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切り替える事が苦手な子どもたちへの行動の理由に合わせた対応方法|発達支援の現場から

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児童発達支援管理責任者/保育士/発達支援専門士として自治体とともに現場の保育士さんと一緒に発達支援を考える井上さんが、現場の保育士さんから多く寄せられるお悩みに回答します。

次の活動になかなか切り替えられないとき、どう対応する?

気持ちが切り替えられない子ども
発達支援専門士として多くの園を巡回する中で、現場の先生方から、「保育園や幼稚園で、遊びの時間から次の活動に切り替えることが難しい、どう対応したらよいのでしょうか?」という質問は多く聞かれます。

この「切り替えられない」という行動には、子どもにとって理由があります。この行動の理由に合わせて対応をしていくことが必要です。

行動の理由その1

保育士と話し合う子ども
先生の言葉から次の活動内容をイメージすることが難しい

例えば「お部屋に入ってあつまりするよー」と声掛けをしても「あつまり」が何なのかが理解できない、つまり子どもの頭の中にイメージ出来ていないと何をするのか分からないので切り替えることが出来ません。

この場合、理解の手助け、つまり、何をするのか本人が見て分かる伝え方をすることが大切です。

お絵かきをするなら、クレヨンと画用紙等、子どもをひとまず「おいで―、○○するよー」と呼ぶのではなく、子どもの近くに持っていき、子どもの理解に合わせて大人が寄り添います。

また、実際の物でなくても写真やイラストで子ども自身が理解できるのであれば、カードを使用するのも良いでしょう。

大切なのは、次に何をするから切り替えるのかを子ども自身が理解できる情報で、子どもに合わせて提示するという事です。

行動の理由その2

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井上綾乃(いのうえ あやの)

この記事を書いた人

井上綾乃(いのうえ あやの)

発達支援センターでの実践や短大非常勤講師の経験を積み、自ら法人を立ち上げ、児童発達支援管理責任者(保育士と)して療育の現場で活動中。子どもをプログラムに合わせるのではなく、子どもに合わせた療育プログラムを行いながら、「楽しい」と感じる事で発達する支援を実践。現在では自治体の保育園巡回相談、保育ゼミ講師、依頼を受けての保育園、幼稚園研修講師等人材育成も行っている。
<シャインキッズホームページ>
https://shine-kids.com/

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