トンネルくぐり遊びについて

トンネルくぐり遊びの機能
トンネルくぐり遊びには、次のような機能があります。1.感覚統合機能の発達を促す
人間は、目、耳、皮膚や筋肉などの感覚受容器でさまざまな刺激を感じます。人の感覚には、視覚・触覚・嗅覚・聴覚・味覚の他に自分の身体の傾きやスピード、回転を感じる前庭覚、自分の身体の位置や動き、力の入れ具合を感じる固有覚などがあります。そして人間の脳は、複数の感覚受容器から入ってくる複数の感覚を整理し、まとめた上で(統合した上で)身体を動かし、外界に働きかけます。この、複数の感覚をまとめて体を動かす力を脳の感覚統合機能と言います。
感覚統合機能がうまく働かないとどうなるでしょう?
例えばキャッチボールでボールをキャッチするには、①眼球を動かす筋肉を動かし、ボールに焦点を合わせてボールを見る(視覚) ②身体の傾きやスピード、回転を感じ(前庭覚)、自分の身体の位置や動き、力の入れ具合を感じて(固有覚)、手の筋肉を動かしてボールをつかむことが必要です。

しかし、ここで感覚統合機能が働かないと、ボールをキャッチすることができません。
他にも、感覚統合機能がうまく働かないと、集中できない、じっとしていられない、いわゆるボディーイメージが育たずしょっちゅうあちこちにぶつかる、などさまざまな面で影響が出てくることが多いです。
トンネルくぐり遊びは、この感覚統合機能の発達を促す効果があります。
続きは、ほいくisメンバー/園会員限定です。
無料メンバー登録でご覧いただけます。