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モンテッソーリ教育の「運動の敏感期」とは?考え方と環境設定への活かし方

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木のおもちゃにつかまっている乳児

読了目安時間は約2分です

モンテッソーリ教師・ゆかり先生のコラム連載。今回のテーマは、「運動の敏感期」について。前回解説した「敏感期」を掘り下げていきます。理論を知ることで保育の視点ががらりと変わり、保育室の環境設定の方法も変わってきます。ぜひチェックしてみてくださいね。

「敏感期」をさらに深掘り

積み木のおもちゃに触っている子どもの手
前回は、子どもの不思議な行動の謎を解くカギ“敏感期”についてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか。みなさんの園の子どもたちの行動の謎は解けましたか? 私が0・1歳児クラスを担当していた時、絵合わせカードやパズルなどが紛失する事件が多発していました。掃除してたら見つかることが多いのですが、ある日クラスの先生方と雑談していて、ある傾向に気が付いたのです。それは、棚の隙間にカードが入れられているということ。「これはまさに運動の敏感期の姿だね!」と気付いて、私たちもスッキリしました。

この事件は、「薄いものを差し込む」「狭いところに落とす」ことをしたい子どもたちが犯人でした(笑)。

こんな風に、園で起きる不思議な事件の謎も解いてくれる敏感期。今回は、その中から、乳幼児期に現れる敏感期の一つ、「運動の敏感期」について深堀りしていこうと思います。保育室の環境設定や、おもちゃ選びにも役立つ内容になっていますので、チェックしてみてください。

運動の敏感期(運動発達)とは

木のおもちゃにつかまっている乳児
最初に、“運動”とは、跳び箱や鉄棒などの体育的なことではなく、「握る」「つまむ」「座る」「歩く」など、動きそのもののことを言います。

そして「運動の敏感期」とは、一つひとつの動きを獲得し、自分の意志通りに体を動かせるようになることに強い興味を持つ時期のことを言います。

誕生したばかりの赤ちゃんは、自分が意図した方向に首を向けることすらできません。それが、1歳を迎える頃には自分の行きたい場所に自分で移動することができるようになるのですから、ものすごいエネルギーが働いていることが分かりますよね。そうやって、一つひとつの動きを獲得していくと、できることが増えて自立に繋がっていきます。

運動の種類とメカニズム

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新子 由香里(あらこ ゆかり)

この記事を書いた人

新子 由香里(あらこ ゆかり)

専門学校卒業後、保育士として13年勤務。クラス担任はもちろん、主任保育士や人材育成部門を担当。二つ目の園でモンテッソーリ教育に出会い、日本モンテッソーリ教育綜合研究所にて3~6歳教師資格、0~3歳教師資格を取得。現在は、保育に活かせるモンテッソーリ教育をテーマにした保育士向けオンラインサロンや、モンテッソーリ教育導入支援、人材育成やマネジメントのお手伝いをしています。「モンテッソーリ教育をするのではなく、モンテッソーリになる」という言葉を理念に、子どもから学ぶことを大事にしています。

<ホームページ>
『モンテッソーリほいくのたね』
https://montessori-hoikunotane.com/
<Instagram>
https://www.instagram.com/montessori_hoikunotane/
<保育士向けオンラインサロン「ほいくのたねサロン」>
https://lounge.dmm.com/detail/5318/

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