2021/04/12
すぐに使える月案文例・フォーマット【5月/2歳児クラス】※ダウンロードあり

今月のポイント
2歳児クラスになると、この時期はだいぶ園の生活や流れにも慣れて自分でできることが増えてくるのではないでしょうか。少しずつ、他児との関わり方や生活習慣の自立に向けたサポートをしていきましょう。また5月は例年暖かい気候の日が多いので、新型コロナウイルス対策は行いつつも、春の自然に触れる機会を持てると良いですね。「こどもの日」など、季節の行事についても理解を深めていってはいかがでしょうか。ねらい
- 基本的な生活習慣を身に着ける。
- 体操でのびのびと身体を動かし、健康に過ごす。
- 遊びを通して他児との関わりを増やしていく。
- 保育者や他児と一緒に見立て遊びを楽しむ。
- 草木などの自然物を使って遊びを楽しみ、新しい発見をする。
- 伝統的な文化に触れ、興味や関心を広げる。
- 自分が感じたことを言葉で表現する。
- 製作遊びやお絵描きを通して色の違いを知る。
内容
- 食事前には手を洗ったり、着替えを自分でしたりと、自分でできることが増える。(健康)
- 「どうぶつたいそう1・2・3」をして、全身を使って遊ぶことを楽しむ。(健康)
- ままごとや簡単なゲームなどを通して、他児と触れ合ったり会話をしながら遊ぶ。(人間関係)
- 保育室にあるものを使ってごっこ遊びや見立て遊びをして、保育者や他児とイメージを共有し合う。(人間関係・環境)
- 園庭や公園で見つけた草木を食べ物に見立ててままごとに取り入れたり、色や感触、大きさなどを観察する。(環境)
- こどもの日に関する絵本を読んだり、外に飾られたこいのぼりを見て行事を楽しむ。(環境)
- 「これがいい」「ちがうよ」など、自分の感情を言葉を使って少しずつ表現しようとする。(言葉)
- クレヨンを使って塗り絵やお絵描きを楽しみ、好きな色を見つける。(表現・環境)
※「内容」については、例文の最後に保育所保育指針にある五領域のどれに対応しているか表示をしています。
- 健康(心身の健康に関する領域)
- 人間関係(人とのかかわりに関する領域)
- 環境(身近な環境とのかかわりに関する領域)
- 言葉(言葉の獲得に関する領域)
- 表現(感性と表現に関する領域)
環境構成
- 子どもが自分で身の回りのことができるよう、物の場所をイラストを使って明記する。
- のびのびと身体を動かせるよう、体操を行うときは広い場所を確保する。
- 保育者が仲介しながら、子ども同士の関わりを増やしていく。
- 見立て遊びの幅が広がるようなおもちゃや廃材を用意して、子どもが好きなときに使えるようにする。
- 興味を持ったものに対する知識が深まるよう、図鑑を用意していつでも読めるようにする。
- こいのぼりが見られる道を散歩コースに取り入れる。
- 子どもがなにかを伝えようとしているときはゆっくりと向き合いながら、安心して表現できる環境を作る。
- 子どもが自分で好きな色を選んで製作を楽しめるように、クレヨンや画用紙をたくさん用意しておく。
予測される子どもの姿
- 身の回りのことを自分の力で行おうとし、保育者の手伝いを拒むことがある。
- 大きく身体を動かして、音に合わせた動きを楽しむ。
- 子ども同士で会話をしながら、同じ遊びを楽しむ。
- 保育者や保護者など身近な人の真似をして、ごっこ遊びをする。
- 園庭や公園で見つけた草木に触れて、色や感触の違いを保育者や他児と共有する。
- 散歩の途中で見つけたこいのぼりに興味を示し、保育者に「あれはなに?」と質問したり、知りたがる。
- うまく言葉が出なかったり、伝えられなかったりして泣いたり怒ったりすることがある。
- 色へのこだわりを持ち、好きな色のクレヨンを繰り返し使いたがる。
家庭や地域との連携
- 暖かい日が増えて汗をかくので、着替えを多めに用意してもらう。
- さまざまな遊びが展開されている様子を、ドキュメンテーションを掲示して伝える。
健康や安全
- トイレの後や外遊びの後、食事の前など、手洗いが必要な場面を話して一緒に実践していく。
- 子ども自身で身を守る意識を持てるよう、交通マナーについての話をする。
食育
- 個々の状況に合わせて、スプーンの持ち方を下手持ちや3点持ちに移行する。
- さまざまな食材に興味が湧くよう、食事の前にその日の献立について話をする。
今月の歌・手遊び
- ゆりかごのうた【歌】
- ちょうちょ【歌】
- コロコロたまご【手遊び】
ダウンロード
月齢フォーマット(Excel/エクセル)

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まとめ
参考文例をお届けしましたが、あくまで指導計画は自分の言葉で作ることが大切です。一つひとつの事例を参考にしながら、少しずつ自分の考えを入れていくよう工夫しましょう。【関連記事】