うさこちゃんとたれみみくん
- 絵本
書籍説明
【ほいくis編集部おすすめポイント】表紙に描かれているのは、「たれみみくん」。うさこちゃんのクラスにやってきた転校生です。本当の名前は「だーん」だけど、耳が垂れているから「たれみみくん」と呼ばれているのですね。
うさこちゃんは考えます。「本当はたれみみくんと呼ばれるの、嫌じゃないのかな?」”たれみみくん”の本当の気持ちを知ったうさこちゃんの勇気ある行動に感動! 人の気持ちを感じ取る優しさと、みんなと違うことでも勇気を持って発言する強さを教えてくれます。
【書籍概要】
うさこちゃんのクラスに転校生が来ました。その子は他の子と少し違って片方の耳がたれていたので、クラスのみんなが「たれみみくん」とよびはじめました。うさこちゃんは、たれみみくんと親しくなるにつれ、そのあだ名が気になり始めます。いやじゃないかしら。そこでうさこちゃんは一晩考えて、翌朝新しい友だちのために、勇気をもって行動しました。友だちとの関係の中で、うさこちゃんが大きく成長するお話です。
【著者紹介】
ディック・ブルーナ
1927年ユトレヒト(オランダ)に生まれる。父の経営する出版社を継ぐために勉強をしつつ、同出版社で本の表紙デザインを始め、現在まで数多くの本の装丁をてがける。その後国立芸術アカデミーで学び、画家として、多くのポスターを作る。1953年最初の絵本『りんごちゃん』を出版。その後、『ちいさなうさこちゃん』(福音館書店)、『ミッフィーのゆめ』(講談社)など、100点以上の絵本を創作している。ユトレヒト在住。
まつおか きょうこ
1935年、神戸に生まれる。神戸女学院大学英文学科、慶応義塾大学図書館学科を卒業したのち、渡米。ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学び、ボルチモア市の公共図書館に勤めた。帰国後、大阪市立中央図書館小中学生室に勤務。その後、家庭文庫をひらき、児童文学の研究、翻訳、創作に従事。1974年、石井桃子氏らと財団法人東京子ども図書館を設立し、現在同図書館理事長を勤める。絵本の文の創作には、『おふろだいすき』(福音館書店)、絵本の翻訳には、『しろいうさぎとくろいうさぎ』、お話の翻訳には「くまのパディントン」シリーズ(福音館書店)、「ゆかいなヘンリくん」シリーズ(学習研究社)などがある。東京都在住。
詳細情報
福音館書店
- 著者
- ディック・ブルーナ 訳:まつおか きょうこ
- 絵
- ディック・ブルーナ
- 体裁
- 17×17cm(28ページ)
- 価格
- 770円(税込)
- 発行
- 2008-06-15