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園児が無断撮影されそうになったら?|園外活動での対策を調査【保育者アンケート】

「撮影禁止」のマークと注意表示
スマートフォンの普及により、写真撮影やSNSへの投稿が容易にできる時代となりました。散歩や遠足などで園外に出た時には、第三者による無断撮影に十分気を付けたいですね。今回は、公式Instagramでのアンケート調査で分かった園外活動における無断撮影の状況についてご紹介します。
【調査結果の転載について】
本調査結果については、以下の2点に対応いただければ転載することが可能です。
1. 出典元として「ほいくis」を明記
2. Webサイトに掲載する場合は下記のリンクを設置
URL:https://hoiku-is.jp/
※リンク設置ができない場合は、個別に問い合わせフォームからご相談ください。

子どもが無断撮影されるリスクとは

手を繋いで散歩をしている園児たち
園外活動中、園児とは全く無関係の第三者にスマートフォンなどで撮影されそうになることは少なくありません。撮影者にとっては、子どもたちが楽しそうにしている光景を、日常生活の中の印象的なシーンとして残しておきたいという軽い気持ちなのかもしれません。しかし、保育園には子どもの個人情報を守る義務があるため、無断撮影を認める訳にはいきません。

例えば、子どもの名札から名前が特定されたり、園児の服装や周囲の風景から保育園が特定されたりしてしまう可能性があります。また、これらの情報がSNSへの投稿で不特定多数に共有されれば、子どもの肖像権や、その家族も含めたプライバシーが侵害されてしまう恐れがあります。

保育士は子どもたちの個人情報を守るため、無断で撮影されないよう細心の注意を払いながら園外活動を行う必要があります。
スマートフォンと悪意のあるネットユーザーのイメージ
<アンケート調査について>
調査期間:2024年2月20日(1日)/調査方法:Instagramでアンケートを実施/調査対象:Instagramユーザー/有効回答数:1問目「保育中・お散歩中に保護者でない人(第三者)からスマホ(カメラ)を向けられたことはありますか?」846件、2問目「保護者でない人(第三者)からの撮影について対策をしていますか?」664件、3問目「撮影対策はどんなことをしていますか?具体的に対応していることを教えてください」15件


第三者にカメラを向けられた経験の有無

ここからは、アンケートの結果を見ていきましょう。

まず始めに、園外活動中に第三者からカメラを向けられた経験の有無についてお聞きしました。
保育中の第三者による撮影経験について聞いた調査結果のグラフ
質問1:保育中・お散歩中に保護者でない人(第三者)からスマホ(カメラ)を向けられたことはありますか?
ある 35.0%(296件)
ない 65.0%(550件)
園外でカメラを向けられた経験が「ある」という方は、回答者の35.0%を占めました。万一、撮影された写真がSNSなどインターネット上にアップされた場合、不特定多数の人に閲覧される危険性があります。

子どもや保育士のプライバシーを守るためにも、第三者による撮影には十分気を付けなければいけません。

撮影対策の有無

続いて、園外活動中における撮影対策の有無についてお聞きしました。

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佐野 きこ(さの きこ)

この記事を書いた人

佐野 きこ(さの きこ)

現役保育士。
現在は子どもだけでなく、保育士や保護者など、子どもに関わる人をサポートする仕事がメイン。子どもも保護者も保育士も、みんなが笑顔になれる保育を目指している。
座右の銘は「保育士は、保育のプロである」
保育の専門家として、わかりやすく保育を語れるよう奮闘中。
家庭では、2人の息子のお母さん。

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