言語に関する技術(素話)とは
実技試験の内容について、全国保育士養成協議会のホームページで見ると、指定のお話の中からひとつを選び、自分であらすじを3分程度にまとめて何もない状態で話す試験とあります。「3歳児クラスの子どもに話す」「子どもは15人程度がいることを想定する」「お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加える」などの細かい指定もあるので、必ず確認しましょう。>>全国保育士養成協議会HP「実技試験について」
私も素話を経験しましたが、これは想像以上に緊張します。動画とこちらの記事のポイントを確認してみてくださいね。
課題『3びきのこぶた』
イギリスに古くから伝わる昔話ですが、手遊び歌や絵本でもお馴染みですよね。わらのお家、木のお家、レンガのお家…と、ストーリーが進むにつれて子どもたちの期待感が高まる題材です。動画の中でも、ポイントを解説していますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。実演の台詞
『3びきのこぶた』むかし、むかし、あるところに、3匹のこぶたが仲良く暮らしていました。
こぶたたちは、みんな大きくなったので、自分でお家を建てることにしました。
1番目のこぶたは、わらでお家を建てることにしました。
ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ。
よーし、できた。わらのお家の完成だ。
そこに、悪いオオカミがやってきて、
「こんな家、吹き飛ばしてやる」。
ふーっとすると、わらのお家はあっという間にぺったんこになってしまいました。
2番目のこぶたは、木でお家を建てることにしました。
トントントン。
よーし、できた。木のお家の完成だ。
そこに、またまた悪いオオカミがやってきて、
「こんな家、吹き飛ばしてやる」。
ふーっとしましたが、木のお家は壊れません。
「よーし、それなら、体当たりだ」。
エイッとすると、木のお家もあっという間にぺったんこになってしまいました。
3番目のこぶたは、レンガでお家を建てることにしました。
よいしょ、よいしょ。
ふーっ、できた。レンガのお家の完成だ。
そこに、またまた悪いオオカミがやってきて、
「こんな家、体当たりで壊してやる」。
エイッとしましたが、「いててててっ!」。
レンガは堅いので壊れません。
「よーし、それなら、煙突から入ってやる」。
オオカミは煙突を登り始めました。
「うーん、どうしよう?」
「あっ、そうだ、煙突の下に大きなお鍋を置いて、熱いお湯を沸かそう」
こぶたは急いでお湯を沸かし始めました。
そこにオオカミが入ってきて、
ぼっちゃーん!「アチチチチチチ!」
オオカミはお鍋の中に落ちて、やけどをしてしまいました。
「熱い、熱いよー」と言いながら、森に帰って行ったオオカミ。
3匹のこぶたたちはそれから、レンガのお家で仲良く暮らしましたとさ。
おしまい。
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