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【11月・2歳児】月案文例と書き方/ねらい・環境構成など<2022年度版フォーマットあり>

2歳児クラスの子どもたち
指導計画・指導案の作成は、日々の保育をきちんと進めていくためにとても大切です。しかしそれなりに手間がかかるもの。そこで、さまざまな例を見ながら、自分なりの計画が作れる参考文例と、すぐに使える最新のフォーマットをご用意しました。ポイントは子ども主体になっているか。今回は、2歳児クラス・11月の月案です。
>>月案文例リンク集

今月のポイント

秋は自然の変化が多く見られ、感触やにおい、音などを楽しむにはぴったりの季節です。感染症対策には注意しながらも、自然と触れ合う機会を大切にしていけると良いですね。なかなか公園には行きづらいというときは、事前に葉っぱや木の実を集めてきて室内や園庭で遊ぶだけでも十分楽しめますよ。また、トイレトレーニングが進んでいるクラスも多いかと思いますが、寒くなると再度失敗することもあります、焦らず個々のペースで進めていきましょう。

ねらい

  • ボール遊びに興味を持ち、全身を使ってさまざまな動きをしようとする。
  • トイレトレーニングが進み、トイレで排せつできるようになる。
  • 遊びのルールを理解して、守ろうとする。
  • 自己主張をしながらも、相手の気持ちを受け止めていく。
  • 秋の自然に触れ、五感を使って遊ぶ。
  • 楽器演奏を通して、音楽を楽しむ。
  • 絵本の内容を理解して、物語に親しみを持つ。
  • 自然の中で感じる音やにおいに興味を持つ。

内容

  • ボールを使って簡単なサッカーやキャッチボールを行い、全身を使ってのびのびと動く気持ちよさを感じる。(健康)
  • 排せつのタイミングが自分で分かり、トイレやトイレットペーパーの使い方が身に着く。(健康)
  • クラスで流行っているごっこ遊びをする中で、自由に楽しみながらも子ども同士で決めたルールがあることを理解し、守ろうとする。(人間関係)
  • 自分の気持ちをはっきりと表現しながらも、相手の気持ちを聞いたりそれを受け入れながら感情に折り合いをつけていく。(人間関係・言葉)
  • 葉の色の変化や肌寒い気候に気付き、「なんで色が変わるの?」「寒いね」と五感で感じたことを表現し、知ろうとする。(環境・表現)
  • リトミックで触れた楽器の中でもタンバリン、鈴、カスタネットに特に興味を持ち、生活発表会では歌に合わせて演奏を楽しむ。(環境・表現)
  • ストーリー性のある物語を好み、保育者の読み聞かせをじっくり聞いてお話に入り込んだり、内容を理解して保育者に感想を伝えたりしようとする。(言葉・人間関係)
  • 虫の声や風の音、空気の冷たさなどに興味を持ち、真似をしたり同じ音を出そうと工夫する。(表現・環境)
※「内容」については、例文の最後に保育所保育指針にある五領域のどれに対応しているか表示をしています。
  • 健康(心身の健康に関する領域)
  • 人間関係(人とのかかわりに関する領域)
  • 環境(身近な環境とのかかわりに関する領域)
  • 言葉(言葉の獲得に関する領域)
  • 表現(感性と表現に関する領域)

環境構成・保育者の配慮

  • ボールを持って広い公園に散歩に行き、存分に身体を動かせるようにする。ボール遊びをするときは道路への飛び出しなどに十分注意する。
  • 排せつの感覚を掴んで自分で行けるように、無理に促さず時間を決めて声をかける。
  • 子どもの作るルールや、それをどのように他児と共有し合うのかを見守る。
  • トラブルの際はそれぞれの主張を聞きながら、できるだけ子ども同士のやり取りの中で解決に繋がるように見守る。
  • 天気の良い日は外に出て、自然が感じられるようにする。落ち葉を拾ったりしながら、自然の移り変わりの様子に気付くきっかけ作りをする。
  • 子どもが好きな楽器を選べるように、いくつかの種類を用意しておく。
  • ストーリーがある絵本の中から、今の子どもの興味・関心に合った内容のものを読み聞かせに取り入れる。
  • 落ち葉を集めて音を出したり、どんぐりを使った手作りマラカスを用意したりして、音への興味を広げられるようにする。

予測される子どもの姿

  • 初めは上手くボールを蹴ったり掴んだりできない様子もあるが、遊ぶ中で自然とコツを掴んで身体の使い方に慣れていく。
  • 遊びに夢中になると失敗することもあるが、自分からトイレに行こうとする姿が多くなる。
  • 遊んでいる中でいつの間にかルールができていることが多く、その時々で子ども同士声をかけて教え合う姿が見られる。
  • 気持ちに折り合いがつかず、泣いたり怒ったりして落ち着かないときもあるが、しばらく落ち着いた環境で過ごすことで自分なりに感情の整理をつけていく。
  • 同じ色の葉っぱを集めたり、色ごとに分けたりと仲間わけをして色を楽しむ。
  • 自由に楽器を使いながら、大胆に演奏する姿が見られる。
  • 「友だち」「家族」など、イメージしやすい内容の絵本を好んで楽しむ。
  • 虫の声がするもとを探したり、自分でさまざまな音を出してみたりと、音やその違いを楽しむ様子が見られる。

前月の子どもの姿

  • ハロウィンパーティーでは仮装をしたり、ゲームをしたり、行事を存分に楽しんでいた。
  • 生活発表会で楽器演奏をしたいという意見が出て、練習を始めていた。個々に好きな楽器を選んで演奏したり、別の楽器の音と比べたりして楽しんでいた。

家庭や地域との連携

  • 楽器演奏やボール遊びなど、できるようになったことを写真や文章で保護者に伝える。
  • できることが増える一方でイヤイヤ期の子もいるため、保護者の悩みや心配事などがないか声をかけながら連携をとる。

健康や安全

  • 本格的に寒くなり、インフルエンザなどの流行病も見られるため、手洗いやうがいの習慣を身に着ける。
  • 活動範囲が広がってきているため、外で遊ぶときは周辺に危険なものがないか確認を怠らないようにする。

食育

  • 好き嫌いがある子もいるが、まずは食事を楽しめるように無理せず一口ずつから食べられるように声かけをしていく。
  • 食具の使い方が上達し、スプーンやフォークを使ってスムーズに食事をする。

今月の行事

  • 身体測定
  • 避難訓練
  • 生活発表会
  • 誕生日会

今月の歌・手遊び・体操

今月の歌

  • げんこつ山のたぬきさん
  • ぞうさん
  • おなかのへるうた
  • かみなりどんがやってきた

 今月の手遊び

  • ずっとあいこ
  • コンコンきつね
  • にくまんあんまん
  • 3びきのこぶた

 今月の体操

  • フルフルフルーツ
  • とんがりたいそう
  • いんぐりもんぐり
  • アキレスケンタウルス体操

今月のおすすめ絵本

  • あきぞらさんぽ
  • どんぐりとんぽろりん
  • えんやらりんご

自己評価

10月は少しずつ気温が下がり始め、過ごしやすくなっていきましたね。外遊びや自然遊びを通して、季節の移り変わりを感じるような活動ができていたか振り返ってみましょう。

今年度も後半に入ったので、生活習慣や身の回りのことなど、自分でできることも増えてきたのではないでしょうか? 「自分でできる」という自信が成長に繋がっていくので、進級や進学に向けて少しずつできることを増やしていくような声かけもできていると良いですね。

ダウンロード

ほいくisの会員登録をすると、Excel形式で“そのまますぐ使える”月案フォーマットをダウンロードすることができます。また、プリントして参考にしたいという方のためにPDF版もご用意しました。ぜひチェックしてみてくださいね。
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PDF版の月案文例

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まとめ

参考文例をお届けしましたが、あくまで指導計画は自分の言葉で作ることが大切です。一つひとつの事例を参考にしながら、少しずつ自分の考えを入れていくよう工夫しましょう。

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