笑顔が守った命~津波から150人の子どもを救った保育士たちの実話
- 絵本
書籍説明
【ほいくis編集部おすすめポイント】2011年3月11日、いつものように子どもたちを受け入れ、お誕生日会をして、お昼寝をしていた保育園を襲った地震と津波。主任先生のとっさの判断でとった避難場所の変更。子どもたちを不安にさせないよう、笑顔で守り続けた保育士たち。
東日本大震災から10年経った2021年3月、津波から150人の子どもたちを守った保育士の実話が絵本になりました。作者は『くまのがっこう』で有名なあいはらひろゆきさんです。
自分自身も不安や恐怖の気持ちがある中で、保育士さんたちがとった子どもを守る勇気ある行動や大きな愛情がまっすぐに描かれた一冊になっています。子どもたちへの読み聞かせだけでなく、保育士さんの間でもぜひ一度読んでほしい絵本です。
【書籍概要】
日本テレビ系列「news every.」で3月9日に特集放映された、今話題の絵本。
東日本大震災当日、仙台市中野栄あしぐろ保育所で実際に起きた愛と勇気の実話。大津波に襲われた保育所。取り残された150人の子どもたち。迫りくる津波と激しい余震、そして寒さと暗さの中で、保育士たちは子どもたちを勇気づけるべく笑顔を絶やさなかった。そして、ついに子どもたち全員を無傷で保護者に送り届けた。今年2021年は東日本大震災からちょうど10年。ともすれば震災の記憶が風化しかねない今こそ、子どもたちに語り継がなければならない命と勇気の物語。
【著者紹介】
あいはら ひろゆき
仙台市生まれ。
代表作「くまのがっこう」シリーズ(ブロンズ新社)をはじめ、「はっはっはくしょーん」シリーズ(カドカワ)、「あっぷっぷのぷ~」(サニーサイドブックス)、「うさぎちゃんとゆきだるま」「せかいでいちばんママがすき」などたくさんの絵本や童話作品がある。被災地出身の作家の責務として震災以来10年間被災保育所の慰問や支援を続けている。
宮崎県出身。
「はっはっはくしょーん」シリーズ(カドカワ)、「てあらいまんとうがいひめ」(背に~サイドブックス)、「ヴァモス!」(講談社)などの絵本作品がある。昨年は、あいはらとともに仙台市中野栄あしぐろ保育所を慰問、先生や子どもたちと交流した。
詳細情報
サニーサイド
- 著者
- あいはら ひろゆき
- 絵
- ちゅうがんじ たかむ
- 体裁
- 182mm×230mm(32ページ)
- 価格
- 1,650円(税込)
- 発行
- 2021-03-31