MENU

保育に役立つ手遊び11選~ねらいや盛り上げ方のポイント

手遊びをする保育士
保育の活動に手遊びは欠かせませんね。手遊びのレパートリーを充実させたい、もっと子どもたちと楽しみたいと考えている方も多いはず。今回は、オーソドックスな手遊びからユニークなものまで、手遊びのねらいとともに紹介します。

保育に手遊びを取り入れるねらいと子どもたちが楽しめるポイント 

保育に手遊びを取り入れるねらいと期待できる効果を紹介します。そもそもなぜ手遊びをするのか探っていくと、新鮮な気持ちで手遊びと向き合えるかもしれませんよ。また、初めて手遊び歌をするという新人保育士さんは、この点を理解した上で取り組むことをおすすめします。

手遊びを取り入れるねらい

手遊び歌を取り入れるねらいとして、次のようなものを挙げることができます。
  • 手ぶり身ぶりを真似する楽しさを味わう
  • 言葉のリズムの面白さを感じる
  • 数遊びやストーリーに親しむ
子どもたちは大人の真似をするのが好きですよね。手遊びは保育者の真似をしながら楽しむことが子どもたちの喜びにつながります。
また、言葉遊びの要素や数遊びの要素があったりストーリー性があったりする手遊びを真似していくうちに、自然とさまざまなことを学べるのも、ねらいとして挙げることができるでしょう

手遊びの導入で子どもたちが楽しめるポイント

手遊びの導入で子どもたちが楽しめるのは、次のようなポイントです。
  • 手遊びをしながら待つので、飽きずに集中力を保てる
  • 先生の真似をすることで観察する力を活かせる
  • 友達と一緒に楽しみながら一体感や連帯感を味わえる
子どもたちにとって手遊びは楽しいもの。遊びを通して集中力や観察力が養われるのも、手遊びのポイントですね。

手遊びを導入するときの工夫とは?

手遊び歌を導入するときには、子どもたちが手遊びに集中できる環境を整えましょう。サブやサポートの先生は、子どもと同じ場所でリーダーの保育者を真似するようにします。もしくは、リーダーの先生が子どもたちをまとめている間に次の活動の準備や後片付けをします。リーダーの保育者と子どもたちの手遊びを遮らないように工夫しましょう。

また、手遊びをしている保育者は大きな身ぶりでわかりやすく子どもたちへ伝えましょう。子どもたちに伝わる動きになっているかの観点で、他の保育者からアドバイスをもらうのもおすすめですよ。

乳児におすすめの手遊び

まずは乳児さんでも挑戦できる手遊びをご紹介します。

①はじまるよ


2歳児以上の乳児さんから取り組める手遊びです。活動の導入として取り入れてみましょう。何がはじまるのだろうというワクワク感も伝えられます。登場する動きもユーモラスなので、子どもたちも楽しんで真似をしてくれるでしょう。

②さかながはねて

 

1歳児以上の乳児さんから取り組める手遊び。さかながはねて、いろんなものに大変身! 戸外活動の前にとくにおすすめしたい手遊びです。「ぼうし」が出てくるので、戸外活動用の帽子をかぶっていること子どもと一緒に確認できますよ。年齢や季節に合わせて曲をアレンジするのもおすすめですよ。

幼児におすすめの手遊び

幼児クラスで盛り上がること請け合い! 楽しい手遊びを紹介します。

③こぶたのさんぽ


さまざまな動物の表現が出てくる楽しい手遊びです。「うそ」というワードに幼児クラスの子どもたちが大笑いしてくれるでしょう。意外な展開が待っているので「次はどうなるのだろう」と続きが楽しみになる内容ですよ。 

④おおきくなったらなんになる


数遊びの要素がある手遊びです。手でさまざまな表現をしながら大きくなったら何になりたいか考えていきます。クラスの子どもたちは将来何になりたいのでしょう。この手遊びをきっかけに聞いてみてはいかがでしょうか。 

盛り上がる手遊び

子どもたちが思わず笑顔になる手遊びを、盛り上げるヒントと一緒にご紹介します。

⑤5つのメロンパン 


パン屋に売られている5つのメロンパンをお客さんが買っていく手遊び歌です。自然と数遊びができますよ。登場するキャラクターをアレンジするのもおすすめ。歌の中に子どもたちを登場させると盛り上がりますよ。

⑥チョキチョキダンス


右手と左手の違いを自然と覚えられる、ポーズが楽しい手遊びです。「イエーイ」と言いながらピースサインをする場面ではみんなが笑顔になるでしょう。体操など、体を動かす活動の前に取り入れるのがおすすめです。

食育につながる手遊び

給食やおやつの前の導入に使える手遊びです。手遊びをしながら食べ物に関する理解が深められますよ。 

⑦にくまんあんまん 


全身を使った手遊びです。にくまんやあんまんの他に、ちまき、ももまんなど食べ物の名前が登場します。ちまきが給食で出る園もあるかもしれませんね。自然と食べ物の名前に親しめる手遊びです。 

⑧くいしんぼうのゴリラ


くいしんぼうのゴリラがいろんなものの皮をむいて食べてしまいます。登場させる食べ物をアレンジしたり、実際の果物や野菜を見るきっかけにしたりとさまざまな取り入れ方ができますよ。 

静かになる手遊び

子どもたちが少しずつ静かになっていく手遊び。朝の会の導入におすすめです。

⑨ごほんゆびのはくしゅ


乳児クラスの子どもたちも真似しやすい手遊び歌です。最初は5本の指が登場して拍手をします。徐々に指が4本になり、3本になり…。子どもたちが小さな手で精いっぱい表現する姿がかわいいですよ。 

⑩ワニの家族


ワニの家族をお父さんから紹介していきます。それぞれの役割に合った動きがユーモラスですよ。最後は赤ちゃんが出てくるので自然と小さな声に。優しい気持ちになる手遊びです。 

ペンギンマークの百貨店

ペンギンマークの百貨店【手遊び歌】【保育士実演】

5階建てのペンギンマークの百貨店を巡る、数遊びの要素がある手遊びです。それぞれの階を楽しみながら周ったら、最後は5階の映画館へ。映画を観るときは誰でも静かになりますよね。ストーリー性のある手遊びです。 

手遊び歌で保育のレパートリーを増やそう

手遊び歌は道具がいらないので手軽に取り組めます。日々活動の準備や記録に追われている保育者にとって嬉しいポイントです。保育の隙間時間やちょっとしたレクリエーションに、ぜひ手遊び歌を子どもたちと楽しんでくださいね。

【関連記事】
ほいくisメンバー登録はこちらから
ほいくisメンバーに登録(無料)