すぐに使える月案文例【8月・2歳児クラス】※ダウンロードあり

ねらい
- 体調に注意しながら適度に体を動かし、健康に過ごす。
- 生活のルールやマナーが分かり、進んで実行する。
- 関わりの中で、相手の気持ちや考えに気付く。
- 水遊びや泥遊びを展開させ、遊びを広げる。
- 相手の話を聞いて返事をしたり、自分の感情を言葉で表現する。
- ハサミやのりの使い方を覚える。
内容
- 水分補給や休憩をとりながら、適度に園庭や公園で遊んだり、室内で体操をして体を動かす。(健康)
- 保育者と学んだルールやマナーが必要な場面を自分で考え、実行したり他児に伝えようとする。(人間関係)
- 他児と一緒に遊ぶ中で、自分との考えや感じ方の違いに気付き、自分の考えを伝えようとする。(人間関係・言葉)
- 水遊びや泥遊びの中にも見立て遊びを取り入れ、泥団子を作ったりコップに水を汲んでジュースにして遊びを展開する。(環境)
- 保育者の話や質問を聞いて答えを考えたり、自分の体験や感じたことを言葉を使って豊かに表現する。(言葉・表現)
- ハサミやのりの持ち方や使い方、注意点をよく聞き、実際に使ってみようとする。(表現)
※「内容」については、例文の最後に保育所保育指針にある五領域のどれに対応しているか表示をしています。
- 健康(心身の健康に関する領域)
- 人間関係(人とのかかわりに関する領域)
- 環境(身近な環境とのかかわりに関する領域)
- 言葉(言葉の獲得に関する領域)
- 表現(感性と表現に関する領域)
環境構成
- 外で活動をするときはこまめに休憩をとり、長時間連続して行わないように注意する。
- ルールやマナーを教えるのではなく、子どもが自分で考えて行動できるような声かけを行う。
- ままごとやお店屋さんごっこなど、子ども同士で関わって遊べる環境を作る。
- 子どもの発想が反映されやすいよう、水遊びで自由に使える道具や廃材を準備しておく。
- 保育者は質問をしたり子どもの話を待ったりしながら、子どもが自分で考え表現する機会を持てるようにする。
- 子どもの人数分のハサミを用意して、保育者が手本を見せながら持ち方や使い方を教えていく。ペアの先生と分担して危険がないか目を配る。
予測される子どもの姿
- 遊びに夢中になり、休憩を嫌がることもある。最初に「時計の針が12になったら休憩」などと伝えておく。
- 自分の体験を活動や遊びの中に取り入れたり、それを他児に教える姿が見られる。
- 保育者や他児の言葉をよく聞いたり、内容を理解した返答をするなど言葉の理解が進む。
- 保育者のサポートも受けながら他児の気持ちを考え、玩具を共有したり順番を決めて遊ぶ。
- 初めてのハサミに興奮して危険な持ち方をする子、怖がってなかなか使えない子なども見られる。
家庭や地域との連携
- 家庭で遊ぶときにも水分補給や休憩などを取り入れながら、熱中症対策をするよう声かけをする。
健康や安全
- 夏の感染症に関するおたよりを配布するなど、園と家庭で連携して対策をしていく。
- 気温が高い日が続いているため、水遊びの際も時間を調整するなどしてその日に合わせた活動を行う。
食育
- 旬の食材を使った給食を、保育者や他児と一緒に楽しむ。
- スプーンの下手持ちができている子から、少しずつ箸に挑戦する。
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まとめ
参考文例をお届けしましたが、あくまで指導計画は自分の言葉で作ることが大切です。一つひとつの事例を参考にしながら、少しずつ自分の考えを入れていくよう工夫しましょう。【関連記事】
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