もこ もこもこ
- 絵本
書籍説明
【絵本専門士・うっちー先生のコラムより】有名な話ですが、今では確固たる地位を築いている絵本『もこ もこもこ 』。
出版当初、絵本を手に取った多くの大人たちは、意味がわからなかったそうです。「なんだこの絵本」「つまらん」と当時の専門家の声も聞こえてきそうです。しかし、子どもに絵本を届ける現場(主に保育園幼稚園)では、子どもたちが大喜びという事態が続出! 「これはなんたることや!」となり…現在に至っています。
以前のコラムに載せましたが、出版されてから20年以上読まれているという条件を満たしている絵本なので、これは良い絵本という方もおられるでしょう。俺も読みます。しかし、このケースで最も大事なのは、その背景から現在までの道筋を決めたのは、分別のある大人ではなく、子どもたちだったという事実です。
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【書籍概要】
「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。
【著者紹介】
谷川 俊太郎
1931年、東京生まれ。詩人。詩集『二十億光年の孤独』を刊行以来、詩やエッセー、翻訳、脚本など幅広く活動する(「BOOK著者紹介情報」より)
詳細情報
文研出版
- 著者
- 谷川 俊太郎
- 絵
- 元永 定正
- 体裁
- B4変型判 /29ページ
- 価格
- 1,430円(税込)
- 発行
- 1977-04-25