遊びが邪魔されるのを極端に嫌がる子の例

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<今回のケース> 健太郎君は4歳2か月の男の子です。こだわりが強く、予定変更や切り替えが苦手です。強い偏食もあります。 健太郎君はブロック遊びが大好きです。ブロックで夢中で遊んでいると、友だちが近付いただけで「邪魔しないで」と言いますし、時には見ているだけで「あっち行って!」と言います。保育士が「大きいの作ってるね」と声をかけただけでも「先生は静かにして!」と言います。 保育士としては、好きなブロック遊びを通して友だちと仲良くしてほしい、触ってほしくないとしても、もう少し伝え方を考えてほしいと思うのですが、どうしたら良いでしょうか? |
押さえておきたい基礎知識

今回の健太郎君のケースもその一例です。健太郎君には、発達障害の特性からくる「複数情報や新情報に対する処理の困難さ」があると考えられます。
「複数情報」に対する処理困難があると、例えば友だちと歩調を合わせて歩くことができない、夢中になると周囲の言葉が入らないなどが起きます。
「新情報」に対する処理困難については、例えば予定の変更があると対応できずにぐずぐず言う、新しい環境に慣れにくい、親が迎えに行くと急に走り回る、などの行動として現れます。
こういうことがあると大人は、歩けない、言葉が入らないなど、子どもの「行動」に意識が集中して、どうしたらそれを直せるかばかり考えてしまいがちです。
しかしそれを考える前に、行動の背景をきちんととらえ「なぜその行動をするか」を考えることがとても大切です。
私たちは日常生活の中で「複数情報や新情報」に数限りなく晒されますが、苦も無くそれを受け止めて理解し、調整し、対応します。しかし、発達障害の特性のある子どもにとっては「複数情報や新情報を受け止めて理解し、調整し、対応する」ことがとにかく難しいのです。中にはこれらの刺激処理ができなくて混乱し、パニックになる子どもも多くいます。
先ほど挙げたような行動の背景には、発達障害の特性としての複数刺激や新情報の処理困難があるということをまず知ってほしいと思います。
健太郎君の場合

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