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自分らしさのままでソーシャルスキルを獲得する方法|保育現場で出来るソーシャルスキルマネジメントPART2

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自分らしさのままでソーシャルスキルを獲得する方法

児童発達支援管理責任者/保育士/発達支援専門士として自治体とともに現場の保育士さんと一緒に発達支援を考える井上さんが、保育現場で出来るソーシャルスキルマネジメントをテーマにしたオンライン研修を行いました。今回は第2弾として「自分らしさのままでソーシャルスキルを獲得する方法」をテーマに行った内容を文章化してお届けします。 >>連載一覧はこちら

ソーシャルスキルマネジメントとは

前回の記事では、SST(ソーシャルスキルトレーニング)とソーシャルスキルマネジメントの違いについてご紹介しました。詳しくは、こちらの記事でご確認ください。

自分らしさのままでソーシャルスキルを獲得するには

公園にいる子ども

「ソーシャルスキル」というとどうしても「社会性のスキルを獲得させる」というイメージになってしまいがちですが、大事なのはその子らしさを保ったまま大きく成長していくことです。

発達に特性を持っているということは、得意なことと不得意なことの「凸凹(でこぼこ)」がある子も多いでしょう。

世の中には、ソーシャルスキルトレーニングの本はたくさんありますが、書かれている手順や手法に沿ってやろうとしても、その子の良さや本来の姿が置き去りになってしまうことがあります。本が悪いわけではなく、どうしても「手法」が主役になってしまうからです。

だからこそ、一人ひとりに合わせた「オーダーメイド」であることがとても大事です。「オーダーメイド」として考えることで、「その子らしさ」というものを軸にして考えることができます。

今の発達の段階はどこにあるのか、何に興味があるのか、そして、いま芽生えていること、いまでき始めていることは何なのか。

私たちは、そうした「今」の姿を大事にしたいと考えています。
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乳幼児期に大切なのは「トレーニング」より「マネジメント」

乳幼児期におけるソーシャルスキルは、「トレーニング」というかしこまった形ではなく、日々の生活の中で育み、支えていく(マネジメントする)という考え方が基本です。

日常の保育の中で、無理なく自然に行える「ソーシャルスキルマネジメント」。 これは、子どもに何かをさせるのではなく、「大人側(保育者)がどう関わるか」という視点を大切にするものです。

「トレーニング」と「マネジメント」の違い

一般的に「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」は、個々に合わせたプログラムが行われますが、どうしても専門的な環境や人員が必要になります。療育の現場ではこうした訓練が中心になりますが、日々の保育現場では、必ずしも同じ環境を整えるのは難しいものです。

だからこそ、特別な場を設けなくても、自然な生活の流れの中で行える「ソーシャルスキルマネジメント」を、保育のなかでたくさん取り入れていただきたいと考えています。

支えとなる「3つの柱」

ソーシャルスキルの3つの柱

それでは、ソーシャルスキルマネジメントを取り入れるにあたり、軸となる3つの大切なスキルをお伝えします。

1.自分自身を理解するスキル

まずは「自分(子ども)を知る」こと。何が好きで、何が苦手か。自分の「快・不快」を理解することがすべての土台になります。

2.集団生活のスキル

順番を待つ、友だちと協力する、先生の話を聞く。これらは単なる「決まり」ではなく、集団の中でその子が「その子らしく、安心して過ごし続けるため」のスキルとなります。

3.他者とのやりとりスキル

言いたいことを伝える、困ったときに助けを求める。こうした双方向のやりとりです。

これら3つは互いに重なり合っています。一つひとつのスキルを、生活の中で丁寧に育んでいきましょう。
 
ソーシャルスキルマネジメントとは、セミナーの講師である井上綾乃先生が提唱する、現代の発達支援において最も重要視されている「環境調整(大人が環境を変えること)」と「障害の社会モデル(困りごとは本人の中ではなく、社会の側との不適合にあるという考え方)」を、日常や保育現場で実践しやすい形に落とし込んだ枠組みのこと。


続きは動画で視聴可能

本編は5つのパートに分かれた構成となっています。今回は『【PART2】自分らしさのままでソーシャルスキルを獲得』を文章化してお届けしました。

この記事の続きは、ほいくisオンライン動画『保育現場で出来るソーシャルスキルマネジメント【PART3】遊びで楽しくソーシャルスキル 集団生活スキル編』にてご覧いただけます。テキストは順次公開予定です。

セミナーの構成

【タイトル】 保育現場で出来るソーシャルスキルマネジメント
※動画タイトルを選択すると動画視聴ページに遷移します。

●PART.1|発達支援で大切にしたいオーダーメイドのソーシャルスキル
●PART.2|自分らしさのままでソーシャルスキルを獲得
●PART.3|遊びで楽しくソーシャルスキル 集団生活スキル編
●PART.4|遊びで楽しくソーシャルスキル 他者とのやりとりスキル編
●PART.5|遊びで楽しくソーシャルスキル 自己理解スキル編

講師は、ほいくisでも発達支援のコラムを連載している、井上綾乃先生が登壇。
セミナー本編では、保育現場で実践できるソーシャルスキルの育み方について解説。園での生活や、友だちとのコミュニケーションなど、遊びを通した支援方法についてお話ししています。
 
※視聴には「ほいくisメンバー」または「園会員」へのログイン・会員登録が必要です。
>>『ほいくisオンライン研修』の詳しい使い方はこちら
 

井上さんに直接聞いてみたい発達支援のお悩み募集中

普段の保育で感じている発達支援のお悩み、井上さんに質問してみませんか? このコラムも実際に寄せられた質問にお答えしています。ほいくisでは、保育者のみなさんが抱える発達支援のお悩みを募集し、児童発達支援管理責任者/保育士/発達支援専門士として自治体とともに現場の保育士さんと一緒に発達支援を考える井上さんに回答いただく企画が好評です。

あたたかい目線でいつも保育者に寄り添う井上さんのコラムは、現場の保育者の方からも非常に好評です。ぜひみなさんが感じていること、相談したいことがありましたら下のボタンをクリックして相談内容を教えてください。

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詳細については、相談応募フォームにてご確認ください。

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井上 綾乃(いのうえ あやの)

この記事を書いた人

井上 綾乃(いのうえ あやの)

一般社団法人プライムシャイン代表理事
管理者兼児童発達支援管理責任者/保育士/発達支援専門士

発達支援センターでの実践や短大非常勤講師の経験を積み、自ら法人を立ち上げ、児童発達支援管理責任者(保育士と)して療育の現場で活動中。子どもをプログラムに合わせるのではなく、子どもに合わせた療育プログラムを行いながら、「楽しい」と感じる事で発達する支援を実践。現在では自治体の保育園巡回相談、保育ゼミ講師、依頼を受けての保育園、幼稚園研修講師等人材育成も行っている。

<シャインキッズホームページ>
https://shine-kids.com/
<遊んで発達 シャインキッズ井上チャンネル>
http://www.youtube.com/@user-nt6dp8ji5c/

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