6月の1歳児はどんな時期?
生活リズムが整い、安心して遊びや探索を楽しむ時期
6月の1歳児は、園生活に慣れて気持ちが安定し、安心できる環境の中で好きな遊びをじっくり楽しむ姿が見られる時期です。梅雨の時期ならではの雨や虫、草花など、身近な自然への興味も広がっていきます。今月は、
- 生活リズムが整い、安心して過ごす時期
- 身近な自然や環境への興味が広がる時期
- 繰り返しの遊びややり取りを楽しむ時期
1歳児におすすめ6月の絵本
①『ぴょーん』

作:まつおかたつひで
ポプラ社 2000年
内容(あらすじ)
「かえるが…ぴょーん!」「ねこが…ぴょーん!」と動物や虫までぴょーんとジャンプ!かたつむりは…?最後は女の子もジャンプ!6月におすすめの理由
登場人物と一緒に大きくジャンプして体を動かせます。朝を元気に始めるきっかけにも、雨の日の運動の一つとしてもおすすめです。読み聞かせのコツ
絵本を高く動かしたりバンザイしたりして、ジャンプする気分を味わいましょう。広い場所で読む時には実際にジャンプして遊んでくださいね。かたつむりのオチも忘れずに。活動につながるポイント
- ジャンプで体を動かそう
- 動物なりきりジャンプ
②『おさんぽ おさんぽ』

作:ひろのたかこ
福音館書店 2008年
内容(あらすじ)
雨上がりに長靴を履いてお散歩していると、だんごむしやアリ、かたつむりもお散歩しています。水たまりを見つけると思わずバシャバシャ、裸足になってしまいましたよ。6月におすすめの理由
足元だけの描写が印象的なお話。子どもにとって長靴は特別で嬉しいものですよね。子ども目線で描かれたお話なので引き込まれること間違いなしです。読み聞かせのコツ
絵本の子どもがどんな気持ちで散歩しているところなのかを絵から想像して言葉を添えたり絵を味わったりしてみましょう。かえるが飛んだり、水たまりに入ったりする時は、絵本を揺らしてみると雰囲気が出ます。活動につながるポイント
- 長靴を履いて雨上がりの散歩
- 雨上がりに虫を探してみよう
③『あめふりさんぽ』

作:えがしらみちこ
講談社 2014年
内容(あらすじ)
雨に呼ばれたのでカッパを着て、長靴履いて、傘をさしてお散歩に出発!さまざまな生き物に出会い、傘や長靴を貸してあげながら雨の日の散歩を楽しみます。6月におすすめの理由
雨、生き物、あじさい、にじなど、この時期に見られる自然がつまった一冊です。普段とは違う景色や発見に出会い、雨の日ならではの楽しさを感じられます。読み聞かせのコツ
子どもと一緒に散歩しているような気持ちで、やさしく語りかけるように読みましょう。散歩をしながら出会う自然や生き物に注目できるよう言葉を添えるといいですね。活動につながるポイント
- 製作(傘、レインコート、生き物)
- レインコートを着てお散歩
④『こぐまちゃんのみずあそび』

作:わかやまけん/もりひさし/わだよしおみ
こぐま社 1971年
内容(あらすじ)
じょうろでお花にお水をあげるこぐまちゃん。次はきんぎょさんに、その次はアリさん!しろくまちゃんがホースを持ってきたのを知ると、2人で水遊びの始まりです。6月におすすめの理由
お手伝いをしていたはずが、いつの間にか、大胆ないたずらに発展しています。水遊びを題材に、大人が介入しない、子どもだけの世界で遊びが発展していく様子がとても気持ちよく、楽しい1冊です 。読み聞かせのコツ
文も短く、絵も見やすい本ですが、次々とページをめくっていくのではなく、イメージが広がるように読み終わった後も余韻をもたせてから次のページへ進むといいでしょう。活動につながるポイント
- 戸外で水遊び(じょうろ、ホース)
- 水たまりに葉っぱや花びらを浮かべて遊ぶ
⑤『とうさんまいご』

作:五味太郎
偕成社 1983年
内容(あらすじ)
デパートでお父さんと買い物をしていると、迷子になってしまったのはお父さん。「いたいた、あの帽子…あれれ」「あの靴」「あのネクタイ」とお父さんの身につけているものを頼りに探します。6月におすすめの理由
6月は父の日があります。しかけが楽しいこの絵本で大好きなパパを探しましょう。読み聞かせのコツ
しかけになっているので探す楽しさを味わいながら読み進めましょう。めくった時のがっかり感も感じられるように工夫してくださいね。活動につながるポイント
- ファミリーデーの製作の導入に
- お父さんってどんな人?(服、靴、顔、髪型など)
⑥『ノンタン ぶらんこのせて』

作:キヨノサチコ
偕成社 1976年
内容(あらすじ)
ノンタンがぶらんこにのっていると、うさぎさんやくまさんが「のせてよ」とやってきますが、ノンタンはたくさん乗りたいから交代できません。交代の仕方を知ったノンタンは、上手に交代してみんなと仲良く遊べるようになりましたよ。6月におすすめの理由
クラスの友だちを意識するようになる6月はおもちゃの取り合いなども増えてくるでしょう。ぶらんこをきっかけに、順番を楽しく待つ・交代することが自然と理解できるようになる絵本です。読み聞かせのコツ
交代できたノンタンを褒めたり、みんなが喜んでいる気持ちに共感したりすると、実際の場面につなげやすいでしょう。1から10まで数えるところでは、子どもたちも一緒に楽しく数えることで、待つことが苦痛ではないような雰囲気を出してあげるといいですね。活動につながるポイント
- ファミリーデーの製作の導入に
- お父さんってどんな人?(服、靴、顔、髪型など)
⑦『くまさん くまさん なにみてるの?』

作:ビル・マーチン 絵:エリック・カール
偕成社 1984年
内容(あらすじ)
「くまさんくまさん何見てるの?」と聞かれると「赤い鳥を見てるの」と答えます。次は鳥が登場して、同じやり取りが続いていきます。あひる、馬、カエルなどの動物や、お母さんと子どもたちも登場します。6月におすすめの理由
繰り返しの言葉と展開で、言葉や色、やり取りを覚え始める1歳児さんにぴったりです。見る・見つける体験が、周囲への興味や指さし、言葉のやりとりにつながります。読み聞かせのコツ
動物の名前、色の名前を問いかけながら読むと興味をもって読み進められます。同じ赤色でもいろいろな赤色があることにも気づけるような声をかけてみましょう。⑧『くだものさん』

作:tupera tupera
学研プラス 2010年
内容(あらすじ)
「くだものさん くだものさん だあれ」「ぽろりん りんごさん」と、しかけになっている木から果物が落ちてきます。果物によって落ち方や表情が違って楽しめます。6月におすすめの理由
身近な果物が次々と出てくるので、食べ物への興味や名前、やりとりにもつながります。めくるしかけが1歳児さんの興味にぴったりです。読み聞かせのコツ
落ち方によってしかけをめくるスピードや読み方を変えると楽しめます。活動につながるポイント
- くだもの探し(部屋に果物を隠して見つける)
- ままごと
⑨『おきがえあそび』

作:きむらゆういち
偕成社 2001年
内容(あらすじ)
こいぬのコロが「ズボンを履くのなんてかんたんかんたん」でも、あらら?みんな挑戦するけどうまくいきません。そこへゆうちゃんがやってきました。上着、ズボン、シャツを脱いで、パジャマに着替えて…ゆうちゃんすごいね!6月におすすめの理由
自我が芽生え、何でも自分でやってみたい!という時期です。自信満々の動物たちがうまくできない姿に自分を重ねてしまいながら、自分でお着替えできたゆうちゃんがかっこよく憧れて見えるでしょう。読み聞かせのコツ
うまくいかなかったページでは、「どうしたらうまくいきそう?」と問いかけ、実際に着脱する時のポイントを話してみましょう。また、「ゆうちゃんすごいね」と盛り上げて、憧れの存在をもつことで意欲的に取り組むきっかけをつくるのもいいですね。活動につながるポイント
- 自分で着替えるきっかけに
- 着せ替えあそび
⑩『パオちゃんのみんなではみがき』

作:なかがわみちこ
PHP研究所 1996年
内容(あらすじ)
パオちゃんたちが公園へ行くと、ワニくんは元気がありません。ワニくんに虫歯があると知って、急いで歯医者さんへ向かいます。みんなで歯磨きをして、虫歯を治してもらうと、今度はみんなで元気に遊べました。6月におすすめの理由
虫歯予防デーのある6月。1歳児に親しみやすいパオちゃんシリーズはいかがでしょうか。1歳頃の子どもは歯磨きを嫌がる子も多いのできっかけ作りになります。「食べたら歯磨きしようね」と歯磨きの大切さが分かります。読み聞かせのコツ
歯みがきする動きを見せながら、「ゴシゴシ・シュッシュ」と声に出して一緒にやってみましょう。また、「パオちゃんと一緒にやってみようか」と優しく声をかけることで、歯みがきへの親しみや安心感につながります。活動につながるポイント
- 歯磨きのきっかけ作りに
- 歯磨きごっこ(ぬいぐるみにしてあげる)
【6月】絵本から広がる1歳児の活動アイデア

6月の製作あそび
- 製作(傘、レインコート、カエルやカタツムリなどの生き物)
- ファミリーデーの製作
6月のごっこあそび
- 動物になりきってみよう(カエル、犬、猫など)
- ままごと
- 歯磨きごっこ
6月の自然あそび
- 長靴やレインコートを着てお散歩
- 雨上がりに虫を探してみよう
6月の言葉あそび
- 「順番」や「交代」の意味が分かりやってみる
- 1~10までの数を言ってみる
- 色の名前が分かる
6月の生活のねらいにつなげる活動
- 簡単な着脱、身支度などに取り組む
- 歯磨きに興味をもつ
絵本で雨や自然に触れ、遊びを広げよう
6月の1歳児は、生活リズムが整い、安心して遊びや探索を楽しめる時期です。絵本をきっかけに身近な自然や言葉に触れながら、興味を広げたり自分から関わろうとする気持ちを大切に、遊びの世界を広げていきましょう。□■この記事を読んだあなたにおすすめ■□

















