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『春よ来い』ピアノ楽譜と練習動画セット|室内遊びを楽しむアイデア

『春よ来い』ピアノ楽譜と練習動画セットのイメージタイトル
「スグ簡単に遊べる音楽」作品を発表しているミュージシャン&ピアノ講師で元保育士の藤本ちかさんによる連載です。今回は、春の季節の定番ソング「春よ来い」のピアノ弾き歌いが練習できる動画と、オリジナル楽譜をセットでお届けします。
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オリジナル楽譜を無料ダウンロード

日々の保育で使えるピアノ弾き歌いの楽譜をオリジナルで制作しました。今回は、3月の行事や活動でよく歌われる定番ソング「春よ来い」です。

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【今回の楽曲】春よ来い

童謡「春よ来い」に登場する赤い鼻緒のじょじょと桃の木
皆さんはどんな風景に、春の訪れを感じますか? そして春が来たら、何がしたいですか?

今回取り上げる「春よ来い」の楽曲は、作詞/相馬御風、作曲/弘田龍太郎が手がけた古くから親しまれている日本の童謡です。歌詞の中に出てくる「みいちゃん」は、作詞者である相馬御風の実際のお子さんを指しています。また作曲家の弘田龍太郎は、他にも「鯉のぼり」「浜千鳥」などの代表作があります。
今回ご紹介する「春よ来い」は、簡単に弾き歌いができるようにアレンジをしています。

この記事では2種類の音楽あそびをお伝えしますので、 日常保育に取り入れてみてください。
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【解説】楽譜について

開花し始めた桃の花

原曲「春よ来い」とは?

早く春が来てほしいなぁと待ちわびた気持ちが込められた「はるよこい!」という呼びかけが可愛い歌ですよね。

ご用意した楽譜は4分の4拍子ではなく、4分の2拍子で表記されています。歌詞は2番まで。歌詞には、その時代の、春を待ちわびる風景や人の様子が描かれます。

原曲はイ長調ですが、歌いやすく弾きやすいようにト長調に移調しています。低音から高音まで1オクターブを使う楽曲のため「ト長調(調号:全てファに#がつく)」の楽譜をおすすめします(歌の始まりは、シーシラシー)。

またヨナ抜き音階のため、日本情緒あふれる楽曲となっているのが特徴です。
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遊びのアレンジ①音楽にあわせて歩いてみよう

歌詞の中に、「歩き始めた、みいちゃんが」という言葉が出てきます。

拍子の頭1拍目に、子どもたちと1歩また1歩と歩いてみましょう。その際、子どもは保育者の足の上に乗ってみましょう。
  • 0歳児~1歳児:保育者が後ろから、子どもの体を支えます
保育士が子どもを後ろからサポートするイメージ
  • 2歳児~5歳児:保育者が後ろから、子どもの両手をとって支えます。子どもの体幹も鍛えられますよ!
リトミック教室など集団の親子で遊ぶ場合
  • 音楽に合わせて近くのお友だちのところへ近づいていきます。
  • 4小節のフレーズごとに、方向転換をしてみましょう。
  • だんだん近づいたり、目があったり…いろんなお友だちに出会えるかな?


 遊びのアレンジ②布やティッシュを使って遊ぼう

フワ布を振って音楽遊びを楽しむイメージ
フワ布(オーガンジー)、ティッシュ、ハンカチなどを1人1枚用意します。
  • 春の風をイメージして、大きく左右に手を振ってみましょう。
  • 歌に合わせて、ゆったり揺らしてみましょう。
ピアノに苦手意識がある先生は、CDなどで音楽を流しながらやってみましょう! 歌詞を覚えてきたらアカペラで歌いながら、やってみてください♪

子どもたちと春の訪れを感じよう

2番の歌詞には「桃の木のつぼみがふくらんで…」といった言葉が出てきます。

実際に園庭や自宅、散歩先で桃の木を探して、いつ開花するかをみんなで心待ちにしてみてはいかがでしょうか? 他にも街を歩きながら、春の訪れを探してみてくださいね。

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藤本 ちか(ふじもとちか)

この記事を書いた人

藤本 ちか(ふじもとちか)

保育士やリトミック講師、ピアノ講師といった経験を活かしながら、「スグ簡単に遊べる音楽」作品を発表しているミュージシャン&ピアノ講師。「0~5歳、兄弟や異年齢でも遊べる」「ピアノ初心者の先生も、弾きやすい」「家庭で親子が、サクッと遊べる」など、保育に役立つ実用的なオリジナル作品をYouTubeで配信。音楽イベントやセミナー講師などさまざまな分野で活躍中。

<YouTubeチャンネル>
https://www.youtube.com/user/k2506091/featured

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