はらぺこあおむし
- 絵本
書籍説明
【ほいくis編集部おすすめポイント】エリック・カールさんの作品の中で、言うまでもなく大人気の「はらぺこあおむし」。お腹を空かせたあおむしがいろいろな食べ物を食べて、どんどん大きくなっていき、最後には美しい蝶になる姿は圧巻ですよね。エリック・カールさんの美しい色彩と技法だからこその迫力があります。
「はらぺこあおむし」の魅力は、実はイラストや色彩だけではありません。お話の中には「りんごをひとつ」「なしをふたつ」「すももをみっつ」と、数字が出てきます。ひとつずつ増えていく食べ物に合わせて、自然に数に触れられるようになっているのです。
そして、たくさん食べたらさなぎになる様子や、最後にはきれいな蝶になる様子など、生き物の変化や成長、生命の営みについても自然に知ることができます。子どもたちに長く親しまれている理由は、1冊の絵本の中にたくさんの要素が込められているからこそなのかもしれません。
【書籍概要】
小さなあおむしは、もりもりと食べつづけて美しい蝶になった。数や曜日の認識をおりこみ、穴あきのしかけをこらした斬新な絵本。
【著者紹介】
エリック・カール
1929年アメリカのニューヨーク州に生まれ、ドイツで育つ。グラフィックデザイナーとして活躍後、1968年に『1、2、3どうぶつえんへ』を発表し、ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞を受賞。以来、世界的な絵本作家として創作を続ける。代表作に『はらぺこあおむし』『パパ、お月さまとって!』『だんまりこおろぎ』など多数。2003年ローラ・インガルス・ワイルダー賞受賞。
もりひさし
本名・森久保仙太郎。作家・絵本研究家・歌人。歌集に『月の谷』など。創作絵本に〈こぐまちゃんえほん〉シリーズ『くまさぶろう』『ちいさなきいろいかさ』など。絵本の翻訳に『はらぺこあおむし』『パパ、お月さまとって!』〈くまのアーネストおじさん〉シリーズなどがある。2018年逝去。
詳細情報
偕成社
- 著者
- エリック・カール 訳:もりひさし
- 体裁
- 22cm×30cm(25ページ)
- 価格
- 1,320円(税込)
- 発行
- 1976-05-01