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保育士の1年目の給料はいくら?気になる初任給を調査

保育士の1年目の給料はいくら?気になる初任給を調査
保育士の1年目の給料、つまり初任給はこれから保育士になろうと思っている人にとって重要な情報でしょう。そこで新卒で保育士になった場合、どのくらい給料をもらえることができるのかを調査していきます。

保育士の初任給と手取りについて

保育士の初任給
初任給は支給される金額全てを手取りとして受け取れるわけではなく、社会保険料や税金などが控除された状態の金額を手取りとして受け取ることができます。
では給料から控除されてしまう具体的な費用の種類を説明していきます。

健康保険

健康保険は日本国民全員に加入義務があるため、控除を免れることはできません。
自分が怪我や病気で通院したときに支払額を軽減できるのでそこまで不満に思うことは少ないでしょう。また、健康保険料は勤務先と折半して支払っているため、保育士として勤め先に属さないような働き方をした場合には、月々の健康保険の支払いは2倍になることに要注意です。

厚生年金

老後に年金を受け取るためには月々に一定額の保険料を納める必要があり、保育士の場合は厚生年金の保険料を納める必要があります。
厚生年金も健康保険と同様に勤務先と折半して支払っているので、保育士としてフリーになる場合は要注意です。

雇用保険

雇用保険は失業や再就職の手当てを受け取るための保険です。
基本的に保育士として採用されると雇用保険には強制加入することになるので控除は免れません。
ただ転職の回数が多い保育士にとっては入っておいて良かったと思うことが多いでしょう。

所得税

所得税は収入に応じて支払う金額が変動する税金です。
所得税は保険や年金と違い、個人に還元されることはありません。新卒の保育士の場合は大体2%程度なので、給与からその額が引かれると思っておいてください。

住民税

住民税に関しては前年度の所得によって金額が確定するため、初任給から住民税が引かれることはありません。
仮に1年で保育士を辞めて働かなくなった場合は、住民税を無収入の状態で支払う必要があるので、大体額面の5%程度は使わずに毎月貯めておいた方が良いでしょう。

保育士1年目の平均給料

「ほいくisお仕事探し」では新卒の保育士の求人を掲載しており、2020年10月現在728件の求人があります。
そこで各雇用形態と都道府県別に平均給料をご紹介していきます。
※「ほいくisお仕事探し」に掲載中の求人情報です

雇用形態別の保育士1年目の平均給料

雇用形態 平均給料
正社員・正職員 月給21.2万円
契約社員 月給20万円
パート・アルバイト 時給1,115円
新卒でも働ける求人の雇用形態別の平均給料は上記になります。
保育士に限らず新卒の平均給料は19〜20万円程度です。また、ボーナスのある職場であれば年収として平均以上もらうことも可能なので、なるべく多くのお金が欲しいとい言う方は賞与ありの求人を探してみてください。

都道府県別の保育士1年目の平均給料

都道府県 平均給料(正社員) 平均給料(パート)
北海道 月給19万円 時給1,100円
山形県 月給17.3万円 データなし
茨城県 月給20.3万円 時給1,050円
栃木県 月給19.9万円 時給986円
群馬県 月給16.94万円 時給900円
埼玉県 月給20.9万円 時給1,146円
千葉県 月給21.7万円 時給1,137円
東京都 月給21.8万円 時給1,149円
神奈川県 月給21.3万円 時給1,136円
新潟県 月給18.2万円 時給900円
静岡県 月給17.9万円 時給1,100円
愛知県 月給16.5万円 データなし
滋賀県 月給20.8万円 時給936円
大阪府 月給20.8万円 時給978円
兵庫県 月給19.7万円 時給972円
岡山県 月給20.2万円 時給1,034円
広島県 月給19.2万円 データなし
香川県 月給18.9万円 データなし
福岡県 月給16.9万円 データなし
沖縄県 月給18.3万円 時給1,000円
都道府県ごとの新卒でも働ける保育士求人の平均給料は上記になります。
正社員の給料で比較すると首都圏のほとんどが給料21万円を超えており、他の地域と比較すると高い傾向にあるので新卒でもなるべく高い給料で働きたい人は首都圏の求人を探してみてください。

保育士1年目以降に昇給するためにすべきこと

スキルアップを目指す保育士
保育士の昇給は園によって定められたルールがあるので、必ずしも同一ルールとは言えませんが、「役職を得たとき」「経験年数を重ねたとき」「転職したとき」に昇給となるケースが多いようです。
下記ではそれぞれの昇給のケースについて詳しく解説していきます。

役職を得る

保育士の給料は役職を得ると昇給となるケースが多いようです。
役職は限られているので得るのは難しいと思うかもしれませんが、役職の種類は多く「副主任」や「リーダー」なった場合でも役職手当はつくので昇級したいという人は役職獲得を目指してください。

経験を積む

単純に同じ保育園で働き続けた場合も額は少額ながら昇給します。
また、役職を得るためには経験年数が必須となる(リーダーの役職であれば最低でも3年以上は経験が必要)ため、なるべく若いうちに保育士としての経験を積みましょう。

転職をする

保育士の給料は運営母体によって大きく異なるので、転職するだけで昇給となることがあります。
特に自分の働いている保育園では役職に空きがないという人は、他の保育園で目指していた役職の求人を出していることがあるので必見です。

まとめ

保育士の1年目の給料は住民税がない分、意外と多いと感じるかもしれませんが、2年目以降に引かれるので認識しておきましょう。
また、初任給だけでなく、2年目以降の給料が上がる職場のほうが長期的にみると給料が高くなるケースもあるので、昇給制度もチェックするようにしましょう。保育園をしっかり吟味して納得がいく職場を見つけてください。
 

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ほいくis(ほいくいず)編集部

この記事を書いた人

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