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卒園式の準備に!卒園ソングの選び方&おすすめの選曲【2022年版】

卒業ソングの一覧
元保育士の視点で「スグ簡単に遊べる音楽」作品を発表しているミュージシャン、藤本ちかさんによるコラムです。>>連載一覧はこちら

大切な卒園ソング、どう選ぶ?

園で一緒に過ごした子どもたちが全員で歌い、園生活を締めくくる「卒園ソング」。

時代に合わせて卒園ソングが増えてきているので、どんな曲を選ぼうか悩む先生も多いのではないでしょうか。

今回は【2022年最新版】卒園ソングの選び方&おすすめの曲3選 をお届けします。

卒園ソングの選曲のコツ

選ぶコツは、大きく3つあります。
  1.   子どもやクラスのタイプを把握する
  2.   曲を集めて選曲する
  3.   見直して構成のバランスを整理する
それでは、詳しく解説していきます!

1、クラスの特性に合わせて方向性を決める

1年間(もしくは長い時間)一緒に過ごしてきた子どもたち。

おとなしい子が多い・元気な子が多いなど、成長に合わせてクラスのカラー(個性)が出てきたのではないでしょうか? 

そんな‟クラスの特性”を、ざっと書きだしてみてワードを選んでいきましょう。

ワードが思いつかないときは「性格」など検索してみるとヒントがたくさん発見できますよ。
iPhoneで「性格一覧」を検索しているところ
音楽にも「しっとりした歌、アップテンポのパワフルな歌」などさまざまな種類があります。

また歌詞も「卒園をテーマにした泣ける歌詞、小学校に向かう歌詞」など様々な種類があります。

子どもたちとたくさんの歌を歌ってきたことを思い返しながら「元気な曲を多めにしよう」など、ある程度の方向性を決めてみましょう。

2、方向性に合わせて選曲する

iPhoneで卒業ソングを検索しているところ
おおまかに方向性が決まれば、次は選曲です。

書店で卒園ソングの楽譜を選ぶほか、今はネットやYouTubeで探す先生方も多いと思います。

YouTubeの良いところは実際に子どもたちが歌う姿が見られるので、自分の園の子たちの様子を重ね合わせてイメージしやすいという点。

「この音程は歌いやすそう」「歌詞が覚えやすそう」「子どもたちがイキイキと歌いそう」など、イメージを膨らませてみましょう。

3、選曲の構成を考える

卒業ソングを選曲しているところ
選曲の後は、構成を練りましょう。

しっとりした曲だけではなく、メリハリがつく構成になっていますか?

同じ内容の歌詞や、同じ雰囲気の曲調ばかりになっていませんか?

「この場面では園生活を振り返る歌にしたい」「クラスで1番思い入れの深い歌を挟みたい」「山場は定番曲で感動する場面を用意したい」

など、削ったり追加したりしながら構成を整えてみましょう。

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2022年最新オススメソング3選

最後に今年の卒園式にぜひ取り入れてほしい曲をご紹介します!
  • さよならぼくたちのほいくえん
  • はじめのいっぽ
  • 花のトンネル
3曲のおすすめポイントを、詳しく解説していきます。

さよならぼくたちのほいくえん

いまや卒園式の定番ソング。

少し曲が長く、複雑なリズムがあります。また高音レが出てくるため全体的な難易度は高いですが、歌いがいのある1曲です。

時折、模造紙に歌詞を書いて、大事な部分にマークをつけて、練習を進める先生もいます。
模造紙の歌詞カードを用意することで、休符の位置やタイミングが視覚的に掴みやすくなります。

はじめの一歩

園のことを歌った卒園ソングは沢山あるのですが、力強くじんわり背中を押してくれる曲は少ない気がします。

「僕らァにィ」という独特な音の運びがありますが、聞き慣れて練習を重ねると、子どもたちも歌える曲です。

絵本も出ていますので、併せて活用されると良いですね。

花のトンネル

在園児から卒園児に送る曲です。

「おにいちゃん、おねえちゃん!」とコールアンドレスポンスをおこなうことで、園全員で作り上げる曲です。

また0歳から4歳児クラス(年中)までの在園児、全員が楽しめることを想定した歌詞になっています。

0歳の赤ちゃんともバイバイをしたりタッチをして(このご時世はエアタッチでしょうか…)、心の交流を深めながら、卒園式を締めくくってみてはいかがでしょうか?
 
花のトンネルのCDと楽譜

>>楽譜はコチラ

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藤本 ちか(ふじもとちか)

この記事を書いた人

藤本 ちか(ふじもとちか)

保育士やリトミック講師、ピアノ講師といった経験を活かしながら、「スグ簡単に遊べる音楽」作品を発表しているミュージシャン&ピアノ講師。「0~5歳、兄弟や異年齢でも遊べる」「ピアノ初心者の先生も、弾きやすい」「家庭で親子が、サクッと遊べる」など、保育に役立つ実用的なオリジナル作品をYouTubeで配信。音楽イベントやセミナー講師などさまざまな分野で活躍中。

<YouTubeチャンネル>
https://www.youtube.com/user/k2506091/featured

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