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それでも俺は絵本を読む|うっちー先生の絵本ばなし

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それでも俺は絵本を読む

読了目安時間は約3分です

絵本専門士として、そして保育士として、子どもたちにたくさんの「愛」と「言葉」を届けてきた『絵本ばなし』も、ついに今回で最終回を迎えます。情報メディアが多様化し、子どもたちが絵本を手に取る機会が減りつつある現代。激変するデジタル社会の中で、「日本一絵本を読んでいる男」が導き出した答えとは? うっちー先生が7年間の連載の節目に、未来へ向けた覚悟と溢れる絵本愛をストレートに綴ります。>>連載一覧はこちら

絵本専門士になる前から、俺のそばにはいつも絵本があった

このコラムのタイトルは『絵本専門士うっちー先生の絵本ばなし』ですが、絵本専門士になってから絵本が好きで絵本の話をしているのではありません。幼少の頃から絵本に親しみ、本を読み続けてきていて、そして、保育士になり、より絵本が身近になったことで、えほんばなしをたくさんたくさん綴ってきたというわけです。

確かに、絵本専門士になることで、絵本の活動が増えたり、仕事の幅が広がったりします。実際にこのコラムも、絵本専門士になったことでお声掛けいただき、7年間、自分の身の回りで起きた保育の中の絵本エピソードや、絵本作家との出会い、自分の絵本に対する考え方、保育での楽しみ方など多岐に渡りお届けしてまいりました。

俺はいろんな場所で絵本を届けています。読んで読んで、ときには歌って、また読んで… いつでもどこでも読んで子どもに届けてきました。
 
絵本を読むうっちー先生
子どもと絵本を読むのは楽しい。同じ絵本でも同じ場所でも、そのときそのときの絵本の時間があり、本当に楽しいのです。絵本の読みあいを通して生まれる空間は、いつも愛に満ち溢れています。

「絵本を読んでる時の内田先生は一番おもしろくてやさしい」とつい先日子どもたちに言われました。普段がどれだけ厳しいんだろうという疑問はわいてくるかもしれませんが、確かに絵本を読んでいる時は、やさしい自覚があります(笑)

一冊の漫画が教えてくれた、読書という名の「自分づくり」

絵本専門士は無期限の資格です。でも絵本専門士になってなくても絵本は読み続けていたと思います。保育士になっていなかったら絵本は読んでないかもしれない。……でもそんなifは考えられないか。保育が大好きで愛していますから。

マンガ大賞2026を受賞した作品『本なら売るほど』を先日読みました。
本なら売るほど
『本なら売るほど』
児島青/KADOKAWA

この漫画は本が好きな人にはぜひ読んでほしい。あまり本を手に取らない人にも読んでほしい。この中で、このような考え方があり感銘を受けました。

「自分はこれまで読んできた本で出来ている」

自分の体は食べた物で出来ているのはよく聞きますが、読んできた本で出来ていると思ったことはなかったのです。

記憶には残っていなくても、俺は、生まれた時からめちゃくちゃ本をたくさん読んできました。読んでもらったり、自分で読んだり、子どもに読んであげたりしてきました。今では、日本一絵本を読んでいる男だと自負しています。

自分が読んであげた絵本がその子どもの人格形成の要素のうちの一角を担っていると考えると、絵本の選書、読み方、届け方はとても大切なのだと改めて気づかされます。覚悟と信念を持っていたいものです。

このコラムも(一応)読み物です。このコラムを読んでくださった方の読書経験として、その人を作るお役に立てていればいいなぁと思います。
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どんなに科学が進歩しようとも

現在、情報メディアは多様になっています。特にタブレット端末は全小学生が持ち、電子メディアなしでは、余暇で使用するだけではなく、学習でも必需品となっています。

限りある時間の中で、絵本を選んで手に取る子どもが減っています。これからもどんどん減っていくかもしれません。俺のするべきことは何なのか。したいことは何なのか。どんなに科学が進歩しようとも…

「それでも 俺は 絵本を読む」


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