7月の1歳児はどんな時期?
夏ならではの遊びや発見を楽しむ時期
7月の1歳児は、水遊びや感触遊びなど、夏ならではの遊びを全身で楽しむ姿が見られる時期です。生活リズムも安定し、安心できる環境の中で好きな遊びを繰り返し楽しむ姿も増えてきます。今月は、
- 水遊びや感触遊びを楽しむ時期
- 夏の自然や音、感触への興味が広がる時期
- 好きな遊びややり取りを繰り返し楽しむ 時期
1歳児におすすめ7月の絵本
①『みんなのおねがい』

作:すとうあさえ 絵:おおいじゅんこ
ほるぷ出版 2019年
内容(あらすじ)
うさぎのうーちゃんがお友だちの動物たちのところへ願い事を聞きに行きます。書いた短冊を笹に飾り、みんなでそうめんを食べながら七夕を楽しみます。7月におすすめの理由
七夕にぴったりなお話。1歳児さんでも分かりやすい繰り返しの内容です。「お願いごと」というテーマに触れることで、季節行事への興味につながりますよ。読み聞かせのコツ
動物たちの優しい気持ちが伝わるように、ゆったりしたテンポで読んでいきましょう。活動につながるポイント
- 七夕・笹飾り作りの導入に
- 製作(のり、シール、クレヨンなど)
②『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん』

作:安西 水丸
福音館書店 2012年
内容(あらすじ)
汽車が海辺を走ります。「のせてくださーい」と、アイスやビーチボール、スイカたちが次々と汽車に乗り込んでいきます。終点で降りたところは浜辺。女の子が待っていましたよ。7月におすすめの理由
7月は水遊びや夏ならではの活動が始まる時期です。繰り返しの言葉やリズムを楽しみながら、海や水への親しみを感じられるでしょう。身近な夏のアイテムが登場することで、季節への興味も広がります。読み聞かせのコツ
「がたんごとんがたんごとん」「ざぶんざぶん」の音をリズミカルに読むことで、1歳児も一緒に声や動きを楽しめます。「今度は誰かな?」と問いかけて絵本に注目して楽しめるようにしましょう。活動につながるポイント
- 電車ごっこ
- 製作(夏の壁面)
③『うみ ざざざ』

作:ひがしなおこ 絵:きうちたつろう
くもん出版 2012年
内容(あらすじ)
男の子が海へ遊びにきました。波の音、砂浜の感触を楽しみ、少しずつ海の中へ入っていく様子や心情が丁寧に描かれています。7月におすすめの理由
水遊びが始まる夏にぴったりな一冊。プールだけでなく、海への期待も高まります。擬音語もたくさん出てくるので、言葉遊びも楽しめますよ。読み聞かせのコツ
ざざーん、ざざざざ、つやつやなど、波の音以外にも擬音語があちこちに散りばめられているので、それぞれの場面に合うように読んでくださいね。活動につながるポイント
- 水遊びや感触あそびにつなげる
- 言葉遊び
④『ちっちゃなおさかなちゃん』

作:ヒド・ファン・ヘネヒテン 訳:古藤ゆず
学研プラス 2022年
内容(あらすじ)
小さなお魚がママを探して泣いています。カニ、ヒトデ、カメなどに聞きながら進んでいくと、ママにようやく会えましたよ。7月におすすめの理由
カニ、ヒトデ、カメなど海の生き物が登場します。カラフルな絵やシンプルな展開を楽しみながら、海の生き物への親しみを広げられます。読み聞かせのコツ
「これは誰かな?」「ママいないね」などと、子どもたちとやり取りをしながら読むことで、興味が広がります。活動につながるポイント
- 海の生き物の製作
- 海の生き物ごっこ(生き物になりきる)
⑤『かぶとむしのぶんちゃん』

作:高家博成・仲川道子
童心社 2000年
内容(あらすじ)
みんなが眠る頃、かぶとむしのぶんちゃんが土の中から出てきました。みつを飲んでいると、クワガタがやってきて虫たちをいじめてきます。でも力持ちのぶんちゃんがクワガタをやっつけてくれました。朝日が昇ってくると、ぶんちゃんたちは地面に穴を掘って眠りました。7月におすすめの理由
夏の身近な虫が親しみやすく描かれている絵本です。カブトムシに興味を持つきっかけにおすすめですよ。読み聞かせのコツ
1歳児さんには少し文章が長いところもあるので、子どもの様子に合わせて短く読み進めていきましょう。活動につながるポイント
- カブトムシになりきりごっこ
- 虫探し、観察
⑥『おばけなんてないさ』

作:槙みのり・峯陽 絵:せなけいこ
ポプラ社 2015年
内容(あらすじ)
歌「おばけなんてないさ」の歌詞に合わせた歌絵本。巻末には楽譜も載っていて、歌いながら絵を見てイメージをふくらませて楽しめます。7月におすすめの理由
7月は夏らしい“おばけ”への興味が出てくる季節です。歌をもとにした繰り返しのリズムを楽しみながら、1歳児でも安心して“ちょっぴりドキドキ”を味わえますよ。言葉の響きやテンポを楽しみやすい一冊です。読み聞かせのコツ
繰り返し歌って見て楽しんでください。「だけどちょっと…」のところなどは、トーンを落としたり、少し怖がる様子を見せたりした後にまた明るく、などメリハリをつけてみましょう。活動につながるポイント
- 絵本を見ながら歌う
- おばけごっこ(身振り、白い布を使う)
⑦『おばけがぞろぞろ』

作:ささきまき
福音館書店 1994年
内容(あらすじ)
木の穴からびろ~んと出てきたおばけが、「あそびましょ」と、次々おばけを誘っていきます。ゴミ箱や水道、飛行機からも現れ、最後に誘いにいったのはどこかな…?7月におすすめの理由
1歳児でも親しみやすい絵と繰り返しの展開で、怖すぎず、ユーモアたっぷりに楽しめる一冊です。 言葉の響きやリズムも楽しみやすい絵本です。読み聞かせのコツ
「どこから出てくるかな?」とドキドキやワクワク感を楽しみながら読みましょう。おばけの動きを真似したり、声の調子を変えたりすると、子どもも一緒に楽しめますよ。活動につながるポイント
- おばけ探しおばけの製作(絵の具、のり、わたなど)
- おばけの製作(絵の具、のり、わたなど)
⑧『ぐるぐるジュース』

作:矢野アケミ
アリス館 2014年
内容(あらすじ)
りんご、バナナ、みかん、ぶどう、いちごと、順番に皮がむかれて入れ物に入っていきます。全部入れたらぐるぐると混ぜましょう。何ができるかな?7月におすすめの理由
冷たい飲み物が飲みたくなる季節にミックスジュースはいかがでしょうか。知っている果物の皮をむいたらどうなっているのか、混ぜたらどうなるのかまで描かれています。みんなでぐるぐると同じ動きをして楽しめますよ。読み聞かせのコツ
擬音語がたくさん出てくるのでリズムよく読んで楽しみましょう。最後のぐるぐるぐるは身振りもつけて一緒に楽しめます。活動につながるポイント
- ジュース作りごっこ(ままごと、色水など)
- 擬音語を使ってやり取りを楽しむ
⑨『ゆっくとすっく トイレでちっち』

作:たかてらかよ 絵:さこももみ
ひかりのくに 2010年
内容(あらすじ)
ゆっくとすっくは、みんながトイレでおしっこしているのを見ていると、「何だかワクワク、やってみたーい!」でも、なかなかうまくいきません。そこでトイレに魔法をかけてみると、「やったー!大成功!」7月におすすめの理由
プールが始まる夏の時期はトイレトレーニングの意識が高まる頃です。絵本の中で楽しそうにトイレへ行く姿を見ることで、「やってみたい」「できそう」という気持ちにつながり、トイレへの期待感を持ちやすくなります。読み聞かせのコツ
「ちっちできたね」「気持ちいいね」とやさしく共感しながら読むことで、トイレは安心できる場所だと感じやすくなります。また、絵本のように「魔法をかける」「好きなキャラクターと行く」など、その子がわくわくできるイメージを取り入れてみましょう。「やってみたい」「できそう」という気持ちにつながりますよ。活動につながるポイント
- トイレに行く・座る習慣作り
- 「その子」のトイレ空間作り(写真を入れ替えられるようにしておくなど)
⑩『おふろだ、おふろだ!』

作:渡辺 茂男 絵:大友 康夫
福音館書店 1986年
内容(あらすじ)
どろんこになったくまさんがお父さんとお風呂に入ります。洗いっこしたり、肩まで浸かって10まで数えたり、自分でズボンをはいたりして自信たっぷりです。7月におすすめの理由
水に触れる機会が増える7月なので、お風呂への親しみを感じながら清潔にする心地よさや生活習慣への興味につなげられます。読み聞かせのコツ
お父さん、お母さんがいつもニコニコしている温かい雰囲気を出せるようにゆったり読んでみましょう。くまくんの「できた」の気持ちも大切に。活動につながるポイント
- おふろごっこ
- 着脱への興味につなげる
【7月】絵本から広がる1歳児の活動アイデア

7月の製作あそび
- 製作(身近な虫、おばけ、魚など)
- 七夕の製作(織姫と彦星、三角つなぎ、夏野菜など)
7月のごっこあそび
- 虫になりきってみよう(カブトムシ、クワガタ、ちょうちょなど)
- 電車ごっこ
- おばけごっこ
- おふろごっこ
7月の自然あそび
- 水の気持ちよさや感触を楽しむ
- どろんこ遊び
7月の言葉あそび
- 行事ならではの言葉・歌に親しむ
- 1~10までの数字(体操で一緒に言ってみる)
- 擬音語を使って楽しむ(じゃぶじゃぶ、ザザザ、ぐるぐる、バシャバシャなど)
7月の生活のねらいにつなげる活動
- 簡単な着脱、身支度などに取り組む(水遊びの用意、ズボン・パンツの着脱)
- トイレに座る、排泄する
- パンツで過ごす
絵本で夏の発見や遊びを広げよう
7月の1歳児は、水遊びや夏の自然に触れながら、さまざまな感触や発見を楽しむ時期です。絵本をきっかけに夏ならではの自然や言葉に触れ、「やってみたい」「おもしろい」という気持ちを受け止めながら、遊びや興味の世界を広げていきましょう。□■この記事を読んだあなたにおすすめ■□


















