生活発表会とは
生活発表会とは、子どもたちの成長を発表する行事の1つです。3歳児クラスでは、セリフを覚えたり壇上でのびのび表現したりと、目指す目標の幅がぐっと広がります。登場人物の気持ちや表現の意味も理解し始めます。テーマに対してより深い理解と興味を持って練習に取り組めるでしょう。
保護者の方に成長した姿を観てもらうのと同時に、楽しく取り組んだ過程も伝えられるとよいですね。
生活発表会のねらい
3歳児クラスの生活発表会のねらいは- 題材(テーマ)のストーリーを理解し、のびのびと表現する
- 役に親しみ、感情表現やセリフの発表を楽しむ
「楽しい気持ち」や「悲しい気持ち」も子どもたちなりに表現しようとするはずですので適切なサポートをしていきましょう。
3歳児向け題材(テーマ)選びのポイント
テーマ選びのポイント
3歳児クラスでは、ストーリー性があり、役同士でさまざまな関わりがある題材を選ぶとよいでしょう。子どもたちが自身に与えられた役がどのような気持ちなのか、楽しみながら想像できるストーリーだとよいですね。テーマに親しみやすいのも選ぶ際のポイント。クラスの雰囲気を見ながら何に興味を示すか考察しましょう。
3歳児、生活発表会の注意ポイント
周りがよく見えるようになり、違いを理解し始める3 歳児クラスの子どもたち。テーマによっては人気がある役も出てくるでしょう。配役をして練習を始めたら、「あっちの役がよかった!」と言う子どももいるかもしれません。無理に配役を縛りつけず、ごっこ遊びで配役を変えてみるなど、子どもたちの気持ちの寄り添った工夫が必要です。
また、セリフや動きを覚えて、子どもたち自身が考えながら演じる力も必要です。練習を重ねるにつれ先生のサポートを少なくしていき、子どもたちが自主性を持って発表できるように促しましょう。
保育士が選んだ!3歳児クラスにおすすめの生活発表会のテーマ
保育士さんにInstagramでアンケートを取ったところ以下のような回答が集まりました。いくつか動画も合わせて紹介します。3びきのこぶた
こぶた同士やおおかみとの掛け合いが楽しい「3びきのこぶた」。まとまったセリフも入れられますね。子どもたちもそれぞれのぶたの特徴や違いを理解して演じられるでしょう。
小道具や大道具の転換も子どもたちに担当してもらってOK。ただし、大がかりな仕掛けがある場合は安全に取り組めるよう、配慮する必要があります。子どもたちがやりがいを持って取り組むのにぴったりなテーマです。
赤ずきんちゃん
赤ずきんやおおかみの他、森に咲く花や鳥が登場する「赤ずきんちゃん」の題材は、子どもたちのやりたい気持ちや個性を配役に活かせるでしょう。
配役の特徴を表現した動きや、他の登場人物とのバランスを意識した位置取りなど、「こんなこともできるようになったよ!」と観ている保護者の方にも伝わるはず。配役にぴったりの衣装も用意したいですね。
すてきな帽子屋さん
森のなかにある帽子屋さんにいろんなお客さんがやってきて、「帽子をください」と言うストーリーの「すてきな帽子屋さん」。それぞれに似合う帽子を選んでくれる展開は、子どもたちの個性を尊重することにもつながりますね。
どの役にも見せ場があるので、子どもたちの生き生きとした姿を発表できるでしょう。かわいい曲も有名です。動画は2歳児さんですが、3歳児さんらしい動きを加えて子どもたちにぜひ、ふりつきで歌ってもらいましょう。
その他、3歳児が楽しめるテーマ
他にも、アンケートで園で人気のテーマを回答いただきました。- どうぞのいす
- もりのおふろ
- ぐりとぐら
- おおきなかぶ
- がんばれ! ねずみのお手伝い
- ピーマンマンとかぜひきさん
- ねずみのよめいり
- 3匹のやぎのがらがらどん
- でこぼこホットケーキ
- てぶくろ
- 桃太郎
- おいもをどうぞ
- わたしのワンピース
- おおかみと7ひきのこやぎ
- サンタクロースはどこだ
- ぽんたのじどうはんばいき
- どうぶつサーカスはじまるよ
- おやゆびひめ