手作り凧製作のねらい
手作り凧製作をするねらいは次のような例が挙げられます。- お正月遊びを通して日本の文化に触れる
- 凧あげ遊びを楽しむ
- みずからが作ったもので遊ぶことで製作物に親しむ
凧を持ち帰れば保護者の方と一緒に遊べるのも、子どもたちにとって貴重な経験でしょう。
手作り凧製作の導入ポイント
手作り凧製作の導入では、子どもたちが凧に興味を持てるように工夫しましょう。 あらかじめ作っておいた凧で保育者が遊んでみせる、絵本や紙芝居などで凧遊びを紹介するなど、凧がどのような遊びか子どもたちに見せるといいですよ。 凧が完成したときのイメージが持てると、製作にも積極的に取り組めます。手作り凧あげ 遊び方のポイント
手作り凧あげでは次のような点に気をつけて遊びましょう。- 子どもたちが駆け回れる十分な広さがある場所を確保する
- 子どもたちの様子を見守り、安全に配慮する
- 走る方向や範囲を決める
- 電線や遊具など、凧が引っかかるものがないか事前に確認しておく
走る方向や範囲を決めておくと衝突防止になります。保育者は子どもたちの様子が見渡せる場所に立ち、ケガや事故の防止に努めましょう。
手作り凧の製作アイデア
手作り凧の製作アイデアを紹介します。素材や大きさなどさまざまなタイプの凧を集めましたので、ぜひクラスの雰囲気に合わせてアイデアを選んでみてくださいね。持ち手つきビニール袋の簡単手作り凧
用意するもの・はさみ
・ビニール袋
・油性カラーペン
・凧糸
・新聞紙
・すずらんテープ
作り方のポイント
100円ショップなどで手に入る、持ち手つきビニール袋で作る凧の製作アイデアです。子どもたちが自由にお絵描きできるので、お気に入りの凧が作れるでしょう。 また、シンプルな作り方なので、壊れても作り直しやすいのがうれしいポイントです。
袋に凧糸を結びつける作業は、子どもたちの年齢に合わせて子どもたちにやってもらうか保育者がおこなうのか決めるといいですよ。
コピー用紙で作るお手軽凧
用意するもの・コピー用紙(A4サイズ)
・はさみ
・のり
・カラーペン
・カッター
・目打ち
・定規
・えんぴつ
作り方のポイント
コピー用紙で作れる凧の製作アイデアです。こちらのアイデアも、子どもたちが自由にお絵描きできます。
凧を仕上げる際に大切な絵を折らないように、あらかじめ凧の形や折り目を作っておき、絵を描ける範囲を指定しておくとよいでしょう。コピー用紙に柄や文字を印刷しておいて、塗り絵として楽しむ方法もおすすめです。
折り紙で作るミニ凧
用意するもの・折り紙
・もめん糸 (タコ糸)
・紙テープ
・のり
・セロハンテープ
作り方のポイント
シンプルな折り紙の凧は3歳以上を目安に取り組めるでしょう。好きな柄の折り紙が選べるように数種類の折り紙を用意しておくといいですよ。柄のない折り紙を用意して、子どもたちにお絵描きをしてもらっても楽しめます。折り紙に穴を空けて糸を通す作業は破けやすいので保育者がおこなうと安心です。
ビニールの連凧
用意するもの・白いポリ袋
・竹ひご
・凧のしっぽ
・油性ペン
・新聞紙
作り方のポイント
ビニール素材で作る連凧の製作アイデアです。白い大きなポリ袋を用意すると複数枚型が取れるのでおすすめです。子どもたちには油性ペンで自由にお絵描きを楽しんでもらいましょう。連凧は子どもたちが同時にヒモを持てません。順番が待てる幼児クラスの子どもたちと一緒に作ったり他の凧に追加する形で作ったりと工夫するとよいでしょう。
コピー用紙と竹串の凧
用意するもの
・コピー用紙
・竹ひご
・凧糸
・カラーペン
・接着剤
作り方のポイント
コピー用紙の辺に竹ひごを置き、巻き込んで作る凧の製作アイデアです。竹ひごの枠があることで、丈夫な凧が作れますよ。竹ひごを紙で巻きこんで接着する作業は4歳以上を目安に取り組みましょう。
こちらのアイデアも、子どもたちが自由にお絵描きできます。子どもたちがどんな絵を描くのか楽しみですね。
手作り凧を作ってみんなで凧揚げしよう
手作り凧の製作は、子どもたちにとって楽しい経験になります。絵を描いたり、竹ひごを使ったり、たこ糸を縛ったりと年齢に合わせてさまざまな工程に取り組んでもらいましょう。凧あげ遊びでは、今回紹介したねらいや遊び方のポイントを踏まえて安全に遊びましょう。凧あげ遊びでは、子どもたちが夢中で走る姿が見られるでしょう。寒い季節がまだまだ続きますが、体がポカポカになる凧あげ遊びを保育に取り入れて、元気に冬を過ごしましょう。
▼こちらもチェック!おすすめの製作アイデア・遊び