ごろごろにゃーん
- 絵本
書籍説明
【内容】くじらのような、イルカのような大きな飛行機が海に浮かんでいます。大勢の猫たちがそれに乗り込み、「ごろごろにゃーん」と出発です。「ごろごろにゃーん」と、飛行機は飛んでいきます。魚を釣りながら「ごろごろにゃーん」。くじらにあっても「ごろごろにゃーん」。山を越え、街をながめ、飛行機はにぎやかに「ごろごろにゃーんごろごろにゃーん」と猫たちをのせて飛んでいきます。長新太の真骨頂! 斬新で愉快な絵本です。
【絵本専門士・うっちー先生のコラムより】
あるお父さんは、仕事の後帰宅すると息子が読んでいたこの本を取り上げるが、次の日も次の日も息子は読んでいる。お父さんは、休みの日についにこの本をじっくり読んでみたところ、なんだかわからないが、おもしろさが込み上げてきたという。
この、なんだかわからないがおもしろいというところがまさに長さんの目指したものでした。また、長さんは生理的な気持ちよさを求めていました。つまり、なんだかわからないけどおもしろい、気持ち良いということらしい。
「その生理的に心地良いものを求めていると、抒情のほうに行くこともあるし、めちゃくちゃなほうに行く時もある」とのこと。
確かに、それは多くの作品を手に取っていけば感じていただけると思います。
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詳細情報
福音館書店
- 著者
- 長 新太
- 体裁
- 20×27cm/32ページ
- 価格
- 990円(税込)
- 発行
- 1984-02-15