7月は七夕祭り!保育園での由来の伝え方や製作アイデア・絵本

この記事の目次
七夕の由来

七夕の起源
昔日本では、女性が「棚機(たなばた)」という機械で着物を織ってお供えをして、豊作祈願をしたり人々のけがれを払う行事がありました。その後、お盆を迎える準備として7月7日に行われるようになっていったそうです。織姫と彦星の物語
七夕といえば思い浮かぶのは、やっぱり「織姫と彦星」ですよね。一言でいえば、「2人が1年に1度だけ会える日」。このお話を、子どもたちにも分かりやすく伝えてみましょう。【織姫と彦星のお話】
織姫は、空を支配している天帝の娘で機織(はたおり)の上手な働き者でした。同じく働き者の牛飼い・彦星との結婚を認めた天帝。しかしその後、結婚した二人はすっかり働かなくなってしまいます。これに怒った天帝は、二人の間を天の川で隔てて1年に1度、7月7日以外は会えなくしてしまいました。
子どもたちに分かりやすく伝えるには、
- 仲良しの織姫と彦星は、遊ぶのが楽しくてお仕事をしなくなってしまった
- それに怒ったお母さんやお父さんが、2人を会えなくしてしまった
- でも、7月7日だけは会える
お願いをする理由
七夕には短冊に願い事を書いて飾るのも定番。諸説ありますが、中国の「乞巧奠(きこうでん)」が由来となっているそうです。これは織姫が機織が上手だったことにあやかり、裁縫や機織の上達を願う行事でした。それが後にさまざまなことを願うようになり、現在の「七夕には願い事を」になっていったと言われています。おすすめの製作
七夕にぴったりの製作をご紹介します。音が可愛い!七夕ちょうちん

【材料】
- トイレットペーパーの芯
- 折り紙
- 画用紙
- 鈴やビーズなど
- 厚紙
- 紐
- ハサミ
- セロハンテープ(マスキングテープだとよりかわいい)
- 穴あけパンチ
- トイレットペーパーの芯に好きな色の画用紙を巻きます。
- 芯の底になる方に、口の大きさに合わせた厚紙を貼り閉じます。
- 反対側の口から鈴やビーズなどを入れ、②と同じように口を閉じます。
- 折り紙を半分に折り、端を外側に1センチ程折ります。
- 折ってある側に切り込みを入れていきます。
- 開いて、先ほど作ったペーパー芯に巻きつければ完成!
ゆらゆら可愛い!七夕起き上がりこぼし
【材料】
- 紙コップ
- ガチャポンの空カプセル
- おもりになるもの(粘土やビー玉など)
- 画用紙
- クレヨン
- ハサミ
- のり
- セロハンテープ
- 織姫、彦星の顔に使用する画用紙を丸く切っておきます。
- 好きなように顔を書きます。紙コップにも、服に見立てて絵を描きます。
- 顔を紙コップの底の方に貼ります。
- カプセルの中におもりを入れて、口をしっかりテープでとめます。
- 紙コップの口にカプセルをはめれば完成です!
七夕を伝える絵本
お話だけではイメージが湧きづらい! というときには絵本を使って七夕を伝えてみましょう。たなばたウキウキねがいごとの日!
作:ますだゆうこ絵:たちもとみちこ
出版社:文溪堂

たぬきのポコくんは、短冊に「お友だちが欲しい」と書いてお願いをします。その短冊が風に乗ってきつね村にやってきて、それを読んだキコちゃんは…?
可愛らしいイラストと心温まるストーリーの中に、七夕に関する要素が詰まった一冊です。最後には七夕飾りの作り方や料理のレシピも載っています。少し文字が多いので、幼児クラスでの導入に取り入れてみるといいかもしれません。
>>本の紹介はこちら
みんなのおねがい
文:すとうあさえ絵:おおいじゅんこ
出版社:ほるぷ出版
対象年齢:2、3歳~

うさぎのうーちゃんは、七夕の笹飾りを作っています。「おねがいが、おほしさまにとどきますように」そんな願いを込めて長く繋げた輪つなぎの飾り。みんなで短冊に絵を描いてお願いします。
対象年齢が2、3歳~となっている通り、内容はシンプルで分かりやすいので、「はじめての行事絵本」にもってこいです。動物が出てくるので、小さな子どもたちも親しみやすいですね。
>>本の紹介はこちら
願いを込めて楽しい行事に
伝統行事のひとつである七夕は、日本と中国の文化が混ざりあった楽しいイベントです。子どもたちと願いを込めて、ぜひ楽しんでみてくださいね。【関連記事】