こわめっこしましょ
- 絵本
書籍説明
【絵本専門士・うっちー先生のコラムより】大好きな絵本作家のtupera tupera(ツペラツペラ)作品
ある時クラスの子どもたちにこの絵本を読みました。読んでいくと、表紙のにこやかな一つ目小僧が豹変し、ものすごく怖い顔になります。その瞬間、一人の女の子が跳びあがり、保育士の陰に隠れました。もうその後は絵本を直視できない様子。他の子どもたちは喜んでいました。更には、違う日に俺が他の絵本を読もうとしても、「またあれを読むんじゃないか?」という顔でこちらを見てきます。結局その年度は、この本はほとんど読まず、読んでも女の子が休みの日に読みました。
そのエピソードをtupera tupera氏に伝えると、「そうか~、それは自分たちの絵がちゃんと怖かったってことだな」と言っておられました。確かに怖い(笑)
そして今のクラスでは、「怖い」も含めてこの絵本を楽しめています。今後は分かりません。同じ絵本でも、苦手な子もいれば、楽しめる子もいます。
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【書籍概要】
“にらめっこ”じゃなくて“こわめっこ”?泣いたら負けよ、妖怪や魔女たちに、負けるな。
【著者紹介】
tupera tupera(ツペラツペラ)
亀山達矢と中川敦子によるユニット絵本作家。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップなど、様々な分野で幅広く活動しています。絵本に「やさいさん」「くだものさん」など、著書多数。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当しています
詳細情報
絵本館
- 著者
- tupera tupera
- 体裁
- 250×220mm/24ページ
- 価格
- 1,540円(税込)
- 発行
- 2018-05-07