はさみ
- のり
- ボールペン
- 穴あけパンチ
作り方のポイント
難易度(★★★★☆)事前に画用紙に絵馬の形を下書きしたものを子どもたちに配りましょう。はさみで線の上をなぞるように切っていきます。うまのイラストは子どもたちにクレヨンでじっさいに絵馬に描いてもらうのがおすすめです。うまの色は何色にしようかも考えてもらいましょう。
絵の具で指スタンプで梅、竹を描いていきます。指の大きさでそれぞれ形や大きさの違う世界に一つだけの絵馬ができあがりますよ。穴あけパンチで穴を開けすてきな一年になるよう子どもたちとお願いしましょう。製作前に今年の干支のお話しを紙芝居などで伝えると製作活動が深まるでしょう。
新年の始まりにぴったり、お正月とポカポカ冬の製作6選
1月にぴったりな製作6選を紹介しました。新年を迎えた時期の製作では日本の素晴らしい行事お正月を感じられる羽子板やけん玉を思い出す製作を取り入れながら作って一緒に遊んでいきましょう。寒い冬を感じる季節だからこそ温かい気持ちになれる帽子や手袋、おでん鍋の製作は子どもたちと話しながらイメージを膨らませて子どもたちのアイディアをたくさん取り入れながら作ってみてくださいね。
製作を通して作るときの過程や完成した時の自信を大切に、日本の行事や由来を楽しく子どもたちに伝えていきましょう。
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