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今年の夏は熱中症に要注意!保育園・幼稚園での対策とは

水道で遊んでいる男の子
2020年(令和2年)は6月時点から各地で真夏日が観測されるなど、暑い日々が続いていますね。毎年この時期から、熱中症に対する注意喚起が厚生労働省などを通して行われていますが、早め早めの対策が大切です。今回は、安全に保育園で生活をするために覚えておきたい熱中症対策をご紹介します。

マスク熱中症に注意

汗を拭くマスクをした女性
暑い日々が続いていますが、今年は例年以上に暑さを感じる原因のひとつとしてマスクがあります。新型コロナウイルスの流行によりマスクが手放せない毎日ですが、猛暑の中での着用による「マスク熱中症」の危険性が懸念されています。

厚生労働省では、マスクの着用について以下のような留意点を挙げています。
  • 屋外で人と十分な距離が確保できるときはマスクを外す。
  • マスク着用時は運動を避け、喉が乾いていなくてもこまめに水分補給をする。
マスクを着用する際は、場面によっては外して休憩をしながら熱中症対策を行いましょう。

参考:令和2年度の熱中症予防行動について(周知依頼)/厚生労働省

熱中症の症状

熱中症になるとどのような症状が出るのかを知っておけば、いざと言うときに早めの対応ができます。外だけでなく室内での熱中症もあり、場合によっては死につながる恐れもあるため、甘く見ずにしっかりと意識しておきましょう。

【症状】
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 手足のしびれ
  • 筋肉のこむら返り
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 嘔吐
  • 意識消失
  • けいれん
このようにさまざまな症状が見られます。また子どもは、自分の口で症状を伝えることが難しい場合もあります。異変があったらすぐに気付けるよう、毎日の体調チェックは欠かせません。もちろん保育士さん自身の管理も忘れないでくださいね。


行うべき熱中症対策

38℃と表示されている温度計
猛暑が予想される今年の夏を、健康かつ安全に乗り切るためにもしっかりと対策をしておきましょう。厚生労働省のマニュアルをもとに、予防法をまとめました。

喉が乾いていなくても水分補給をする
②エアコンなどを使って温度調節をする
③遮光カーテンやすだれ、打ち水を活用する
④室温チェックをこまめにする
⑤外での活動では帽子を着用する
⑥こまめに休憩する
⑦通気性が良いものや吸湿性、速乾性のある衣類を着用する
⑧冷たいタオルで体を冷やす
⑨冷房時の換気をする際は、温度設定を調整する
※新型コロナウイルス感染予防のために、冷房時でも換気が必要です。
暑さ指数のWBGTを参考にする
※環境省の「熱中症予防情報サイト」より確認できます。

ついつい遊びに夢中になり、忘れてしまいがちな水分補給。喉が乾いた感覚がなくてもこまめに行うことが大切です。園外へ出るときは必ず水分を持っていきましょう。子どもは体温調節機能が未発達で熱中症になりやすいため、十分に気を配りながら活動を行ってくださいね。

参考:熱中症予防情報サイト/環境省

熱中症が疑われたら

実際に「熱中症かもしれない」と疑われる状況に立ち会ったら、慌てずに対応をする必要があります。
  • 涼しい場所へ移動する
  • 衣類を緩めて体を冷やす
  • 水分補給をする
自分で水分補給ができなかったり意識がない場合は、迷わずすぐに救急車を呼びましょう。

はやめの対策を

今年はすでに暑い日が続いていて、熱中症対策についてニュースなどでも取り上げられています。はやめに日よけやエアコンによる室温調節などの対策をとりましょう。また帽子の着用や水分補給なども行いながら、健康に夏を過ごせるようにしましょう。

参考:熱中症予防のために/厚生労働省


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ほいくis(ほいくいず)編集部

この記事を書いた人

ほいくis(ほいくいず)編集部

保育・幼児教育のプロフェッショナルで構成された編集部のライティングチームが、質の高い保育を日々提供していくために必要な知識・ノウハウを発信。専門知識から保育ネタ、保育士試験関連情報、保育学生さん向けの情報まで、あらゆる分野を網羅していきます。

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