「初めて」の魅力
初めての職場、初めての経験、初めての自分。長い人生において「初めて」って、とても貴重で魅力的です。「初めてだから分からない」「初めてだからうまく出来ないかもしれない」
その不安は誰だって感じることです。不安の中でチャレンジする自分を褒めてあげましょう。”初めて”に挑むあなたを応援し、困っていたら助けてくれる誰かが必ずいるはずですよ。幼児教育は総力戦です。職場の仲間を頼りながら、力を合わせて前に進んで行きましょう。
4月、5月によくある気持ち
ミスの多い自分にがっかりする。先輩のテンポについていけない。前職の良さが心に染みる。環境の変化への戸惑い。気疲れを含む疲労。それでも新しい環境でがんばりたいなど。これらは全て、私が転職時に感じてきたことです。もしあなたが同じような気持ちだったら、どうぞ安心してください。その全てはあなたの未来にちゃんと繋がっています。過去を振り返ったとき「あの時に〇〇して良かった!」と思える選択ができると良いですよね
新年度によくある困りごと
①怖い先輩がいるあなたはその先輩の何が怖いと感じるでしょうか。例えば言い方が怖い、目つきが鋭い、仕事に厳しい、態度がそっけない、無言の威圧感がある、なんとなく気が合わない、など。私もそう感じる保育者に出会ったことがあります。
そんな時は、子どもたちの判断基準に頼ることをお勧めします! 子どもたちは先輩保育者をどう受け入れているか、信頼や人気はどうかなど。子どもと先輩保育者の関係をよく観察してみましょう。
子どもたちが心からの笑顔で健やかに過ごせているのなら、先輩の魅力にあなたがまだ気付けていないのかもしれません。あなたとは違う感性や視点を持っている保育者がいるのは、豊かな保育に繋がる可能性があります。チームワークが築けると良いですね。
もし子ども達が不当な扱いを受けていると感じたなら、すぐに上司に報連相しましょう。
②連携がうまく取れない
特に新任者の多い新規園や新年度などは、さまざまな課題をみんなで乗り越える必要があります。
連携の良し悪しは、仕組みを整えることである程度解決することが出来ます。新人だからと遠慮せず、固定概念に囚われず「こんな方法はどうですか?」とアイデアを出しましょう。初めてのことがたくさんあるあなただからこそ、新鮮な気付きや発想が生まれるかもしれませんよ。
③誰に相談したらいいか分からない
あれこれ考えすぎず、話しやすい人に話しましょう。社会では”順序”が求められる場合もありますが、今大切なのはあなたが気持ちを伝えられることです。
話しやすいと感じる人に「ちょっと聞いてもらっても良いですか?」と声を掛けてみましょう。悩みの蕾は小さい方が話しやすく、相手も聞きやすいものです。心のモヤモヤを溜めすぎず、良い意味で気楽に相談しましょう。
どこまで頑張る?
意気揚々と入社したけれど「入ってみたら想像と違った」と思うことがあります。そんな時は「何が」違っていたのか、具体的に考えてみましょう。というのも、私は「想像していた自分と違った」経験があります。初めて転職をした時、しばらくすると求められる役割が出来る様になりました。けれどなぜか虚しい気持ちも湧いてきて、そんな自分に戸惑った経験があります。結果的に「本当にしたいことは何か」を考えるきっかけとなり、次の転職に繋がりました。
とても簡単に言うと、仕事をするって疲れることです。体が疲れたり心が疲れたり。頑張りすぎて体がSOSを出す時もあるし、すごく頑張ったからこそ得られる成長もある。
疲れ具合のバロメーターは人それぞれで、復活の仕方も人それぞれ。自分の機嫌を自分でとりながら、時にはグッと踏ん張って前に進んでいく。そんな風に社会に貢献しているあなたはとてもステキです!
けれどもし「自分らしさが壊れてしまう」と感じるのであれば、そこから離れるのも選択の1つです。 仕事を通してあなたが生き生きとした日々を送ることが大切なのです。
あなたらしくがんばれる場所で、保育者としての幸せに出会えると良いですね。
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