音遊びについて

発達障害の特性のある子と音遊びをする場合、「聴覚過敏」への配慮が必要です。そこでまず、聴覚過敏について少し詳しくお話しすることにします。
聴覚過敏について

1.聴覚過敏とは?
発達障害の特性のある子の中には「感覚過敏」で悩む子どもが多くいます。視覚、触覚、嗅覚などさまざまな感覚過敏の中で数も多く、「最もつらい感覚の問題」とされるのが聴覚過敏です。(※)
「聴覚過敏」とは、一般の人が全く気にならない音がとても不快である状態を言います。不快な音には、
- 運動会のピストル音などの破裂音
- 赤ちゃんの泣き声やサイレンなどの高い音
- ドライヤーなどの機械音
- ハウリングなどの反響音
感覚の問題なので聴覚過敏のない人が聴覚過敏の人の状態を実感することは難しいですが、敢えて例えるなら「車の発進音が耳元で大砲が鳴ったように聞こえる」「微かなハウリング音が黒板を無数の画びょうでひっかいたように聞こえる」といった感じでしょうか。
不快な音が聞こえると聴覚過敏のある子どもは、叫ぶ、耳を塞ぐ、しゃがみこむ、逃げ出すなどの行動を示します。
※『発達障害のある人の感覚の問題の実態が明らかに』国立障害者リハビリテーションセンター令和5年2月21日
2.聴覚過敏への対応

聴覚過敏がある子どもは、日々の生活の中で不快な音に不意打ちされることで、情動を深く不快な方向に揺さぶられます。
いつ耳元で大砲の爆音が聞こえるか分からない生活を想像してみてください。片時も気持ちが休まらないのではないでしょうか。
聴覚過敏への対応がなされないままでは、子どもはいつ不快な刺激に襲われるか分からない不安と、不快な音によるストレスで疲れ果ててしまいます。
聴覚過敏への対応としては、大きく分けて2つのアプローチが考えられます。
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