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かるた|お正月遊び【遊び方・ねらい解説】

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かるた|お正月遊び【遊び方・ねらい解説】
新年最初の園行事と言えばお正月。この時期は、活動の中で少し特別な遊びを取り入れてみるのも良いですね。お正月らしく、古くから伝わる伝承遊びを取り入れてみましょう。今回は、その中から、『かるた』をイラストで解説します。
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かるたとは

「かるた」は、読まれた読み札の言葉に対応した絵札を早い者勝ちで取り合う、日本の伝承遊びの一つ。特にお正月に行われる定番の遊びとして知られています。少しずつ平仮名が読めるようになり、語彙も増えてくる年齢の子にとっては、言葉の学習にも繋がります。

かるたの起源には二つの説があるようです。一つは、平安時代の貴族の遊び「貝覆い(かいおおい)」から来ているという説。二枚貝のハマグリの裏に和歌や柄を描き、たくさんの貝の中からぴったりとハマるものを探し出す遊びです。もう一つは、16世紀頃にポルトガルから伝わったという説。ポルトガル語の「カルタ(carta)」は、「手紙」や「カード」を意味しており、もともとはトランプに近いものだったようです。

日本では、「百人一首(ひゃくにんいっしゅ)」を基に作られた「百人一首かるた」や、「犬も歩けば棒に当たる」などの「いろは歌」で構成される「いろはかるた」など、さまざまな種類があります。

難易度

★★★★☆

対象年齢

4歳児/5歳児

用意する物・道具

  • かるた
ほいくisでは、子ども向けにアレンジした「こどもカルタ」の読み札・絵札キットを用意しています。無料ダウンロードできますので、こちらも試してみてくださいね。

遊びのねらい

保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。
  • 日本の風習や伝統的な遊びを知る
  • 友だちと一緒に遊び、コミュニケーションを楽しむ

期待される姿

  • 絵と言葉の組み合わせで、楽しく語彙力を伸ばす
  • 読み手の声にじっと耳を澄ましたり、目を凝らして札を探したりする中で集中力が育つ

保育士の配慮と援助

  • 楽しむことを忘れないようにし、前向きな声かけを意識することをおすすめします。例えば、子どもがかるたの札をあまりとれなかった時、「残念だったね」ではなく「楽しかったね」とポジティブな言葉を使うと、子どものやる気を引き出せるかもしれません。
  • 「かるた」は、お正月以外でももちろん楽しめ、まだ文字が読めない子どもでも十分に楽しめる遊びです。目で見て手で触れて頭で考えて言葉をかけ合う、昔遊びの時間を大切にしましょう。
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かるたの遊び方・ルール

1.読み札を読む人をあらかじめ決めておきます。園では、保育者が行うようにしましょう

2.絵札を床の上にばらばらに並べます。必ず絵柄が表向きになるようにしましょう。読み札はシャッフルしておきます
お正月遊び「かるた」の遊び方手順①

3.保育者が読み札を1枚1枚読みます。子どもたちは読み札の先頭の文字と同じ文字の絵札を探し、見付けたら素早くタッチします。最初にタッチした人がその札を貰えます
お正月遊び「かるた」の遊び方手順②

4.全ての絵札がなくなるまで繰り返し、最終的に絵札を一番多く持っていた人の勝ちです!
お正月遊び「かるた」の遊び方手順③

「かるた|お正月遊び」解説イラストのダウンロード

こちらのページで紹介した「かるた|お正月遊び」の遊び方解説イラストを、保育施設での説明にご利用いただけるよう、ダウンロード素材をご用意しました。ほいくisメンバーに登録(無料)すれば、無料でダウンロードすることができます。

ポイント

遊びに取り組む上で、工夫をしたり配慮が必要だったりするポイントをまとめました。

最初の一文字目を強調して読む

事前のルール説明では、「最初の一文字が同じ絵札を探すよ」と伝えておきましょう。その上で、読み手となる保育者は、読み札の最初の一文字目を強調するようにしてみてください。

また、子どもたちがひらがなを完全に覚えていない場合は、絵札を探し出すポイントとなる言葉(「いぬ」や「かえる」など)を強調することでヒントにしてみましょう。

ほいくisでは、ひらがなを覚えていない子でもイラストでイメージできるように工夫した「こどもカルタ」の文例を公開しています。こちらも参考にしてみてくださいね。

同時タッチの判定ルールを決めておく

子どもたちが慣れてくると、同時に2~3人がタッチしてケンカになるということも起こってきます。こういったケースに備えて、「手が一番下にあった子のもの」「同時ならジャンケンでどっちが貰うか決める」など、事前にルール決めをしておきましょう。

アレンジ例

遊びをさらに発展させるアレンジ例をご紹介します。

段ボールカルタでダイナミックに遊ぶ

通常の大きさのカルタも良いですが、段ボールで作った手作りの大型かるたでダイナミックに遊んでみるのも良いでしょう。クラスによっては知っているひらがなや語彙の数に個人差がある場合もあるので、そんな場合でも、大きなイラストで探しやすい段ボールかるたはおすすめです。

全身を使った遊びになる分、子どもたち同士がぶつかってしまう危険性もあります。実施する場所の広さや参加人数を調整しながら、安全第一で取り組んでみてくださいね。

絵合わせかるた

「かるた」の基本的なルールは、絵が描かれた「絵札」を床やテーブルに広げておき、読み手が読む「文字札」に合った札を取って枚数を競う遊びですが、文字がまだ読めない小さな子どもの場合、基本のルールでは楽しめない場合もあります。

「絵合わせかるた」は、二つの絵を組み合わせて完成させるかるたで、「動物」「食べ物」など、子どもが興味のある絵のかるただと誰でも簡単に楽しむことができます。手作りで子どもが興味のある「絵合わせかるた」を作ってあげるのも良いですね。

逆かるた

逆かるたは、「文字札」と「取り札」「絵札」を逆にしたかるたの遊び方です。文字札を床やテーブルに広げて、全員が順番に「取り札」「絵札」を取って、合った文字札を探します。

通常のかるたのルールよりも難易度が上がりますが、ひらがなや文章を覚えるきっかけにもなります。

※掲載イラストや記事内容の 無断転載・二次利用、配布・加工は禁止とさせていただきます。

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杉本 綾子(すぎもと あやこ)

この記事を書いた人

杉本 綾子(すぎもと あやこ)

特定非営利活動法人 芸術と遊び創造協会 所属
長年の保育現場勤務を活かし保育園の園長を経て、現在、現場で頑張っている人同士がともに学び、「心の栄養補給」ができる人材を育てるために講座などを企画・運営している。
『幼稚園教諭二種免許・保育士』『おもちゃコンサルタント』『絵画指導スペシャリスト』『保育ナチュラリスト』『保育 あそび発達サポーター』などの資格を取得。多様な視点から、園での遊びや保育に役立つヒントを届ける。

<芸術と遊びらぼ>
https://artplaylab.jp/
<芸術と遊び創造協会>
https://art-play.or.jp/

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