対象年齢
3歳/4歳/5歳『おおかみと7匹のこやぎ』とは
昔からよく知られているグリム童話の一つ。日本では、絵本としてもよく知られていて、園でも馴染のあるお話の一つです。「誰が来ても決して家のドアを開けてはいけないよ」。7匹の子ヤギたちと暮らしているお母さんヤギは、そう言って森に食べものを探しに出かけます。そこにやってきたオオカミ。最初はしっかりと見ぬいて、追い払った子ヤギたちですが、悪知恵を働かせたオオカミに騙されてとうとう家に入られてしまいます…。
前半がずる賢いおおかみとの知恵比べ、後半が、お母さんヤギが子どもたちを助けてオオカミをこらしめるという構成になっています。前半と後半で展開ががらっと変わるところも見どころの一つで、生活発表会・音楽発表会や劇あそび、オペレッタの題材としても定番の作品です。
絵本「おおかみと七ひきのこやぎ」
[おおかみと七ひきのこやぎ (世界傑作絵本シリーズ)]絵:フェリクス・ホフマン
訳:せた ていじ
出版社:福音館書店 社
生活発表会ではどうする?
生活発表会は出し物をすることだけが目的ではなく、作り上げる過程を通して子どもたちの成長を促すことも大切な要素です。「おおかみと7匹のこやぎ」のお話には、オオカミと子ヤギたちの知恵比べといった要素もあります。作り上げていく段階では、ぜひ子どもたちと一緒にそういったテーマについても話し合いながら進めて行くことをおすすめします。子どもたちなりの意見が反映された、そのクラスだけのオペレッタを目指して取り組んでみてくださいね。
オペレッタの構成
動画ではオープニングとエンディングが各1曲ずつ、主要な場面で使う劇中歌が3曲、またそれ以外に劇中で使う効果音をいくつかご紹介しています。物語の骨組みとなる基本的な曲は一通り用意していますので、ここにクラス毎のアレンジなどを加えていけば、オリジナルのオペレッタを作り上げることができます。<紹介する曲>
- オープニング「なかよし7ひき」
- 劇中歌「かくれんぼ」
- 劇中歌「おおかみのうた」
- 劇中歌「こやぎのいえ」
- エンディング「なかなおり」
子どもたちと達成感を味わおう
生活発表会の準備は大変ですが、それだけやり終えた後の充実感や達成感があります。子どもたちと一緒に、その感覚を味わってみましょう。それでは皆さん頑張ってくださいね。【関連記事】