葉っぱクイズ
「葉っぱクイズ」は、保育者が用意した葉っぱを直接見ずに触り、その感触を頼りに同じものを探しに行く遊びです。いろいろな種類の葉っぱと触れ合うことができる春~秋におすすめの自然遊びですよ。用意する物は袋と、身の回りにある葉っぱだけなので、手軽に自然を使った体験ができるのが嬉しいですね。この遊びでは感触を覚えたり、それを想像したりするので、子どもたちの五感を育むことに繋がります。導入では、子どもたちがより想像をしやすくなるように、「ツルツル」「トゲトゲ」「ザラザラ」など、どんな感触の植物があるか一緒に話してみるのはいかがでしょうか。
難易度
★★☆☆☆対象年齢
2歳/3歳/4歳/5歳用意する物・道具
- 袋(中身が見えないもの)
- 葉っぱ(ツルツルなもの、トゲトゲなものいくつかあるとよい)
遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- さまざまな自然に触れて、指先の感覚を育む
- 葉っぱには様々な形や色があることと、その違いを知る
- 触った感触など葉っぱに興味をもつ
- 自然に親しみ自然への愛着を持つ
遊び方
①保育者は園庭にある植物の中から1種類を選び、葉っぱを拾ってきます。(摘んできます)※園庭が無い場合は、いつも遊びに行く公園の中の植物でもOKです
※数問出題する場合は、いくつか葉っぱの種類を用意して、番号を付けておくとよいです
②中身が見えない袋の中に、葉っぱを入れます。
③子どもたちは袋の中を見ないようにしながら、中の葉っぱを触って感触を覚えます。
④園庭の中の葉っぱを色々と触って回り、感触を確かめて袋の中に入っていた葉っぱと同じものを探します。
⑤答え合わせをして、同じものを当てることが出来ていたら成功です!
ポイント
感触に特徴のある葉っぱをお題にする
指の感触だけを使って葉っぱの種類を当てるゲームなので、始めは感触に特徴のある葉っぱをお題に選ぶようにするのがおすすめです。例として、以下のような植物は感触に特徴があるので、参考にしてみてください。- ツバキ→ツルツルした感触
- ツツジ→ざらざらした感触
- 柊→ギザギザした感触
形に特徴のある葉っぱをお題にする
特徴的な感触の葉っぱを用意するのに加えて、形が特徴的な葉っぱをお題として用意するのもおすすめです。「トゲトゲした形」「丸い形」「細長い形」など、頭の中で形を想像する力を育むことができそうですね。また、子どもたちが今までに見たことのある形の葉っぱを選ぶのがおすすめです。以下は、形に特徴のある植物です。参考にしてみてくださいね。- 柊→トゲトゲした形
- 紅葉→星のような形
- イチョウ→三角のような形
むやみに植物を摘まないようにする
生き物の大切さを伝えるためにも、葉っぱを探しに行くときには子どもたちがむやみに植物を摘まないような工夫をしましょう。特に年齢や理解度に合わせて、対応を変えるようにするといいでしょう。2~3歳児の場合は、植物を摘んだら枯れてしまうということを伝えるのが難しいので、正解が分かったら先生をその場所に連れていく、というルールにするといいでしょう。また、落ちている葉っぱを持ってくる形でもよいですが、植物が生き物であることはきちんと説明をすることが大事です。
4~5歳児の場合は、植物も生きているということが理解できる年齢です。答え合わせでは2~3歳同様先生をその場所に連れていくか、もしも正解だと思うものを摘んでくるのであれば、「摘み取った葉っぱは元あった場所に戻してあげようね」と事前に伝えましょう。
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