6月の2歳児はどんな時期?
園生活のリズムが整い、安心して過ごせる時期
6月の2歳児は、園生活の流れに慣れ、自分の好きなあそびや過ごし方が見えてくる時期です。保育士との安定した関わりを土台にしながら、気持ちを表現したり、身近な環境への興味を広げていくことが大切です。今月は、
- 園生活のリズムが整い、安心して好きなあそびを楽しむ時期
- 季節の事象や自然に触れ、発見や気づきが増えていく時期
- 保育士との信頼関係の中で、言葉やしぐさで自分の思いを伝えようとする時期
2歳児におすすめ6月の絵本
①『ぞうくんのあめふりさんぽ』

作・絵: なかの ひろたか
福音館書店 2006年
内容(あらすじ)
ぞうくんが雨の中おさんぽに出かけ、出会った動物たちと水たまりで楽しい時間を過ごします。雨の日ならではの発見やおもしろさを、やさしく感じられる1冊です。6月におすすめの理由
雨の日のおさんぽで動物たちと水たまりあそびを楽しむお話を通して梅雨の季節に親しめるため、6月にぴったりです。読み聞かせのコツ
ぞうくんが風に乗って進む場面では声を少し弾ませて読み、風の強さや動きの変化が伝わるようリズミカルに読み進めるのがポイントです。活動につながるポイント
- しずく・かさの製作
- 室内でおさんぽごっこ
- 雨の日のおさんぽ
②『あまがえるのあおちゃん』

著:高家 博成、仲川 道子
童心社 2007年
絵本のあらすじ
おたまじゃくしからカエルになったばかりのあおちゃんが、ジャンプの練習中に川へ落ち、冒険を通じて成長していくお話です。6月におすすめの理由
あまがえるの様子や変化を通して梅雨の自然に親しめるため、この時期にぴったりです。︎読み聞かせのポイント
あおちゃんの気持ちの変化に合わせて声のトーンをやさしく変えながら読み、雨の音や季節の雰囲気が伝わるようゆったりと読み進めていきましょう。活動につながるポイント
- かえるの製作
- かえるを探しにおさんぽ
- おたまじゃくしの飼育
③『でんでんでんしゃ』

作: 林 木林、絵: ひがし ちから
ひさかたチャイルド 2023年
絵本のあらすじ
雨の日に虫たちがでんでんむしの電車に乗り、ゆっくりのんびりといろんな道を進んでいくお話です。6月におすすめの理由
ゆったりとしたリズムやくり返しの言葉を楽しみながら、梅雨の季節を感じることができる1冊です。︎読み聞かせのポイント
ゆっくり進む様子に合わせて、声のスピードや間を意識して読み、くり返しの言葉のリズムを子どもたちと一緒に楽しみながら読むのがポイントです。活動につながるポイント
- でんでんむし(かたつむり)の製作
- でんでんでんしゃになりきって電車ごっこ
- 雨の日の自然(葉っぱなど)の観察
④『てるてるぼうずさん』

著:西村 敏雄
白泉社 2022年
絵本のあらすじ
雨の日に晴れを願って作られたてるてるぼうずさんが、空のおてんきとやりとりしながら、みんなの願いをかなえようとするお話です。6月におすすめの理由
梅雨の時期の雨に親しみをもちながら、「晴れになるといいな」という気持ちをてるてるぼうずに重ねて楽しむことができます。読み聞かせのポイント
「ちょーっと まってて くださいね」のフレーズをリズミカルに読み、これからどうなるのかなというワクワク感や、お天気の変化の楽しさが伝わるようにしましょう。活動につながるポイント
- てるてるぼうずの製作
- 天気への興味を広げ、朝の会などの活動で天気を確認する
⑤『はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう』

著:くぼ まちこ
アリス館 2015年
絵本のあらすじ
はぶらしたちが「はみがきれっしゃ」となってお口の中を進みながら、食べかすや虫歯をきれいにしていく様子を楽しく描いた1冊です。6月におすすめの理由
歯科検診や虫歯予防デーがある6月に、歯みがきの大切さを楽しく伝えながら、食後の習慣につなげることができます。読み聞かせのポイント
れっしゃの進む様子に合わせてリズミカルに読み、汚れを見つける場面では少し声色を変えながら、子どもたちと一緒にきれいにするイメージを楽しんで読むのがポイントです。活動につながるポイント
- 虫歯予防デーに関する行事
- 園での歯みがき
- れっしゃごっこ
⑥『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』

作: 五味 太郎
偕成社 1984年
内容(あらすじ)
虫歯のわにさんと治療するはいしゃさんがお互いにどきどきしながら向き合う様子を通して、歯医者さんへの気持ちをユーモラスに描いたお話です。6月におすすめの理由
歯みがきや歯医者さんへの関心が高まる内容で日々の歯みがき習慣にもつながりやすいため虫歯予防デーがある6月にぴったりです。読み聞かせのコツ
わにさんとはいしゃさんそれぞれの気持ちに合わせながら声のトーンを変え、どきどきする様子が伝わるよう間をとりながら読みましょう。活動につながるポイント
・歯科検診・歯医者さんごっこ
⑦『どんないろがすき』

絵:100%Orange
フレーベル館 2016年
内容(あらすじ)
童謡「どんないろがすき」を題材に、赤や青などのクレヨンが描く色鮮やかな世界を楽しめる1冊です。6月におすすめの理由
色や言葉に親しみながら歌やくり返しの言葉を楽しむことができ、室内で過ごす時間にも自然とやりとりが広がるためおすすめです。読み聞かせのコツ
歌のリズムに合わせて明るく読み進め、くり返しのフレーズは子どもと一緒に声に出しながら読むとより楽しめます。活動につながるポイント
- 色当てクイズ
- クレヨンでの自由画
- 歌に合わせて一緒に歌う
⑧『しろくまちゃんのほっとけーき』

著:わかやま けん
こぐま社 1972年
内容(あらすじ)
しろくまちゃんがほっとけーきを作りながら、焼ける音や出来上がる過程を楽しむ様子が描かれた、身近な体験を味わえるお話です。6月におすすめの理由
言葉への興味が増える6月に、「ぽたん」「じゅう」などの擬音をまねしながら楽しみ、音や動きを通して身近な体験への興味を広げることにつながります。読み聞かせのコツ
言葉のリズムを意識して声の強弱をつけながら読み、子どもたちが音や形の変化を楽しめるようにしましょう。活動につながるポイント
- ホットケーキ作り(調理保育)
- ホットケーキの製作
- おままごと
⑨『あおくんときいろちゃん』

著:レオ・レオ二
至光社 1967年
内容(あらすじ)
あおくんときいろちゃんが一緒にあそぶ中で混ざって緑になり、色の変化を通して友だちとのつながりやさまざまな気持ちをやさしく感じられる1冊です。6月におすすめの理由
色が混ざる変化のおもしろさを楽しむことができるため、室内で過ごす時間が増える時期にぴったりです。読み聞かせのコツ
色が混ざる場面では少し間をとって変化に注目できるように読み、それぞれの場面で声のトーンを変えながら楽しさが伝わるように読むのがポイントです。活動につながるポイント
- 絵の具あそび
- 色水あそび
- 色探しゲーム
⑩『なにをたべてきたの? 』

文:岸田 衿子、絵:長野 博一
佼成出版社 1978年
内容(あらすじ)
おなかを空かせたしろぶたくんが、いろいろな食べものを食べるたびに体の色が変わっていくお話です。6月におすすめの理由
色が変わっていく様子を通して食べる意欲や色の変化に親しむことができるため、様々な事象に興味を持ち始めるこの時期にぴったりです。読み聞かせのコツ
食べる場面では楽しさが伝わるように読み、色が変わるところで間をとって変化に注目できるようにしながら読みましょう。活動につながるポイント
- 食べ物の色に注目しながら食べる意欲につなげる
- 色当てクイズ
絵本から広がる6月の活動アイデア

6月の製作あそび
- 雨に関するものをモチーフとした製作(てるてる坊主・傘・しずくなど)
- かたつむりやかえるなどをテーマにした動くおもちゃの製作
- クレヨンでの自由画
- 絵の具、色水あそび
6月のごっこあそび
- でんしゃごっこ
- 歯医者さんごっこ
- おままごと(ほっとけーき作り)
6月の自然あそび
- 自然あそび
- 雨の日のおさんぽ
- かえるやかたつむりなどの生き物探し
- 水たまりやしずくなどの観察
6月の言葉あそび
- 擬音語の真似っこあそび
- 「雨だね」など気づきを言葉にする
6月の生活のねらいにつなげる活動
- 歯みがきの習慣づけ(虫歯予防デー)
- 雨の日の身支度(かさ・長ぐつなど)
- 食べ物への興味を広げる
梅雨の季節を楽しめる絵本選びをしよう
雨の日が増え、室内で過ごす時間が多くなる6月は、絵本を通して梅雨の季節ならではの自然や生活に目を向けることが大切です。雨や生き物、日々の習慣を描いた作品に触れながら、発見や気づきを楽しみ、子どもたちの興味を広げていきましょう。□■この記事を読んだあなたにおすすめ■□



















